カテゴリ:カテゴリ未分類
AI・HALLにて、AI・HALL+小原延之共同製作「oasis」、観劇。
めちゃくちゃめちゃくちゃ良かった。素晴らしかった。 原真と雪之ダンが対峙するシーンでは、揺れて揺れて、涙がポロポロ出てもうた。ほんまにセリフにも出てきたけど、なんの涙かわからへん。 小原さんの誠実な視点と、俳優の物語の背負い方に泣けたんだと思う。 本舞台の周囲には、控えている俳優が丸見えで、衣装が吊ってあり、鏡まである。楽屋である。 この演出意図は、安易に物語に入ることを、死刑制度がテーマだけに、テレビドラマ的な感情移入を拒むのである。見事である。 初めはね、油断してた。核心になかなか近付かんし、モノローグで、進めるし、しかし、やられた。この作家に。 なんでこんなに、不器用に誠実なのだ。こだわるのだ。普通なら簡単に答えを出すところを、ほんで、劇的にして、誤魔化すのを、なんて、なんて、なんて、誠実なのだ。知ってたけど、「丈夫な教室」みたときから、知ってたけど。 素晴らしい作品でした。 もしかしたら、今年の一位の作品になるかもしれない。 アフタートーク、あったんだけど、残ろうかと思ったんだけど、残らなかった。 作品だけで充分だ。作品が素晴らしすぎたから、作家の声をききたくなかった。 どうせ、舞台上で、ヘラヘラしとるだけやろし。 小原さん、素晴らしかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.21 01:38:28
|