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なまず親父の巣穴
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虫とナマズと洞窟の好きな半病人オヤジの博物誌。

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ハニーサックル(ロニセラ)  ‘グラハムトーマ…
冬季でしたので表記どおりのこじんまりした苗が届きました。フェンス…[>>]
白花ライラック 根巻き苗
商品サンプル写真は貧相な株ですが、実際には大きな蕾付きの極めて立…[>>]
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魚と洞窟が好きなMr.なまずのへっぽこ日記 [全125件]

May 30, 2012楽天プロフィール Add to Google XML

美しく朽ちる

今朝、久しぶりに会社の近所を歩くと見慣れた空き家が取り壊されていた。最近、近所でオンボロ空き家の火災が相次いだせいか、次々と古い空き家が取り壊されていく。火災の原因はいずれも失火の類焼のようで不審火というわけではないようなのだが、ご近所としては古い空き家がそのまま残っているよりはスッキリ片付けて頂いたほうが地域防災上・治安上、公衆衛生上、景観上は好ましいに違いない。しかし、第三者的視点から見て、ある種の寂寥感を禁じえない。

自分が家を建てる頃になって、「美しく朽ちる」とはどういうことか考えるようになった。自然に崩れ、土に帰っていく自然素材こそ美しい・・・できる事なら工業製品を使わずに建てた家に住みたいと思っていた頃もあった。しかし、ある時、ナショナルジオグラフィックか何かで見た一枚の写真に心打たれた。それは、牧草地の中に佇む錆びて朽ち果てたトタン葺きの牛舎跡だった。錆びたトタンは醜悪である・・・という既成概念をその写真は見事に打ち砕いた。錆びたトタンに絡むツタは美しい。植物に包まれて鉄は錆び、自然に帰っていく。葛に覆われたコンクリートブロックのガレージもしかり・・・。植物に同化することで工業製品も美しく朽ちることを出来ることを知った。

わが家の外壁に(南海地震で大崩壊おこすことが目に見えてる)レンガ塀や塗り壁ではなくガルバリウム鋼板を採用するのに踏み切った理由はそれだ。
だから、いずれ、壁面にツタでも這わそうと思うが、妻子は「お化け屋敷みたいだし、虫が入ってくる」と、猛反対している。こっちは半分それが狙いなのだが・・・。工務店にも「いや、絶対ロクなこと起きませんから」と止められた。
電気屋には「火事や機械故障のもとになるので絶対やめてください」といわれた。水道屋だけは「面白いですね」と言った(なんせ自分に関係ないし)。
ちなみに、両親からは「これ以上変なことはみっともないからやめてくれ」と言われている。

昨日はあんまり嫁さんが「近所迷惑だから」とギャーギャーうるさいので、通りの川に面した数本のシダレヤナギを一本の主幹の途中からを残してバッサリと伐採した。
伐採してたら「これから暑くなるのに、どうして涼しげで風流な川べりの柳を伐採するんだ!」とご近所からお叱り多数。そりゃそうだよ。別に他人の土地に枝葉が侵入してるわけじゃないんだもん・・・。こういう嫁さんには美しく朽ちるなんて理解できんだろうな。


Last updated May 30, 2012 2:12:48 PM


May 25, 2012

タイサンボクの香りの悲しい思い出

タイサンボクの花は良い香りだといわれるが、長らくどんな香りなのか知らずにいた。いや、正確に言えば、知っては居たのだが、それがタイサンボクの花の香りだとは認識せずに居た。
昨年、娘を公園に遊ばせに行った時に公園に植えられたタイサンボクの花の香りを嗅いだ瞬間、頭の片隅に閉じ込められていた沢山の記憶が一気によみがえって来た。幼い頃亡くなった弟、古いスタンウェイのアップライトピアノの黄ばんだ象牙の鍵盤。ジンチョウゲの大木、築地塀沿いのキンモクセイ、高知城のイチョウ並木、夕暮れの商店街の店先でコロッケを揚げる油のにおい、犬屋のケージで戯れる柴犬の仔・・・。
悲しいような、懐かしいような、せつない記憶が広がった。

