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テーマ:本のある暮らし(3205)
カテゴリ:本
教会員の方で、脱サラをして写真屋さんを始めた方がいらっしゃる。ときおりお訪ねして昔の写真やフィルム、スライドをデジタル化していただいているのだが(もちろん有料ですよ)、昨日お訪ねしたとき、一冊の本を紹介していただいた。
以前、姜尚中さんが紹介していたのを新聞で見た記憶があったが、それ以来忘れていた。そして、実物を見るのははじめてであった。在日コリアンの一世の姿が文章と一枚のモノクロの写真によって描かれている。一体全員で何人の人が描かれているのだろう、日本各地から在日一世の方の姿が納められている。じっくり読みたい本であり、わたしにこの本を紹介してくださった方は、印刷も写真もものすごくいい、と言われていて、さらに驚くべきことは、この本がなんと2900円という破格の安さである。 本の説明を見たら90人の方の写真であり、一枚の写真が一ページで見開きでその写真の人物の解説が一ページあるので、少なくとも180ページ以上になる。大きさがA3版ぐらいだった。各地を渡り歩いて写真を取るのに、いろいろとお話しながら良いポーズを写す、という並々ならぬ努力を考えると、すごい写真集だと思って、食指が動いたのである。 写真家の略歴は以下のとおり。 李朋彦(イプンオン) 1979年日本写真専門学校卒業。1980年韓国全土を撮影(1980~1983)。1983年個展「哀号」(祖国韓国撮影、本名宣言する)。1995年フリーランスに。1992年大阪にスタジオリー開設。1999年東京にスタジオリー開設。2002年個展「ガイアの風」(世界のネイチャーフォト)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 15, 2007 09:05:39 PM
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