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2007.01.17
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カテゴリ:Movie ハ-ホ

シネアミューズ ウェスト

今年初めての新作鑑賞は何にしようかな~と悩みましたが、「ファースト・ディセント」=初めて人が滑る斜面ってことで新年にふさわしいとコレに決定。descentは転落って意味もあるから不吉な気もするけど、最初に落ちとけば後は昇って行くだけだ!

シネアミューズは、イーストのあまりの狭さに圧迫感を感じて二度と来ねぇと思ったものの、東京じゃここでしかやってないので仕方なか。
ウェストはイーストより若干広い気もしますが、変な座席配置でやはり見易いとは言えない。

この映画はスノーボードのドキュメンタリーで、その中でもビッグマウンテンと呼ばれる、ヘリで山頂へ登って滑り降りて来るスタイルをフィーチャー。
実は予告編を見た時から絶対見るぞ!と密かに楽しみにしてたのですが、も~ブッたまげましたよ!!殆ど垂直な急斜面を降りて来るライダー、切り立つ断崖からの大ジャンプ、襲い来る雪崩、あぁー早く逃げて~っ!

狭い頂に降り立ちヘリが飛び去るのを見上げる5人のライダー、ロックガンガンでグラフィティな文字の流れるオープニングもカッコ良さげでワクワク。この手のって昔はデジロックとかかかってたけど、今はエモってジャンルがあるとですか・・・。

私もスノボに挑戦したことはあるのですが、滑れるようになる前にすっ転んで足を捻挫し、発表会前なのにエライ目に会い辞めました。元々運動神経切れてるしスピード恐怖症なので、向いてないんです。
でもオリンピックなんかで見るのは結構好き。フィギュアと同じで技はよくわかりませんが。

この映画にもトリノ・オリンピックハーフパイプ男子と女子の金メダリスト、ショーン・ホワイトハンナ・テーター(2005年作品なので実際にはメダル獲得前)、ビッグマウンテンの先駆者やカリスマであるショーン・ファーマー、ニック・ペラタ、テリエ・ハーコンセンが出演。彼らがアラスカのバックカントリーへチャレンジする姿を追い掛けます。

ビッグマウンテン初挑戦のティーンエイジャー2人とベテラン30、40代3人とのチームがバランス良くて、プライドを持ちながらも互いにリスペクトし合い、それぞれの立場からこのプロジェクトに賭ける熱意が伝わって来る。
5人の生い立ちや故郷での家族との暮らし、現在の活躍ぶりを紹介してくれるので、私のようにショーン・ホワイトの名前くらいしか知らなくても彼らの人となりがわかるようになってます。

中でも江川達也似40歳ショーン・ファーマーの、昔は無茶やったけど俺ももうトシだな、いやまだまだやれるはず・・・っておっさん魂がいい味出してる。なんか可愛いような、共感出来るような・・・ビッグエア失敗組のハンナと、いつの間にか仲良くなっちゃってるとこも微笑ましいうっしっし

巨大キッカーからの30M越えジャンプで、この2人が転げ落ちた時はハラハラしましたが、パウダーだからか意外と平気なもんなんだ。こういう人達って保険には入れるのかな。
女の子で挑戦するだけでも凄い、とショーンにも感心されてたハンナの男勝りは家庭環境の賜物だな。兄ちゃん4人とは何て羨ましい赤ハート

基本的にみんな真面目だね。スポーツ選手全般に言えるけど、彼らの場合は常に危険と隣り合わせ、命に関わるので真面目にやらなきゃ絶対に無理。
始めは未経験の若い2人がどうやってあんな高い山から降りて来られるんだろうと思いましたが、ベテラン3人組が雪崩救助からライン取りまで教えると、天才ライダーの2人は難なくクリア。

途中、もう一人の若き天才トラヴィス・ライスが合宿中の5人を訪ねて来ます。予告編にあったあの雪崩の切り抜け方は凄かった!!ああいうのはセンスなんだろうな~やっぱし。
陽光が差す白銀の世界を、ショーンと2人でクルクル回るビッグエアも圧巻。カッコいいし、美しいし、スロモじゃないのにあれだけの滞空時間を飛べたら気持ちいいんだろうなぁ~。

ショーンとトラヴィスはXゲームズで名を上げたそうですが、東京ドームでこんな巨大イベントやってるの知らなかった・・・が、この場面はこっ恥ずかしくてムズムズした。
「日本でのスノボの大ブレイクがシェアを拡大したんだ。」と言う反面、「ボードを1年に6枚も買うんだぜ。」なんてメーカーからすりゃいいお客様だわな。
サッカーでも感じるけど、海外モノに熱狂する日本人を見せられるのは、我が身の姿を突きつけられてるようで穴があったら入りたくなる。外国かぶれなんだから、もぅ~ほえー

そんな人気スポーツへと成長するまでを、スノボの発祥から黎明期、欧米でアルペンとフリースタイルに二分して発展し、サブカルチャーにも影響を及ぼして行く様子がいろんなライダーや関係者(何気に男前多し)から語られるのも、全く知らない世界なので興味深い。
たった20年で反体制思想からオリンピック競技にまで昇華させたなんて、凄いじゃないか。

しかし初めて認められた長野オリンピック時にメダル候補第一人者だったテリエが、国同士で戦うのは自由を求めるスノボ精神に反する、と出場拒否したり、大回転金メダル選手の大麻疑惑でメダル剥奪(その後撤回)が、せっかく好転したスノボのイメージを著しく貶めたなんて逸話が続き、やはり日本はスノボの歴史に大きく関与してるらしい。

こういった背景の説明が多いので、お勉強にはなるがスノボ映画としては期待したほどの疾走感がない。
しかし最後に、標高がそのまま名前である山頂7601上に5人が降り立つオープニングへと繋がった。強風と恐怖心から身動きすら出来ず、ヘリも戻って来られないだろう・・・って一体どーすんの!?
と思ったら呑気なギターがテケテケ言ってる中、緩い斜面を降りて来て楽しい合宿だった~とか言ってるハンナ達。結局ヘリで移動出来たらしいんだけど、これで終わり?とガッカリしてたら、テリエが戻って滑りたいと言い出しました。

これが予告でさわりだけ見たクライマックス。60°の急斜面を慎重に降り、崖や谷も飛び越えてテリエは帰って来た・・・凄いよ!!マジ感動した。この人はその生き方といい、相当カッコいい。
彼が後から語った「恐怖心を乗り越えれば何でも出来る」って言葉を今年の座右の銘にして、辛い時は彼の姿を思い出そう。頑張ろう!!ヤル気出た!・・・1日しか持たなかったけどほえー

「ファースト・ディセント」公式サイト

First Descent.jpgショーン君はカバちゃん似






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最終更新日  2007.01.22 01:39:58
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