【彩雲国物語　はじまりの風は紅く】雪乃紗衣

秀麗は彩雲国でもピカいちの名家・紅家のお嬢様。なのに家計は火の車。明日のごはん代を稼ぐため、舞い込んだオイシイ話に飛びついたのはいいけれど、その依頼ときたら即位間もない「ダメ王様」教育係で、しかもお仕事期間中は貴妃として後宮に入れというものだった。ほかに妃嬪のいない空室アリの後宮で、まったく女に興味ナシの困った王様と秀麗師の、奇妙な関係が始まる！第１回ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞受賞。

と…とうとう彩雲国デビューです
由羅カイリさんの絵、すっごく可愛くて素敵なんだけど…
この表紙のカラフルさに怖気づいてずっと積読状態だったのよねぇ（笑）

あぁ～もっと早く読んでいればよかった
小野不由美さんの「十二国記」シリーズに似てるのかな～？なんて勝手に思っていたんですが…
タイプは全然違うんですねぇ。共通点といえば「中華風」なことくらいかな？

「十二国記」シリーズはとにかく練りに練られた重厚な世界観なんだけど…
こちらはもっと軽～くサクサクッと楽しめる感じでした

とにかく登場人物に美男子が多いっていうのが美形好きのnanacoには既にツボ（笑）
主人公の秀麗は顔は十人並みだけれど、頭が良く、気立てが良く、家事は完璧にこなします
個人的には主人公は絶世の美女のほうが良いんだけど…それはいくらなんでもやりすぎかしら
欠点が幾らかあるほうが、好感が持てるっていうのもあるからね

美しくて若い王、官吏もみ～んな超優秀で美形…なんて「ありえない！」って気もしますが（笑）
ありえないのがファンタジーですもの。。。思う存分楽しまなくっちゃね

読んでいてクセのある文章（というかギャグ？）に違和感を感じる所もちょっぴりありましたが…
とにかく面白くてグイグイ引き込まれる物語なので、このシリーズ読み続けていこうと思います
このシリーズは一話完結モノなのかな

個人的にはものすごく静蘭が好きだわ…。