思えば、自分の記憶は一番嗅覚に根ざしてるように思う。ほかの動物でもそうであるように、ヒトでも五感の中で最も官能的な感覚は嗅覚なのかもしれない。

このタイサンボクの花の香りで励起された記憶は3~4歳頃の事だが、おぼろげながら記憶には残っており、折に触れて当時を懐かしんだりする会話の中で回想することもあったが、それはあくまでガスのかかったような情景であり、長い時の経過の中で記憶が薄れた結果でもあった。それが、タイサンボクの花を嗅いだ瞬間・・・細部まで鮮明に再生されたのである。弟の使っていた哺乳瓶のマーク、ピアノの前に置かれたソファーのコブラン織りのカバー、ピアノ講師の深く鮮やかな緑色をした石の嵌った指輪・・・とんでもなくこまかな部分までが鮮明に思い出されるのだ。どうやら、弟が亡くなると合い前後して通ったピアノ教室の庭にタイサンボクとジンチョウゲとキンモクセイがあったことに関連があるらしい。たしかに、キンモクセイの花の香りを嗅ぐと、やはり同様に少し亡き弟を思い出す。ただ、そのピアノ教室そのものは、その家の主のような巨大なジンチョウゲ(そもそもジンチョウゲは寿命の短い木なので他で大木を見たことがない)の視覚的イメージが非常に強いのだが、どうしたことか、ジンチョウゲの香りを嗅いでも、その頃を思い出す事は全くない。逆にタイサンボクに関しては、その家のどこに植わっていたのかすら記憶にない。他にもクチナシが植えられており、要するに三香木がそろった古風な庭だったが、いわゆる庭園という庭ではなく、高い塀に囲まれた、狭い割りにかなり薄気味悪いぐらい鬱蒼とした庭だったと記憶している。

ここまで嗅覚が記憶に作用するのならば、犯罪捜査にも応用できまいか?
目撃者にそのままの状態で服装やら何やらを証言させるよりは、犯人の遺留品を警察犬のようにクンカクンカ嗅がせながら証言させると、より具体的で信憑性の高い調書が取れるのではないかと・・・。中国に先越されないように、今のうちに特許とっておこう。


Last updated May 25, 2012 3:12:13 PM

May 24, 2012

スイカズラ

猫の額のような前庭のフェンスに絡ませたスイカズラに花が咲いた。どういうわけかフェンスに絡んだ道路に面した日当たりの良い部分には一切花がつかず。フェンスの基礎部のブロック塀の陰になった、外からは見えない地際で満開となった。塀の内側は仄かな甘い香りに包まれているが、道路側からは一切花の気配は感じられない。
 我が家のフレグラントガーデン計画の比較的初期の段階で植栽されたスイカズラだったが、何しろ川原でへし折ってきた枝先を挿し木した代物なので、未だフェンスに申し訳程度に絡んでいる有様だが、来年はもっと立派に道路まで香りを漂わせてくれるだろう。
今まで色々香りのする植物を植えてきたが、どうも期待通りにいかない。ジンチョウゲは期待通りの香りを漂わせてくれたが、ライラックは一年目は香りが皆無だったので、そういう品種だったのだと落胆して、もう一本白花の芳香性というのを今春になって買い足したがこれもハズレ(花は綺麗なんだけどね)。ところが二年目の今年、意外にも期待してなかった最初の木が淡い香りを漂わせてる・・・しかも去年は妙に下品なドス黒い赤紫だった花色が、今年は結構上品な淡紅紫色に・・・。こういうこともあるもんだ。
ヒメクチナシはクチナシに比べて香りが弱く花も極端に短命だった。マツリカ(アラビアンジャスミン)は香りは絶品で、香りもそこそこあるんだが、極々たま~に、それも一輪ずつしか咲かないので非常に存在感に欠ける。いや、存在しないに等しい。
白モッコウバラは香りがあるということで植えたが全くの無香である。そればかりか、モッコウバラにはトゲはない筈なのに最近は鋭くて普通のバラよりも頑強なトゲのある枝も出現してきた(先祖がえりらしい)。
カツラの木は枯葉からカラメル香がするということで植えたが、枯葉からは妙なキノコが生えた(もちろん試食せず)だけで、ほとんど香りはしなかった。
ミカンとナワシログミと在来オガタマノキは、まだまだ木が小さいので花が咲いていない。
ハツユキカズラも咲くような大きさの株ではないし、植えている場所の日照条件からして、かなり成長して背を伸ばさねば開花は期待薄である。
フジは娘の通っていた保育園が建て直す時に取り壊し前の園舎の藤棚にあった伐採される前のフジ(その保育園のシンボルツリーだった)から採取したものが引っ越して庭植えする時点で既にもう相当大きくなっていたのだが、今や庭のブロック塀を覆う程成長しても、未だ花をつける気配がない。このフジの香りとフジの花に来訪するクマバチが大好きで、毎年開花を心待ちにしているのだが・・。
オスマンサス・デラバイという春咲きモクセイも植えた。これに関しては想像以上に(というか、想定外の方向に)モッコウバラがジャングル化したせいで少し日当たりが悪くなったことが影響しているのかもしれないし、丁度花期が多雨だったので香りが広がりにくかったのかもしれないが、花つきこそ悪くはなかった(木全体が白くなるぐらい花がついた)ものの香りは弱かった・・・というか鼻近づけないとわからないレベルであった。
香りの良い花が咲くというので

