G-MAX N601 ハードディスク換装
2週間くらい前にファイルの書き込みに失敗したため、ハードディスクを換装することにした。手こずったため、詳しい記録を残すことにする。換装前のハードディスク(以下D1)はHTS726060M9AT00、60GB。パーティション構成は以下のとおり。 基本パーティション約18GB:XP, Cドライブ 拡張パーティション約8GB :データ用, Dドライブ 拡張パーティション約18GB:Vista, Eドライブ 拡張パーティション約10GB:Linux / 拡張パーティション約2GB :Linux swap換装後のハードディスク(以下D2)はHTS541612J9AT00、120GB。7200回転のものが欲しかったが、手に入らなかった。世間はSATAに移行したらしい。160GBではなく120GBにした理由は、137GBの壁に引っかかるリスクを避けるため。パーティション構成は以下のようにした。 基本パーティション約30B:XP, Cドライブ 拡張パーティション約40GB :データ用, Dドライブ 拡張パーティション約30GB:Vista, Eドライブ 拡張パーティション約10GB:Linux / 拡張パーティション約2GB :Linux swap計画した換装手順を以下に示す。全然このとおりにいかなかった。手順1-1: D1のLinuxパーティションをつぶしてFAT32のパーティション(以下F1)を作る。手順1-2: F1に、スワップファイルとハイバネーションファイルを削除したD1のEドライブのイメージ(以下EI)をNorton Ghostで作る。手順1-3: EIを別途用意したUSBドライブにコピーする。手順1-4: F1に、スワップファイルとハイバネーションファイルを削除したD1のCドライブのイメージ(以下CI)をNorton Ghostで作る。手順1-5: CIを別途用意したUSBドライブにコピーする。手順1-6: LOOXを使って、換装後のハードディスクの初期化とパーティションの作成を行う。手順1-7: LOOXを使って、CIとEIをD2のDドライブにコピーする。手順1-8: LOOXを使って、D1のDドライブのバックアップをD2のDドライブにコピーする。手順1-9: N601からD1を外してD2を取り付ける。手順1-10: D2のF1のEIをNorton GhostでEドライブに展開する。手順1-11: D2のF1のCIをNorton GhostでCドライブに展開する。実際の換装手順を以下に示す。試行錯誤したから冗長になっている。手順2-1: D1のLinuxパーティションをつぶしてFAT32のパーティション(以下F1)を作った。手順2-2: F1に、スワップファイルとハイバネーションファイルを削除したD1のEドライブのイメージ(以下EI)をNorton Ghostで作ろうとした。 しかし、Norton Ghostがファイルの読み込みエラーで停止した。手順2-3: VistaでD1のEドライブをエラーチェックした。ファイルがひとつ壊れていた。 しかし、バックアップしてあるものであったため、換装後にバックアップから戻すことにした。手順2-4: 手順2-2をもう一度行ったら、Norton Ghostがファイルの書き込みエラーで停止した。手順2-5: F1を使うのをあきらめて、D1のDドライブを使うことにした。Norton GhostでEIの作成は成功した。手順2-6: EIを別途用意したUSBドライブに移動した。手順2-7: Dドライブにに、スワップファイルとハイバネーションファイルを削除したD1のCドライブのイメージ(以下CI)をNorton Ghostで作ろうとした。 しかし、Norton Ghostがファイルの読み込みエラーで停止した。 Cドライブをエラーチェックするといくつものファイルが壊れていたため、CIを作るのをあきらめ、6ヶ月前のCドライブのイメージをCIとして使うことにした。手順2-8: CIを別途用意したUSBドライブにコピーした。手順2-9: LOOXを使って、換装後のハードディスクの初期化とパーティションの作成を行った。手順2-10: LOOXを使って、CIとEIをD2のDドライブにコピーした。手順2-11: LOOXを使って、D1のDドライブのバックアップをD2のDドライブにコピーした。手順2-12: N601からD1を外してD2を取り付けた。手順2-13: D2のDドライブのEIをNorton GhostでEドライブに展開した。手順2-14: D2のDドライブのCIをNorton GhostでCドライブに展開した。手順2-15: N601をリブートした。しかし、XPもVistaも起動しなかった。手順2-16: VistaのOSインストールディスクで「コンピュータを回復する→スタートアップ修復」を選んだ。リブート後、Vistaだけは起動するようになった。手順2-17: XPのOSインストールディスクで回復コンソールを起動して「fixboot C:」を実行した。リブート後、VistaのBootmgrではなくXPのntldrが起動するようになり、XPだけは起動するようになった。手順2-18: VistaのOSインストールディスクで「コンピュータを回復する→コマンドプロンプト」を選んだ。手順2-19: 「bootrec /fixboot」、「bootrec /fixmbr」を実行した。リブート後、XPもVistaも起動しなくなった。手順2-20: VistaのOSインストールディスクで「コンピュータを回復する→スタートアップ修復」を選んだ。リブート後、Vistaだけは起動するようになった。手順2-21: VistaのOSインストールディスクで「コンピュータを回復する→コマンドプロンプト」を選んだ。手順2-22: 「bootsect /NT60 All」、「bcdedit /set {ntldr} device partition=C:」を実行した。やっとXPもVistaも起動するようになった。手順2-23: 手順2-3で壊れていたファイルをバックアップから戻した。よく考えると、手順2-16~手順2-22は、手順2-16と「bcdedit /set {ntldr} device partition=C:」だけでよかったかもしれない。