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映画・演劇日誌

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2009.03.20
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AI・HALLにて、AI・HALL+小原延之共同製作「oasis」、観劇。

めちゃくちゃめちゃくちゃ良かった。素晴らしかった。
原真と雪之ダンが対峙するシーンでは、揺れて揺れて、涙がポロポロ出てもうた。ほんまにセリフにも出てきたけど、なんの涙かわからへん。
小原さんの誠実な視点と、俳優の物語の背負い方に泣けたんだと思う。

本舞台の周囲には、控えている俳優が丸見えで、衣装が吊ってあり、鏡まである。楽屋である。
この演出意図は、安易に物語に入ることを、死刑制度がテーマだけに、テレビドラマ的な感情移入を拒むのである。見事である。

初めはね、油断してた。核心になかなか近付かんし、モノローグで、進めるし、しかし、やられた。この作家に。
なんでこんなに、不器用に誠実なのだ。こだわるのだ。普通なら簡単に答えを出すところを、ほんで、劇的にして、誤魔化すのを、なんて、なんて、なんて、誠実なのだ。知ってたけど、「丈夫な教室」みたときから、知ってたけど。

素晴らしい作品でした。
もしかしたら、今年の一位の作品になるかもしれない。

アフタートーク、あったんだけど、残ろうかと思ったんだけど、残らなかった。
作品だけで充分だ。作品が素晴らしすぎたから、作家の声をききたくなかった。
どうせ、舞台上で、ヘラヘラしとるだけやろし。

小原さん、素晴らしかったです。





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Last updated  2009.03.21 01:38:28



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