サルココッカ コンフューサも植えた。沢山つぼみがついたのでワクワクしながら開花を待った。が、それほど強い香りではなかったし、その香り自体、さほど良い香りとも思わなかった。蜂蜜の香りと言う人も居るけど、ユリの香りの混じったような少し鋭すぎる香り。
カラタネオガタマはバナナというよりは土佐人ならば皆「アイスクリンの香り」と答えるであろう香りであるが、これもそんなに強いわけでないし、甘くて重い拡散しづらい香りだ。庭全体に香る程ではないし、ましてや家の前を行き交う人が感じるようなレベルではない。ま、こんな甘い香りがあんまり強くても考え物なんだろうが・・・。
香りビバーナムというのも植えた。オオチョウジガマズミの園芸改良品種のようだ。だが・・・立派な白い花が咲いても香りがほとんどない。ガックリ来て、まあ花が綺麗だから許してやるか・・・と思っていたら、花が盛りを過ぎた頃バニラに少しスパイシーさを加えたような香りを漂わせるようになった。香りそのものは強くはないが、やや刺激的な香りなので広がりやすい。でも、せいぜい庭半分に香りが広がる程度である。

こうしてみると成績は非常に悪い。庭の土質が良くないのだろうか?


ハニーサックル(ロニセラ)  ‘グラハムトーマス’と、

梅花ウツギ ‘ベルエトワール’ がそろそろ花期だ。
どんな香りを漂わせてくれるだろうか? ん!? ロニセラと香りバイカウツギに花芽ついてないんだけど・・・。

もう少しすればヒメクチナシとブッドレアが開花する。
今年はヒメクチナシに沢山蕾がついている。去年蕾が少なかったのは、もともと石灰質の強いアルカリ気味の土壌に植えたこともあって元気がなかったのかもしれない。今年はピートモスで土壌改良して、クチナシ向けの酸性土壌にしたのが
功を奏しているのかもしれない。これで香りが強くなれば万々歳である・・・が、なんだ、この毛虫の行列!? 今年も壊滅か?


Last updated Jun 01, 2012 11:06:25 AM

May 08, 2012

オガタマ

庭にオガタマを植えた。1本は在来のオガタマノキ。もう1本は園芸用に普通に流通しているカラタネオガタマ。両者とも花には芳香があるのだが、カラタネオガタマのほうが香りが強く、成長も遅くて葉も小さく庭木向け。在来種は大木になる上に花が咲くのは大きく育ってから、しかも上のほうに花がつくものだから、花の香りを楽しもうにも無理がある。それに葉姿もそんなに芸のある樹ではないので、庭木として植えられることは滅多にない。いや、そればかりか、「招霊(おきたま)の木」が語源であるように神社に植えられる木であり、霊を呼ぶとして家に植えることを忌み嫌う様ですらある。したがってこの在来種の苗は楽天市場など探しても売ってない。「オガタマ」でヒットするのは全てカラタネやその改良品種、または場合によってはウンナンオガタマであったりする。小生がここまで在来種に固執するのは高知市+オガタマ→という安直な図式で導かれる答え・・・そう、単に、庭へミカドアゲハを呼びたいというだけの魂胆である。当然、あまりに安直すぎるため、この企みはオガタマを導入した時点で全体像が嫁さんに露見してしまった。さすがに虫に関して無知な嫁さんといえども、土佐人とあらば、オガタマ=ミカドアゲハなのである。カラタネオガタマは香りは強いがミカドアゲハの幼虫はほとんど食べないらしい。何故導入したかといえば、単に香りが気に入ったのと、この香りの強さがミカドの成虫の誘引因子にならないかな?と思ったからである。
実は小生が幼少のみぎり、実家を建て直すにあたって、国の特別天然記念物である高知市のミカドアゲハおよびその生息地として指定されている潮江天満宮や要法寺、潮江中学校に近い場所に仮住まいしていたのだが、当時、その辺でもミカドアゲハはかなり珍しい蝶だった。その後、大規模な生息地の保全活動がなされた様子もなく・・・というか、指定当初は高知がミカドアゲハの分布の北限と思われていたから意味があったのだろうが、その後にもっと北に分布していることが判り、さらに地球温暖化の影響でドンドン北限が北上している現在、いまだにダラダラ保護指定している意味があるのだろうかと疑問に思ってしまう。また、また指定生息地の環境も指定当時とは随分と変化してきており、その指定地そのものではあまり繁殖している様子はない。指定生息地で肝心のミカドアゲハの姿をあまり見なくなったが、高知市全体で減少しているかというと・・・それがどうも様子が変なのである。どうやら出没場所が市街地にシフトしてきている雰囲気があるのだ。そればかりか目撃頻度も多くなってる気がする(このへんはすべて小生の主観による)。指定地周囲の幹線道路にオガタマを植樹しているので、こちらにシフトしているのは勿論理解できる。しかし、最近ミカド様のご巡幸が多いのは、オガタマの植わった神社だとか、ミカン畑だとかのそういうセオリー通りの場所ではなく、どうも街中の公園・・・それも少子化によって荒れ果てたような公園でもなければ、毎日老人会のボランティアが掃除して、チリ一つ、雑草の1本、犬のウンコ一つなく、花壇に綺麗な花が絶えないような明るい公園でもなく、その中間の中途半端な公園、でも比較的最近整備されたものでなければならないことがわかる。
実はどうやら最近のミカドの間では、オガタマではなくタイサンボクを食樹とするのがトレンディーなようで、これなら確かに街中の最近の公園や並木には良く見かける樹種である。また、蝶のライフサイクルを考えた場合、幼虫の食樹さえあれば増えるというものではない。成虫が吸う蜜源植物もなければならない。省みれば、指定生息地が寂れてしまったのは蜜源植物を完全になおざりにしてしまったせいではなかろうか? その点、公園には大好物のトベラの花咲く生垣があったりする。地面にはシロツメクサが生え、手入れの行き届かない片隅にはヒメジオンも咲いている。野良犬の尿や酔っ払いの立ちション跡は♂蝶の吸水源として魅力的だ。こうして考えると街中の公園は、寂れた指定地に欠けていたものの全てを備えていると言っても良い。
そこで小生は考えた。街中で在来オガタマ植えて、シロツメクサもトベラもミカンもシロツメクサもヒメジオンもオシッコ・・はさすがにババッチイので尿素入りスポーツドリンク水場に蝶デコイを設置してミカドを呼ぼうと、タイサンボクなんてアメリカンフードに毒されちゃイカン。ミカドよ和食に回帰せよ。

というわけで オガタマを植えた。
コオロギ類の餌としてシロツメクサはもともと生やしている。ヒメジオンは勝手に生えてきたのを抜かずに放置しておいた。鉢皿に砂を敷き薄めたスポーツドリンクに塩と尿酸肥料混ぜてヒタヒタになるようにして設置した。ミカドアゲハのデコイは結局作らなかったが・・・・。

こうして、このゴールデンウイーク前後、ヒマさえあれば張り込むこと2週間。シロツメクサはナメクジの餌となりボロボロに、ヒメジオンにはカツオブシムシが集まって収拾つかなくなり撤去。カラタネオガタマはアブを誘引しただけの成果、給水皿に至っては、最初の数日は庭の常連客のセグロアシナガバチの母さんが利用していたものの、オシッコ臭くなってからはチョウバエが集まるだけで、ナミアゲハやアオスジアゲハも完全無視。ま、ミカンとクスノキに来るんだから来訪個体が全部♀だったとしてもおかしくはないのだが・・・。そのうち水場を子供がひっくり返して鉢皿をママゴトに使って終了。

2週間の誘致キャンペーン中の来訪蝶はナミアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ・・・・アレレ!?これだけ? なんか例年よりむしろ訪問客少なくないか?


Last updated May 10, 2012 9:26:59 PM

Aug 30, 2011

生還

暫らくブログの更新ご無沙汰してました。6月下旬に倒れて長期入院してしまい、退院してからも、体調が芳しくない状態が続いておりましたので・・。初めて救急救命病棟への入院を経験しました。意識もはっきりしない中で、隣のブースで次々人が息を引き取っていく様子が聞こえてくるとか・・・なかなか壮絶な体験でございましたが、何とか生還しました。


退院してから近所で色々なコオロギの幼虫集めて飼育し始めたのが、そろそろ羽化して鳴き始めた。庭のマダラスズとプラケのシバスズは早くから鳴いていたが、近所の公園で採集してきて庭に放していたツヅレサセコオロギも鳴き始めた。プラケの中でも羽化したハラオカメコオロギとモリオカメコオロギが合唱に合流し、昨日エンマコオロギ組も全員羽化して、これで室内組は一匹残らず無事に成虫に育ったことになる。毎年コオロギ亜科の幼虫飼育の歩留まり率は100%に近い。


さて、昆虫復帰早々・・・いきなり珍品ゲットした。が、まぁ、こちらは専門誌に発表することになったので、詳細は控えることにしよう。


Last updated Aug 30, 2011 5:08:55 PM

Jun 20, 2011

大雨でバレちゃった

 昨日で1000円高速最後だというので、雨天の中、香川まで遊びに行った。高松空港に隣接する公園に退役したYS-11旅客機の実機が展示されていて、機内も公開されているということなので、子供たちがさぞかし喜ぶだろうと思って連れて行ったのだが、ほぼ完全無視状態。それよりは、遊具のほうが気になるらしく、ジャングルジムに登って喜んでる。そんなものわざわざ此処にこなくたって・・・と思うんだが・・。飲みもの選ぶにも半時間近く迷い・・・そんな時間の浪費してコレといったこともせずに帰るハメに。たぶんそんなことになるだろうと踏んで、十分な余裕を見た帰路も、途中のパーキングエリアでアイス買うにも散々迷った挙句、その間に売り切れとなり、代替の飲み物選ぶにも散々時間がかかり・・・。もう相手してられないので、駐車場所脇の草むらにゴソゴソ分け入ってササキリ類とおぼしき幼虫を4匹捕獲してきた。
 家に帰って、嫁さんの目を盗み、ゴソゴソとプラケを実家のガレージから引っ張り出してきて洗浄し、セッティング。バレないように「室内からは見えず、直射日光も当たらず、雨もかからない理想の環境」である坪庭の睡蓮鉢の陰にセット。
ウヒョウヒョ、これで明日、会社帰りに餌のイネ科植物をどっちゃり職場横の空き地で草刈りしてくればヨロシ・・・。

ところが・・・今朝起きたら集中豪雨並みの大雨。「雨もかからない理想の環境」の筈が、勢い良く雨が吹き込んで、プラケの底に数cm水溜まってる!
幸い溺死者は居なかったものの、発見遅かったら危なかった。仕方ないので玄関に入れたけど、プラケの背が高すぎて下駄箱の下に隠せない。傘立ての横に緊急避難処置として隠して、出社前に庭の鉢棚の下にでも隠そうと画策していたところ、こともあろうに、嫁さんがゴミ出しに・・・。しまったぁ、今日はゴミの日だった。恐怖のあまり、そのまま家飛び出してきたけど、う~む、今日は帰宅するのが気が重いぞ。


