Q-AXシネマ 水曜日でもレイトショーしか行かれないので、「ナイロビの蜂」も見たかったけど、ブラジリアン・フットボールの神髄を探るべく行ってみることにした。が、疲れてヘロヘロだったので映画館に着くまで見ようか、そのまま帰ろうか迷ってた。しかし「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督がプロデュースと知って、見てないけどハズレはないだろ、と鑑賞決定。 今年の始めに出来たばかりの映画館。何気にTHXなんで来てみたかったんだー。1階はカフェになってて地下のシネマ1は264席もあるのに、カップル1組しかおらん。窓口で買った席は同じ列だったけど、せっかくだから後方の真ん中で特等席。後からもう一人来て、総勢4人で貸切状態。 冒頭では「ブラジル人は、誰でもGiNGAを持っている。」という前フリが入るだけで、それが何なのかは説明がない。サンバ"ノリ"ってとこだろか。 サッカーに関わる10人のブラジル人のドキュメンタリー。 1.Romarlinho:「GOAL!」を地で行くスラム街の少年。可愛い~ 2.Sergio:裕福な都会でフットサルに熱中する白人の高校生。逆差別があるんだ~ 3.Natalie:フットバレーに打ち込む女性。仕事と趣味を両立させて楽しそう 4.Paulo:プロチームのテストに挑戦しては落ち続ける少年。悔し涙がいつか笑顔になればいい 5.Celso:ジャングルでガイドをする青年。浜辺での練習は違うスポーツみたい 6.Wescley:交通事故で片足を失った青年。松葉杖ついてるのにこんな事が出来るのか 7.Garrincha:選手への夢は諦め、カポエイラの指導に当たる青年。素晴らしい筋力 8.Falcao:サッカーへ転向するも帰って来たフットサル・チャンピオン。そういう道もあるんだね 9.Karine:リフティング記録保持者の女の子。パパと一緒に気合いだーっ 10.Robinho:ご存知、ブラジルの王子様。子供の時から変わってないよ ブラジル人ってほんとに皆ジーコみたいにホゲホゲ~って喋るんだな、と妙なとこに感心もしたが、とにかく超絶テクの嵐でスゴいんだわ。これじゃ日本が勝てるわきゃないよ。「RIZE」見た時も思ったけど、血が違う。 その辺の子供や兄ちゃんがこんなに上手いのに、成功するのはほんの一握り。この中ではロビーニョが一番の成功者だけど、他の少年達とは何が違ったんだろう。ロナウジーニョの子供時代のCMもあったけど、みんなフットサルで技を磨くんだね。 一番感動したのはウェスクレイ君かな。事故に遭った経緯も泣けるけど、杖と片足だけで健常者と一緒にゲームするのを見て、均整の取れた体つきもあり、なんて美しい姿なんだろうと涙が出て来た。パラリンピックも見てみたくなったよ。 カポエイラはダンスにも関係するんで、ガリンシャの話も面白かった。あんな筋力あったら、なんでも出来るね。羨ましぃ~ 彼が言うには「Ginga」ってのは、「歩く基本で、身体の力を抜いて揺らすこと」なんだそうだけど、カポエイラが武道に近いように、もっと精神的な意味がありそう。 ロマーリニョやロビーニョの話にも出て来るけど、入団テストの基準がテクより体力、身体にサンバのリズムが流れてるかって言うの、こないだロナウジーニョのTVでも言ってたけど、よくわかる。リズム感のいい子はサッカーも上手い。 この映画も全編ブラジル音楽が流れてて、アニメを使ったポップな絵作りもあって、とても楽しい。 ブラジル各地の経済格差や人種差別問題なんかも垣間見えて興味深いが、ドキュメンタリーとして見るとブッた切りの話も多く、もう少し人数減らして一人ひとりを掘り下げた方が良かったような気もする。 でもリズム重視の流れから言えば、これでOKなんだろうな。飲んで"揺れ"ながら見れたら最高だなぁ~ 公式サイトはこちら 公式ブログはこちら