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中村駅長日誌2006

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2012.06.02 楽天プロフィール Add to Google XML

ツイッターについて

ツイッターは「他人の家の部屋の壁に落書きする」というイメージがある。
ブログは「自分の家の部屋の壁に落書きして、出入り自由」って感じかな。

だから、ツイートはためらうんだよな。
「他人の家の部屋の壁に落書きする」ことがあかんとは全く思わない。逆にオモロいんやないか、と。
家に帰ってきて、壁にちょっと笑えることとか、素敵なコトバとか、なるほどと思うこととか、ああ、あいつ、元気にしとるなあとかね。

だからね、これは自戒をこめてなんだけど、
自分のマイナスの感情を「他人の家の部屋の壁」に書き殴るのは、気をつけないかんね。
それは、ピンポンダッシュと同じやから。
それは、ペンキでね、感情にまかせて、ベタベタ描くわけやから。
それは、それは、気が晴れると思う。
気持ち良いと思う。

お金をつかわない素敵なストレス解消方法だからね。

しかしね、自分の快楽のために、他人を犠牲にするのは、獣のすることですからね。
うちのオフクロの名言のひとつですわ。


ブログもそうで、気をつけなあかんねんな。私は劇団員に何度も注意されてるんだけど。

だから、ツイートの回数が少ないんだな。

コトバを内に留めておくということも、劇作家には必要なんだけど。
言語化するっていうことと同じくらいね。

昔、ある人とツイッターについて話したことがあって、
百歩ゆずって、140文字に伝えたいことを凝縮することが、劇作家の訓練になるのかどうか、てことです。
我々の言う文体はリズムのことではないのか、
間のことではないのか、
コトバを発したあとの沈黙のことではないのか、
コトバを発する前の沈黙のことではないのか。

イジリーのツイートくらい、突き抜けるのは、アリだけどね。


Last updated  2012.06.02 20:39:09
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宮部みゆきミステリー第1夜「理由」

宮部みゆきさんの熱心な読者ではないが、テレビでやってたからね、第1夜から第4夜まで続くらしい。

このミステリーの特徴は、オープニングで、三つの他殺死体と、一つの飛び降り自殺かもしれない死体が提示され、4つとも被害者の身元がわからない、ということである。
また、現場の防犯カメラに映った2人の人物もわからないといった風呂敷を広げて、始まる。
出だしは悪くなかった。

身元がわからないという「理由」は、マンションの「占有屋」だったというアウトプットが中盤にあり、一挙に解決する。

結論から言えば、物足りなかった。

悪い意味で、「お茶の間」ドラマだ。
事件を追う刑事は寺尾聰だが、ある「理由」で、彼は家族を捨ててきたのだが、
事件を追いながら、彼が「家族」について、考えていくという構造になっている。
こうなると、先がわかるじゃん。家族の再生ってね。
だからね、つまんなくなる。
私はストーリーが観たいわけではない、リアルが観たいのだということがわかった。
ニンゲンのリアル。

寺尾聰、杉本哲太らがええ芝居するので、最後まで観たが。

さて、第2夜はどうか?
観るよ。
だって、主演は柄本明やからね。


Last updated  2012.06.02 19:54:43
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「X-メン ファーストジェネレーション」

シリーズの中でも、良い出来だと思う。


青い肌をした他人に化ける能力のミュータントの女の子ミスティークの、プロフェッサーXからマグニートーに惹かれていく描写など、うまいと思う。

ミュータントの中にも、差別があり、見た目が普通か、そうでないか、が、サブテーマのひとつであるが、これはね、ちょっとね、重要なテーマだな。
機能的なことより、美醜てのは、危険なテーマだけども、あるもんね、ものすごくある。

マーベルのアメコミ作品の映画化は、「差別」に触れてきますな。そのあたりが、荒唐無稽作品に、リアリティを与えるんやろな。


Last updated  2012.06.02 18:00:58
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2012.05.31

「阪急電車片道15分の奇跡」

この映画はね、「阪急電車」の長編CMだった。

良い話エピソードだけでは、私は揺れないなあ。

身近な「阪急電車」をゆっくり見ることができたので、二時間、観た。


Last updated  2012.05.31 20:14:24
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NODAMAP「THE BEE 」

大阪ビジネスパーク円形ホールにて、NODAMAP「THE BEE」、観劇。

脱獄犯に妻子を人質にとられ、自宅に籠城されたサラリーマンが、脱獄犯の妻子を人質にのり、脱獄犯の家にたてこもる。
シンプルな構造の戯曲は、多分に原作である筒井康隆色が強く感じられ、それはそれで、面白かったが、
野田秀樹さんのいつもの戯曲の方が私は好きやなあ。
演出は勉強になった。
出だしの15分が、とてもスピーディーである。
野田さんの演出は「見立て」ですよね。
例えば、紙、鉛筆などがいろんなものに「見立て」られる。

劇場は、小劇場サイズ。
いつもの野田地図公演より、小さい。
小劇場演出であった。
音、音、音。
ドアのポストから、ぽとりと封筒が落ちるのね。
封筒の落ちる音。

俳優野田秀樹さんが突出した芝居だった。独り芝居のよう。
狂気を孕む身体。


Last updated  2012.05.31 20:11:39
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2012.05.30

