世田谷パブリックシアター
「Lust For Life」のともみさんお勧めの、ナイロン100℃の公演「ナイス・エイジ」を見て来ました。ともみさんは別の日に行かれたので、「Obsidian Mountain」のcoyoteさん、うさ課長と一緒です。
普段、演劇までは手が回らないのですが、他の方からもナイロン100℃は面白い!と伺ってたので気になってたところ、チケットを取っていただき初体験。演劇は安くていいな。
三茶近いのに、ここの劇場も初めて入りましたが、こぢんまりとしてて綺麗。
パンフが昔のプラモ風の箱に入ってて凝ってるなぁ。過去作品のDVDもたくさん売ってます。
ナイロン100℃に関しては、有頂天のケラさんがケラリーノ・サンドロヴィッチ氏として演劇人になった事しか知りませんでしたが、"笑いながら人を殺すような感じ"と聞いていたので、毒のあるシニカルな劇風なのかと思ってました。
この作品もタイムマシン物としか情報を仕入れず鑑賞しましたが、お、面白いこんなに爆笑出来るとは思わなんだ。構えてたほどひねくれてもなく、分かり易かった。
ナンセンス・コメディでバカバカしい設定なんですが(ケラさん、モンティ・パイソン好きなんだね)、各時代の小ネタも通過してる世代だけに80年代なんか笑える、笑える。
逆に元になった実在の事件を知っているので、泣けるところもあったりして。アホなように見せといて、実は家族愛のお話なんです。
意味のない笑いも視覚的なものから聴覚的なものまで。前にも書いたけど、自分は視覚から入るのに慣れてしまっているので、一番ウケたのは上から降りてくる小スクリーンに写る蜷川さんとか、オデッサの階段ネタ。
ダジャレや言葉遊びも大好きなので最初から最後まで笑い通しでした。(後からともみさんに聞いたけど、あの警棒はうまい棒だったんだって!海苔かなんか巻いてあるから不味いらしい・・・)
役者さんは大倉孝二氏しか知らなかったけど、ひょろひょろしたパンク青年の役だからか、妙~な動きと間がスパッドを思い出させてゲラゲラ。
タイムパトロールの旦那さんのコスプレ(キルト)にも大笑いしたけど、奥さんは長セリフをよどみなく喋り続けてスゴかった。教授だけでなく、みんな声も良くて、聴き取れなかったらどうしよう~なんて心配は全然無用でした。
ともみさん曰く、これはナイロン作品の中でも一般受けし易い方だそうですが、他の作品も見てみたいなぁ~。長時間なのがちょっと辛いけど、今度また誘ってねん
終わった後は土間土間にて、今回の感想に始まりユアンの話から世知辛い話まで、ともみさんが電話してくれたのにも3人とも気付かないほど、しゃべり倒してましたよ。
ナイロン100℃公式サイト