|
|
|
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く |
火事で子供が亡くなった。
一年生だ。 両親は助かった。 その子は一人キッチンで倒れていたらしい。 うちの学校に何回か交流学習で来た子だった。 朝の職員朝礼でまるで事務連絡のようにそのことが伝えられた。 まるで事務連絡のように。 そして何事もなく日常は続いた。教師たちは何事もなくまた机に向かった。 交わされるのは情報だけだ。 そして、そのことは埋没していく。 うちの一年生はその子どもと幼稚部のときに三年間一緒だった。 一年生の担任は私の尊敬する本当に数少ない先生の一人で、二時間、子どもたちと一緒に泣いたらしい。 6才の子どもたちにはすぐに飲み込めない。支援学校ってのもある。 時間をかけて丁寧に話したんだろう。 号泣する子もいたそうだ。まったくわからずニコニコしている子も。 そんな日だった。 稽古場に向かう車の中で、斉藤和義がかかっていた。 そんなに知っている子ではない。 ぼんやり朝のその朝の事務連絡のような口調を思い出してた。 その瞬間の職場の空気を思い出していた。 私も日常に戻った一人だ。 不意に、涙がポロポロ出てきた。 なんで泣いているのかわからんかった。 涙がこぼれて仕方がなかった。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |