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【塩の街】有川浩 塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた。そして―「世界とか、救ってみたいと思わない?」。そそのかすように囁く男が、二人に運命を連れてくる。第10回電撃ゲーム小説大賞・大賞受賞作。 どうも文庫版の装丁には抵抗があったので、ハードカバーのほうを載せておきます。 (でもどうやら文庫とハードカバー、内容が少し変わってるみたいですね??) どのレビューでも高く評価されていたので、かなり期待して読んだのですが… ごめんなさい。私にはこの作品の魅力が分かりませんでした 宇宙からの飛来物質が原因で"人が塩の柱になってしまうという設定は斬新で面白いのですが 結局その<塩害>の真相が徹底的に究明されることもなく…。かといって恋愛メインでもなく…。 なんとも中途半端なまま終わってしまったという印象です 主人公・真奈の弱々しい性格に、とにかく終始イライラさせられっぱなしでした 「自分に出来るのは料理とお掃除だけ」であとは手をこまねいている、みたいなのがね。 あなた本当に高校生ですか??と思わずにはいられない。 …私の性格が悪いのかしら??(笑) 比べちゃいけないのは分かってるんだけど…分かってるんだけどね…。 「黄昏の百合の骨」のヒロイン理瀬と、「塩の街」のヒロイン真奈。 理瀬が常に賢く冷静であるのに対し、真奈はオドオドした子犬のような女の子。 二人とも同じ女子高生なんだけどなぁ…(笑) 理瀬のほうが好感が持ててしまう、というのが皮肉な話ですネ。(断じて私は悪女好きではないですよ!) 今回はヒロインにまったくもって感情移入ができなかったせいか、久々にダメダメな作品でした 有川作品は今回が初めてだったのですが、「図書館戦争」シリーズには興味があります。 作風が判るまでは懲りずに挑戦してみようと思います
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