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From クルンテープ

From クルンテープ

対策コース(1)

9月15日  対策コース1日目

ポーホック対策クラスが始まった。
最初の1ヶ月は、まずボキャブラリーと、キアンタイ(書き取り)の強化、
来月から手紙の書き方や作文をやるらしい。

今更ながら、ポーホックの試験の内容と配点を教えてもらった。

書き取り 20点
読解問題 10点
作文 30点
手紙作文 30点
リーディング(文章の音読) 10点

(注:後日要項が発表され、結局この年から「手紙作文」がなくなり、配点も変わりました)


作文系の配点が高い・・・一番苦手なのに。

今日はいきなり書き取り(キアンタイ)。毎日やるんだって。そしてその日のうちに採点。
一箇所でも間違ったら、ウチで全文もう一回書いてくるのが宿題。ってことは、基本的に毎日宿題ってことね・・

おまけにその日の書き取りに出た単語もチェックしておかなきゃいけないし、
テキストの文章に出てきた単語も調べなきゃならないし・・・

こりゃあ、毎日うちに帰っても大変だあ。


9月16日  対策コース2日目

昨日の夜、何もせずに寝てしまったので、朝から宿題と復習に追われる。
でも、昨日授業で読んだテキスト第1課の単語調べは終わらなかった。

授業では、昨日読んだテキストの文章に関しての問題プリントをやった。
最後まで読んでなかったから、問題の最後のほうは全然わからーん。

これまでの授業のように、単語をいちいち先生が解説してくれるわけでもなく
(特に重要な単語のみ)、文章を一文一文説明してくれるわけでもない。

質問タイムも余りないから、自分の予習復習次第だ。やばい、もっとまじめに家で勉強しないと。


9月24日 対策コース7日目


今日の書き取りは、いつもと違った。いつもはあるテーマに関しての文章の書き取りだけど、
今日は、GとN、LとM、母音のオとオーの違いの聞き取り強化。

文章としては意味があるようなないような。
だから、各単語のつづりの知識ではなくて、ほぼ100%耳に頼っての書き取り。

必死に先生の口元を観察するが、見ていると書けないし、スピードも速くて間に合わない! 

後で添削されたものを見たら・・・サイアクだった。半分以上間違っている?!
クラスの中でも一番か二番にひどかったと思う。いくらなんでもここまでヒドイか?!

2、3時間目は、校長先生自ら登場。
作文を書くときの配点や注意点を聞いたのち、文章の構成(序論、本文、結論)の仕方をみんなで考えた。

作文の配点は100点満点中約30点。

採点の柱は

*文章の構成(序文、本文、結論という構成になっているか)
*内容がテーマと一致しているか。
*語彙、文型があっているか

で、このうち最も重要なのが2番目の「テーマ(タイトル)と中身が一致しているか」なんだそうだ。

先生の教え子で、かれこれ15年程前、作文の課題として「スナック」(「犬」のちょっとフォーマルな言い方。普通は「マー」)が出た時に、
「スナック」の意味がどうしても分からず、仕方なく「自分とタイ・タイ語との関わり」みたいなことを延々と書いた人がいたそうだ。

ところがその頃は採点者もかなり寛容で、その人が書いた作文も
一応少しは点数をもらったのか、とにかく合格してしまったとか。

でも、最近は厳しいから、こんなことしたら全く点数はもらえず、全体の点数にとって致命的なことになるわよ、とのこと。

ちなみに昨年(2004年)の課題は3つのうちから選択式で

*ガーン オークガムランカーイ (運動)
*ウィティーチーウィットコーンコンタイ(タイ人の人生)
*OTOP(=一村一品運動)だったそうだ。

一番書きやすそうなのは「運動」についてだけど、ここで勝手に解釈して「自分が普段楽しんでいる運動」を
テーマとして書いた人は大幅減点になった・・・と、先生は後日採点者から聞きだしたそう。

自分のこともちょっとは書いてもいいけど、あくまで課題は「運動」全般。
だから、自分のやっている運動のことばかりを書きつづったら「テーマと一致していない」と見なされる、とのこと。

結構厳しいな・・・
もし去年受けていたら、私もきっと同じようなミスをやってしまったに違いない・・・あぶない、あぶない。

前年は例年に比べて合格率が悪かったと聞くが、結構ここで減点されちゃった人が多いのでは?!

