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【ねこのばば】畠中恵 お江戸長崎屋の離れでは、若だんな一太郎が昼ごはん。寝込んでばかりのぼっちゃんが、えっ、今日はお代わり食べるって?すべてが絶好調の長崎屋に来たのは福の神か、それとも…(「茶巾たまご」)、世の中には取り返せないものがある(「ねこのばば」)、コワモテ佐助の真実の心(「産土」)ほか全五篇。若だんなと妖怪たちの不思議な人情推理帖。シリーズ第三弾の、始まり始まり! さてさて、今日読み終わったのは「しゃばけ」シリーズ第3弾「ねこのばば」です ストレスが溜まりに溜まって落ち込んでいる今日、読んだのがこの本で良かった~ 読む本でその日一日の気分ってかなり左右されませんか?? …もし今日、「子どもたちは夜と遊ぶ」なんか読んでたら、どん底だっただろなぁ…(笑) 今回も前作「ぬしさまへ」に引き続き短編集になっています。 やっぱり畠中さんは、長編よりも短編のほうが断然読みやすいですね~ 主人公一太郎の周りで次々と起こる怪事も、違和感なく綺麗に解決されているのはさすがです この作品には5つの短編が収められていますが、 特に好きなのは表題作「ねこのばば」と「産土(うぶすな)」です 「産土」では、佐助がいつも若だんなを大事にし、子どものように甘やかす理由が明らかに。 この短編集の中で唯一ホラー色ある作品なのですが、佐助の隠された過去には思わず涙… その他のどの作品も、一見ホンワリと和やかな雰囲気でありながら、 時折人間の心の暗い部分を的確に突いてくるようなものばかり。。。 だからこの「しゃばけ」シリーズは"単なるファンタジー小説"と括れないのかな?? それにしても仁吉や佐助達の相変わらずの超甘甘の過保護ぶり!!思わずニヤリ。 バスの一番後ろの席でニヤけている女の子がいたらそれはnanacoです…(笑) 「しゃばけ」のレビューはこちら 「ぬしさまへ」のレビューはこちら
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