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骨髄移植 こぼれ話 その1

骨髄移植 こぼれ話 その1


トイレ

入院中、私の腸は動きを止めていた。

おならをしちゃいかんという緊張感が、その動きにストップをかけたのだ。

あたしは すかしっぺ をすることができない。

あたしのそれは、旦那に言わせると「地響きのような」ものらしい。


毎朝、このガス抜きで一日が始まる。

始まるだけでなく、一日中、ガス抜きをしているのだが、さすがにカーテン一枚の仕切りじゃあ、無理・・

いかに私でも・・・・無理・・・むり・・・爆音をとどろかせるわけにはいかない。

ガス抜きができないってことは、大物も出てこない。


ありがたいことに病院のトイレはウォッシュレットだった。

これで刺激して・・・・・

でも無理・・・むり・・・だって、共同トイレじゃん。やっぱ気になる。


あと数日で自宅に帰るんだから。。と開き直って膨らんでくるおなかをさすってすごした。

あと数日退院が遅かったら、あたしゃガス爆発してたかもしれない。




ちなみに、放射線治療を行うと全身の皮膚が弱くなって、とても紙でなんか拭けないんだと。

ウォッシュレットがなきゃダメなんだって、隣の患者さんが教えてくれた。


          (次回 こぼれ話2 看護士さんとコーディネーターさん    につづく・・・)            


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