ちなみに、昨年のここの学校のポーホッククラスの生徒の90%がこの「運動」のテーマを選択したそうな。

「確かにこれが一番書きやすいと思うけど、多くの人が書くということはそれだけ比べられやすいということだからね」とも言われた。

確かに。場合によっちゃ、みんなが選びそうなテーマで書くことは不利になる。
でも、他の2つが難しそうだからな・・書けなきゃ元も子もないし・・うーむ。


9月27日 対策コース9日目


キアンタイのテーマは、なんと「アヘン(ケシ)」。

文章は短めだったので良かったけど、モルヒネとか、ヘロインとかいう単語、書けないんですけどー。
でも、タイでは麻薬は大きな問題なので、ポーホックでもこのトピックが取り上げられる可能性は、結構あるかも。

2時間目は読解問題のプリント。今までやってきたのより、明らかに難しい。
選択肢にあげられている単語が、全部分からない場合、消去法も無理だし、いったいどうしたら・・

3時間目はテキストの読み練習。

帰りがけに、一人の女の子が「明日はY先生と個別の読み練習だから」と呼び出しを受けていた。
昨日も、別の子が呼び出しされたばかり。

Y先生は読み練習の時、徹底的に「ダメだし」するから、教室にY先生が入ってくると、
「また今日も?!」と、みんなビビッっている。
うう。。もしや一人ずつ、個別特訓で「ダメ出し」ですか?!


9月28日 対策コース10日目

今年の試験要綱が発表になった。

大きな変更は、従来5科目だったのが4科目になったこと。今年は「手紙」がなくなった。
そして、試験料がアップ! 去年まで300バーツだったのが、500バーツだって。

「手紙」がなくなった分、他の科目の配点にも変化があった。

キアンタイ(書き取り) 20点 (30分)
読解 30点(60分)
作文 35点  (90分)
音読&Speaking 15点

大幅配点アップは「読解」の30点(60分)で、後は昨年とほぼ同じか微増。

それと、気になるのは作文のための時間が60分から90分になったこと。
ぐえー、1時間半も苦しまなくてはならないのか・・・

そして、昨年までは「音読」だけだったのに、Speakingのひとことが入った。
読んだ文章についての質問に答えるのか、自分について何か質問されるのか・・
全く情報がないので、不安・・・
さて、これらの変化が吉と出るか、凶と出るのか?!

本日のキアンタイは「ネムの木」について。
昨日に続いて植物シリーズ。知らない単語がいっぱい出てきて、耳にたよるしかない。
でも、それが私、苦手なんだなあ・・・・


9月29日 対策コース11日目

本日のキアンタイは「ドーク・グラープ」=バラ。
あまり難しい単語がなく、間違ったのは5箇所ほどだった。

2時間目は、先日宿題で書いた「私の好きなタイの果物」の作文についてのフィードバック。

過去に受けたことのあるクラスでも、1コース中に2回ある試験の中で作文をいくつも書いたけど、
文法的間違いのフィードバックをもらうことってほとんどなかったから、これは嬉しい。

「タイは○○で有名です」という時は、「ムアンタイ ミー チュー シアン ワー ・・・・」
又は「(前略)チュー シアン ルアン ○○○(名詞)」なんだって。
これまでずっと間違ってたよ。。

そして悪夢の3時間目。突然の作文課題。

「余暇の過ごし方について」
しかも、文章の構成について「こういう項目で書きなさい」という指定つき。
でも、その項目っていうのがすごい分かりにくいんだ。これが。

どういう思考の流れで、どういう結論を想定してそういう構成にしたいのか、
全然分からないんだもん。

みんな、苦しんで苦しんで、60分。
何を書いていいのか全然分からないのに、どうしても書かなければならない・・
という中で「産みの苦しみ」を味わった。

結局、時間内に書き終えず、25行以上という指定にも届かず(20行ちょっと)時間終了。サイアク。
自分で、勝手に書かせてもらったほうがまだマシだった。


10月3日 対策コース13日目

本日のキアンタイは「王室プロジェクト」について。

テキスト(小学校6年生用教科書)に出てきた文章なので、「何それ、知らない?!」
という単語はないものの、書けない・・・
でも、今日は一人、ノーミス・パーフェクトの人が出た。彼女、よく勉強してるからなあ。さすがだ。

2時間目は、先日の悪夢の作文「余暇を有効に使うことについて」のフィードバック。
みんなの苦しんだあとが作文によくあらわれていたらしい。

先生からのフィードバックの中で出てきた話で驚いたことがひとつ。

辞書をひくと「趣味」と載っている「ガーン アディレーク」という言葉には
「音楽を聴く」「(真剣じゃなく気持ちよく)ギターやピアノを弾く」「エアロビクス」
などは含まれていないんだって!