「平清盛」第21 回

前半のクライマックスである保元の乱を描く今回。

ドラマチックではなく、スマートではなく、混沌を混沌のまま描いていて、それはある意味、リアルやなあと思った次第ではあるが、
平氏も活躍しないしね。

あれだ。平忠正の真意、サブテキストがわかりにくいのだ。

どっちなんだろう。
平清盛を信頼しているのか?見限ったのか?
アウトプットは次回に持ち越しなんだろうけどね。


私は、忠正は頼盛を救うため、崇徳側についたと思いたい。その方が泣ける。

清盛に対して不信感を抱く池禅尼との対比にもなるし。


Last updated  2012.05.31 00:08:42
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2012.05.29

「家族のうた」第7回

「打ち切り」で話題のこのドラマは、残すところ、今回を入れてあと二回。
普通のドラマは1クール12回やから、4回、当初より、端折ることになる。

つまり、終わらせるための、伏線のアウトプットが性急になるのだ。

まず、大きな変更は、主人公オダギリジョーの家に居候をする秀じいが、たぶん当初は、オダギリジョーの失踪した父親だという設定に違いなかったが(伏線は結構はられていた)、他人という設定に変更された(ような気がする)。

また、サブテキストのテキストへの流出、内面の外面化、つまり、劇的瞬間が、結構、安易に連発させている。
内面の外面への流出なんて、ダムの決壊の喩えがわかりやすいように、
登場人物同士の、また、事象とのテンション(緊張感)が高まってからの、ダムの決壊なのに、ね。

母親エピソードとか、息子エピソードとか、エピソードとかで泣けませんよ。
やはり、「引き裂かれた身体」に揺れたいよ。

なんだか文体も変わったなあと思っていたら、脚本家が変わってました。

あ、ロックのレジェンド出演ですが、EGO-WRAPPIN'でした。
EGO-WRAPPIN'は嫌いではないのですが、(私にとりまして)盛り上がりにかける微妙さでした。


Last updated  2012.05.30 23:33:22
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2012.05.27

「平清盛」第20 回

保元の乱、前夜である。

後白河天皇と崇徳上皇の対立。
まず、摂関家は、後白河側に、藤原忠通、崇徳側に朝廷を追われた藤原頼長がつく。兄弟が分かれるわけだ。
頼長という人は切ない。
公家政治を改革しようとして、やりすぎてしまったために、他の公卿反感を買い、はめられたのだ。
悪左府と言われながら、その実、誠実な人だったのではないだろうか?
日本を想う気持ちは偽りがなかったのではないだろうか?想像しかできないが。
オウムを飼っていたのも、男色なのも、大河ドラマで使われているエピソードは、本人の日記が残っていて、本当らしい。
私はおこがましくも、自分が頼長とかぶるのだ。おこがましいけどね。
私は陥れられた経験がある。

源氏は、父と子が、敵味方に分かれる。
そして、子である源義朝の第一の部下、趙方豪さんの甥、趙たみ和さん演じる鎌田正清、
また、父である源為義の第一の部下、鎌田忠清、父子も敵味方に分かれるのだ。
為義に、「馬屋が混んでる」故、遅れてまいられい
と、言われ、時間を与えられた父子のシーンはとても良かった。
ここにも、通じ合いつつ、袂を分かつ親子の姿がある。

平氏は、清盛の叔父の忠正が崇徳側につく。
伏線は前からはっていたのだが、
清盛を信頼しているのか、していないのか、わからない。
「兄(清盛の父忠盛のこと)が生きていたら(清盛と)同じことを言うたと思う」と、信頼を意味するセリフはあったのだ。

平氏も一枚岩ではなく、揺れている。
池禅尼役の和久井映見がピリリと平氏側のキャラクターのテンションの糸を張りつめさせている。

忠正のコトバとして、頼盛が叫ぶ。

「(清盛とは)はなっから、絆なんてないわ!」と。
このセリフは、強烈に響く。

我々は、あれから、何度、「絆」というコトバを聞いたのだろうか。

否定ではない。問い直すコトバだと思う。

独居老人より、同居老人の自殺の方が多いときく。
「家族」という幻想的イメージをひっくり返すようなことに触れている。

当然、お茶の間には、この大河ドラマは似合わない。


Last updated  2012.05.29 07:47:38
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2012.05.26

想流私塾卒塾公演、終了。

遅ればせながら、先週、想流私塾第16期生卒塾公演、終了しました。

私は塾生時代の3期、師範見習いの5期、師範として、6期から11期、師範が終わっての、12、14、15、16期と、関わらせて頂いており、
12回、全部で20作品くらいの短編戯曲を演出させて頂き、
この経験のおかげ今の私があると言っても過言ではありません。

