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【ぬしさまへ】畠中恵 きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり…。でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。 「しゃばけ」シリーズ第二段「ぬしさまへ」を読みました 登場人物は前作同様、長崎屋の若だんな・一太郎と彼をとりまく妖達 今回は6つの作品が収められた短編集です。 中でも「空のビードロ」と、幻想的な雰囲気が漂う「虹を見し事」がお気に入り どれもストーリー的には、殺人事件が起きたり報われない恋が描かれていたりして、 読んでいて切なくなってしまうものも多いのですが、妖たちの明るさのおかげでしょうか ラストにはふんわりと心地の良いあたたかさが残ります 「しゃばけ」は初めなかなか物語のイメージがわかなくて苦労したのですが、 前作に比べて文章が上手くなっているのか、最初からスッと話に馴染むことができました 今までどちらかというと、おどろおどろしい妖怪とか怪異が好きで、 "心優しい妖怪達"っていうのはなんとなく敬遠してたんですが…(笑) 実際に読んでみてすっかり考えを改めました。やっぱり食わず嫌いは駄目ですねぇ お風呂の中で犬かきをしたり立ち泳ぎをする鳴家もかわいいし (怖い顔してるくせに…笑)、 いつも若だんなを甘やかす男前の仁吉もカッコイイ いつまでも若だんなとこの妖達の奇妙な関係は続いていてほしいものです。 妖達がいなくなるとき=若だんなが完全に大人になるとき…?嫌だなぁ ところで…解説でも紹介されていましたが。 今市子さんの「百鬼夜行抄」という漫画、面白そうで前から気になっていたんですよね。 どんな漫画なんだろう?? ためしに読んでみようかなぁ…。 「しゃばけ」のレビューはこちら
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