それらは「パッポーン ヨーンジャイ」(リラックスする)時にすることであって、
「ガーン アディレーク」ではない。
「ガーン アディレーク」は、もっとクラフト系(フラワーアレンジメントとか)や、
楽器演奏やスポーツでももっとハードで真剣なもの、上手であれば職業にも出来るようなものをさすのだそうだ。

げろげろ~。週末の宿題の「私の趣味について」に、音楽鑑賞と歌を歌うことについて、
えんえんと書き綴ってしまったじゃないか!!

「辞書だけでは意味を間違うこともあるから注意してね」と先生。
しかも「タイ人でも、この区別をするのが難しいことがある」だって。なんじゃ、そりゃ~。
まあ、とりあえず一つお勉強になりました。

そして、ここでまた恐怖の宣告。
「この前は時間が足りなかったようだから、今回は本番と同じく90分あげます」

ひい~。どうして、週末作文をやっと1本書いてやれやれ・・と思っているところに、
また月曜日に追い討ちかけるの?

というわけで、今日は90分1本勝負で「タイの中で私が一番好きなこと」というタイトルで作文を書いて授業終了。
月曜日からハードでした。


10月5日 対策コース15日目

本日のキアンタイのお題は「友達」について。

またもや途中で手がつりそうになる。文章が読み上げられるスピードもアップして、
ところどころ追いつけず、2箇所ぐらい穴になってしまった。

2時間目はテキスト(6年生用教科書)の「ルアン クルアイ クルアイ」というタイトルの、
「クルアイ」(=バナナ)についてのよもやま話(?)の音読練習。

「ルアン クルアイ クルアイ」というのは、超簡単なこと、という意味の慣用句なんだけど、
私達にとっては、この話を読むのは全然「クルアイ クルアイ」じゃないのよ~。

3時間目は、一人ずつ別室に行って、先生とマンツーマンでの面接練習。

面接といっても、その場で渡される文章を音読し、それについて自分の意見を述べるというもの。
ちょっと緊張したけど、相手がいつもの先生だったし、先生も面接官っぽいフリは特にせずにいつもの口調なので、
すぐにリラックスモード。

でも、読まされた文章が昨日プリントでやった、小説からとった文章でわけわからず。
本番もこんな難しい文章だったら、どうしよう(汗)

授業終了後、願書用の写真を撮りにいく。

このために、暑い思いをして今日は長袖の白いシャツを着てきたのだ。
行く前に先生から
「胸があきすぎるので、少し寄せるように」「口紅を塗っていくように」と言われた。

まあ、日本でも履歴書用の写真なんかはこだわるけど、
ここでもやはり「リアップローイ」な格好は重要だ。


10月6日 対策コース16日目

キアンタイのお題は「親が子供を(しつけとして)叩くこと」について。

最近、試験本番と同じにするために、先生がマイクを使用して読み上げるのだけれど、
今日は特に聞こえが悪く、何度聞いても聞き取れない単語がいくつかあった。
意味がわかれば書けるんだけど・・・

2時間目は、先日の作文2点のフィードバック。

2本のうちのひとつ(スポーツにおける「競争(試合)」について)は、
「まあまあ Good」とのコメントをもらった。その割には、思いっきりなおされてるんですけどー?!

そして、ここでまた本日の作文のお題が!

制限時間90分でお題は「(自分の国の)国の木」について。

なんとか制限時間以内に30行を書き終えて、結論までたどりついたけど、後半の文章がかなり乱れてしまった。

しかも「国の木」というお題なのに、桜の「花」のことばかり書いてしまったような気が・・
今更だけど、日本の国の木って桜でよかったんだっけ?

他の日本人クラスメートもみんな桜について書いたと言っていたけど・・
(一人だけ違う人がいた。何について書いたんだろう?)


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