今回も機会をくださり、本当に感謝しております。

私にとって、この卒塾公演は、エンゲキとはなんぞや?ということをとことん考える契機になっています。

今回、頂いた2作品は、双方、会話劇で、説明ゼリフがほとんどなく、無駄のないセリフで綴られた戯曲で、まず、好感を持ちました。
しかし、いかんせん、スケッチだなあと思いました。
まず、私の作業としては、セリフの行間からドラマを探し、浮き上がらせることでした、俳優と共闘して。

「洗う」っていう作品は、顔で笑って心で泣く芝居でありましたので、水の会以来、自分の中でまとまりつつある「引き裂かれた身体」を舞台上にあげるための「弁証法的」演出法が、合うのではないか?と思い、
また、俳優陣にもこの方法を面白がってもらい、実践しました。

「正義」は、シンプルな構造なんだけど、読んだときは、作家が一体、セカイの何を見てんのか?何が言いたいのか?つまり、作家の「思想」がわからなかった。
うむむ。
タイトルに戻った。「正義」というタイトルなんだから、「正義」の話なんだろう、と。
「正義」は、場所と時代変われば、コロコロ変わる代物で、勝てば官軍というコトバもあるくらいで、だから、「正義」というコトバを揺らそうと、んで、
塾生の許可をもらい、前編と後編をひっくり返し、最後に登場する先生の、セリフは一切変えずに、セクハラをさせた、と。
あと、「正義」というコトバは、観念であるので、舞台上では、前編は「大学ノート」、後編は「学校新聞」に具対物として集約させ、となると、くしゃくしゃにまるめたり、拾われ、押し広げる具体的行動が、再度、観客へ、観念として、伝わるのではないか、と。
これが、2作品の演出プランでした。

観念→具体→観念、の、一連の流れは、似たようなことが、
吉本隆明さんの「カールマルクス」に書いてある。

さて、
林慎一郎、高橋恵、両師範、本当にお疲れ様でした。
AI・HALLさん、本当にありがとうございました。

スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。

来てくださったお客様、本当にありがとうございました。

それから、私のチームの作家お二方、本当にお疲れ様、そして、機会を与えてくださりありがとうございました。

俳優の皆様、本当にありがとうございました。
私のチームはみなさん、本当に頑張ってくれて、良かったなあと思うのですが、
別のチームに一人、揺れた俳優がいてね、「良かったです」と、お伝えできて良かった。こういうことは、伝えたいと思った。

さて、
自分の演出方法がシンプルにまとまった感があることが、私の財産です。

はやく空駅で稽古をしたいなあと思いました。

その前に、まだまだドラマ探しと、「親鸞」と「吉本隆明」を私なりに身体に取り込めなければならない。
付け焼き刃でもね。

劇作も、演出も、付け焼き刃から始まったからね。

打ち上げの6割は、
私は「小笠原」君としゃべり、
うち2割は、他の人に、「小笠原」のことを話し、
どんだけ、自分が「小笠原」に取り込まれてしまったか気付き、愕然とした夜だった。

私は、いまや、「小笠原」部の部員ではないか。
「小笠原」風の服を着て、「小笠原」ご飯を食べ、「小笠原」電車に乗って、「小笠原」ツリーを見に行くのだ。
「小笠原」色のライトパフォーマンスを見ながら、「小笠原」しいね、と、つぶやくのだ。

あー、たくさん芝居の話をしたのに、彼は覚えちゃいないのだ。

私は覚えている。
「林君の演出のほうがのびのびできますねえ」とのコトバを。

元「初恋の嵐」というバンドの隅倉弘至というベーシストは、斉藤和義バンドとトータス松本バンドのベーシストである。

小笠原、俺と慎ちゃんと、どっちがトータスなんだ?
どっちが斉藤和義なんだ?
あー。俺をせっちゃんと言ってくれよ。
嘘でもいいからさ。


Last updated  2012.05.26 20:53:46
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「相棒-劇場版2-」

「相棒-劇場版2-」を観た。
シナリオは、1よりも良いような気がした。警視庁内で全て事が起こるからだ。
過去の復讐というのは、前作を踏襲しているが。
2よりも、1の方が良い点は、相棒、すなわち、ミッチーより寺脇さんの方が良いんでないかいという点である。
あまり、二人の補い合う関係性が描かれてなかった気がする。他は、2の方が良かったんだけど。
でも、それって、一番大切なことなんちゃうのかな。「相棒」ってタイトルなんやから。
テレビシリーズはほとんど観てないが、テレビではたぶんミッチーは活躍しているのだろう。話題やったからね。あくまでも、映画では、ミッチーは取り替え可能な感じがしました。
前半は、警視庁籠城事件、後半は七年前の爆弾テロ事件の真相を暴いていき、影の悪に辿り着く。
このストーリー構造は悪くないんだけど、後半、テンションが下がったように感じた理由は、
公安が、あえて、爆弾テロ事件の絵を描いた理由が、弱い気がする。
公安機密自体のテンションが低いような気がしました。
水谷豊という俳優は、とても興味深い。
しっかり(売れるだけの)キャラクターを作っているのだが、いわゆるキャラクター芝居ではない。
あのキャラクターはとても良い。「相棒」の人気の大部分は水谷豊である。当たり前であるが。

Last updated  2012.05.26 14:51:28
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