Last updated Aug 30, 2011 2:53:33 PM

Jun 17, 2011

蛾タログ 何考えてんだか篇

 虫の思考回路はヒトとは異なるのは仕方ないとして、形態進化の方向性というのは種の多様性戦略の中での淘汰結果であるということになっており、極めて稀な例外や間接的影響を除いては生物の主観的嗜好が反映されることはない。しかし、虫を見ていると、何でまたこんな形態を・・・という珍奇な姿なものも少なくない。中米のツノゼミ類等が良い例である(変形菌擬態説もあるが・・・)。

 自宅に飛来した蛾の中にもデザインコンセプトが理解不能な奴が居たので紹介しておく。

コナガ
コナガ キャベツ等のアブラナ科の害虫として農家から目の仇にされている。おそらく数軒東のお宅の葉牡丹の植栽から飛来したのであろう。なぜこんな主翼のない飛行機みたいな形してるのか? 確かにタイトな形状は鱗片状の蔬菜の内側に侵入産卵するのには便利かもしれないが、それなら、もっと扁平な形状でもいいはずで、ましてや「垂直尾翼」はいらんだろ・・・。


コブノメイガ
コブノメイガ これまたイネの害虫として防除に努められているが、いくら幼虫を国内で退治しても梅雨時に成虫が中国大陸から渡洋爆撃しにくるらしい。どうやらこの個体も、そんな舶来品個体が市街地を通過していただけらしい。そうだよな、こんなところに田んぼ無いもん。ま、イネ科の雑草ぐらいは多少あるけど・・・。
さて、このガ、決して派手な色合いはしていないが、青々としたイネの葉にとまっている本来の姿見ると相当目立つ。それに、幼虫越冬なので、この成虫が生息しているのは基本的に青々としたイネの葉。なのにこの色。バカじゃないの?
しかも、防除されなくても、気候上、日本本土での越冬はできないので毎年死滅回遊(魚類学用語だけど昆虫の世界ではこう言うのかね?)繰り返して・・・。努力は認めるが、もっと効率の良い進化の方向性があるんじゃないのかねぇ?


ヨツボシホソバ2
ヨツボシホソバ♂ これは壁を塗装する時に逃げ損なってペンキ吹き付けられたゴキブリではない。れっきとした蛾である。勿論ゴキブリに擬態しているわけでもない(あんなもの擬態してもロクなこたぁないからね)。この写真は少々わかりにくいが頭部はオレンジ色で、結構美しい。これが♀だとさらにキュートなデザインとなる。
ヨツボシホソバ1
こちらは少し翅を広げているヨツボシホソバの♀ キュートを通り越して毒々しいという話もあるが・・・。実際、幼虫は毒毛針を持っていて、刺されると疼痛が激しく、その後も長く痒みが残るという。成虫の食毒の有無については資料がないので、このカラーリングが警戒色なのかどうか判然としないが、警戒色なら雌雄でこんなに顕著な差があるというのも不自然な話。じゃ、何のためにこんな派手なデザインなんだ? 単に品が悪いだけ?


ワタヘリクロノメイガ
ワタヘリクロノメイガ 翅の内側が透き通った美しい蛾。でも、ウリ科の害虫として嫌われ者。黒いフレーム部とのコントラストが美しさを際立ているのは良いが、自然界では、これが思いのほか目立つ。どうせなら徹底的な透明化戦略すべきだと思うんだが・・。ま、コイツの場合はどちらかというとまっ昼間から飛び回ってるような陽気で活発タイプの蛾なので、あまりカモフラージュとかいう発想が根本的にないのかもしれない。だったら、メスにアピールしやすいようなカラーリングにすりゃいいようなもんだが、雌雄差はなくて、アピールは、♂が尾端から鱗毛球出して、怪しげな腰ふりダンス・・・訳わからんわ、この虫。


ツマグロシロノメイガ
ツマグロシロノメイガ 使っている個別の色彩こそ地味だが美しい斑紋の蛾。おそらく実家のキンモクセイから飛来したと思われる。キンモクセイの樹皮は確かに白っぽいがこんな斑点はない。もうひとつの食樹であるイボタノキの樹皮も然り。で、この蛾に限って言えば。見かけるのは必ず白い吹き付け塗装の外壁。何をしたいのかよく解らない。


Last updated Jun 17, 2011 0:13:59 PM

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