2010175 ランダム
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帰ってきたナマトラマン!!

ナマトラマン外伝 その二

「帰ってきたナマトラマン!!」


ここは、M78星雲、光の国。


「お前なあ、怪獣や宇宙人にやられたんやったらともかく、女にシバかれて帰ってくんなよ!いくら温厚なワシでも、しまいにゃ踊るで東!!」


そ、そんなに怒らないでよドフィー兄さん。
ゼットンより凶暴な相手だったんだからさ!
そんな事よりも、僕に命をくれる話はどうなったの?

「女に殴られて死ぬようなアホにやる命なんぞ無い!!」


そんなあ!
ふしぃ隊員に殴られてカラータイマーが壊れちゃったんだから仕方無いじゃないか!


「女に殴られてカラータイマー壊す奴が怪獣と闘ったらどないなんねん!?」



大丈夫!
そんな危ない真似は絶対しないから。



「そうか、それやったら安心・・・・・・・・、な訳有るか~~~!!!!なにしに地球に行くねん?!」



今更、なにを分かりきったことを、ブログに決まってるじゃないか!!

僕は、これまで一日も日記を書かなかった日は無いという事だけが取り柄のプロブロガーだよ!
一文の得にもならない事をさせたら天下一品さ!

あれ?
ドフィー兄さん、なに泣いてるの?



「怒っとるんじゃ~~!!!お前みたいなアホは、怪獣墓場で死ぬまで、怪獣と闘ってこい!!!!」




へぶし~~!!!






















ところ変わって、ここは地球。

「あら、流れ星が落ちて来たかと思ったら、生田隊員じゃない!?」


フッ、西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が空に向かって飛んで行く、それが僕なんだよ。


「明けの明星が見えるのは東の空でしょ?西に見えるのは宵の明星よ。」



な、なかなか突っ込み厳しいじゃないか……、ふしぃ隊員、見直したよ。
腕力だけが取り柄のジャイアンじゃなかったんだね。

「もっかい、星になりたいの?」


ごめんなさい、もう言いません。


「相変わらず根性無しね。まあ良いわ。ドラマツキャップが呼んでるわよ。」


ちょっと、そのネーミング、センス無さ過ぎじゃない?


「つべこべ言わずに行ってこい!」











キャップ!
生田隊員、ただ今帰還しました。


「遅過ぎるんじゃ!何処で油売ってたんや!?」


何処でって、光の国で兄さんにシバかれてたんじゃないか!


「おい、私はドラマツキャップであって、ドフィー兄さんじゃないから勘違いするなよ。」


キャップがなんでドフィー兄さんの事を知ってるのかなあ?


「私は、キミの下らん戯言を聞いてるほどヒマではない!」


自分が言い出したくせに、ブツブツ。


「つまらん事突っ込んでんと、話を聞け!これから新入隊員を紹介するから、お前が面倒見るんや、分かったな!」


分かりました。


「こいつが新入隊員の黒龍隊員だ。」


「先輩、はじめまして!」

おいおい、君は光の国の同僚のドラゴニア君じゃ…?

「しっ!生田先輩、僕の地球でのコードネームはレオです。」


いきなりレオか!?
とばし過ぎやっちゅうねん!


「良いですか?ドフィー兄さんからの指令を伝えますよ!

『レオよ、お前の使命はナマトラマンの足の骨や手の骨や体中の骨をボキボキに折って再起不能にした揚げ句、特訓と称して、毎回イビリ倒す事である。』

との事です。」


なんやそれ!?
話がごちゃ混ぜな上に、根本的なところが間違ってるぞ!


「間違っちゃいませんよ。光の国は、ドジでノロマな亀のようなアナタを消去する事に決めたんですよ。」

ちょっと待て!
ドラゴニア君、話せば分かる!!


「問答無用!(笑)」


笑いながら、人をシバくんやない~~!!!



ナマトラマンよ!
君を待ち受けるのは闘いの道だけなのか?!


頑張れ、ナマトラマン!

負けるな、ナマトラマン!!

続くよ!


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