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カテゴリ:視察
こんにちは。中曽根です。
今日は私の好きな文房具の博物館をひとつご紹介しましょう。 東京・京橋にある筆記具のトップメーカー・パイロット本社の2階は パイロット・ペンステーションという博物館になっているのです。 入場は無料ながら,なかなか充実した見ごたえのある博物館です。 巨大ペンを用いたペンのしくみや,万年筆のペン先の作り方, インク吸引方法の移り変わりなど,若干マニアックながらも興味深い展示があります。 万年筆は芸術品でもあります。そのデザインを楽しむというのもひとつの趣であるわけです。 日本の芸術的な万年筆といえば,なんといっても漆塗りの万年筆。 この博物館にもたくさん飾られています。実に美しい。 下の写真はパイロットの古いインク瓶の展示です。 レトロな風格がありますね。当時は高級品だったのでしょう。 筆記具の歴史のコーナーでは,石版に棒を持って削り込んでいたクサビ文字の時代から, 万年筆の発明,ボールペンの発明,繰り出し鉛筆(シャープペン)の発明など ペンの移り変わりが実物をもちいてわかりやすく展示されています。 歴史的な条約を交わす場面で,両国の代表が万年筆でサインしますが, そのときのペンなども展示されていますよ。 万年筆は歴史的イベントの重要な脇役でもあるわけです。 ちなみに1階はペンステーションカフェというのがありますよ。 万年筆を眺めながらコーヒーを飲むというわけではなく, 朴訥なコーヒー屋ですが,パンがおいしかったです。 ペンステーションは京橋駅を降りてすぐです。中央通り沿いにありますよ。 日曜日はお休みですのでご注意ください。 さて,筆記具ネタでもうひとつ。 私がふだん使っている万年筆(安物)はパイロットのものではないのですが, 最近パイロット社のペンで面白いものを見つけました。 PILOT【ゲルインキボールペン】FRIXION BALL BZ 極細0.5mm シルバー 消しゴムで消せるボールペンというのはこれまでありましたが, このフリクションペンに使われているインクは,なんと温度変化によって消えるインクが 使われているのです。ペンの後ろについているゴムでこするときれいに消えます。 消しゴムのカスも出ませんし,紙も痛まないので鉛筆の代わりとして 気に入って使っています。地図のメモ書きや,計算書などに適しています。 廉価のものもあるようですので,一度お試しください。 驚くほどよく消えますよ。 ではまた。 中曽根 ニクソン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年08月09日 17時19分41秒
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