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【イン・ザ・プール】奥田英朗 「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。 この本はある種の癒し効果(?かどうかは謎ですが…)がある作品かも(笑) 伊良部総合病院地下にある神経科。 精神科医・伊良部は、色白で太ったブタのような男…。しかも脂ぎっていてマザコンときた "こういう症状はいかにもありそうかも…"と思ったのは、 妄想癖のあるコンパニオンや、携帯を手放すと禁断症状が出る高校生の話。 内科ではどうすることもできなかった様々な症状の患者が、この医師のもとを訪れます。 患者達は、始めはこの医師の事を薄気味悪く思いながらも、最終的には症状が軽くなっていく。 きっと伊良部医師本人は"治療している"という意識は全くないんだろうけど 人目を気にせずに思いのままに生きる伊良部の姿が、患者にとっては癒しになるのかしら? 患者達に共通している事。 それは、真面目な人ほど心の病気にかかりやすいということ この物語の患者も"~しなくちゃ""~してはダメだ"と、自分を抑えこんでいる人ばかり。 ウンウン。確かにこういうんでもない医師がいたら、悩みなんてふっとびそうだわぁ でも…でもね。 注射で鼻息荒くしたり、「グフフ」と笑う医師が生理的にダメダメだったので、この評価です(笑) このシリーズ2作目の「空中ブランコ」は直木賞受賞作。 ダメダメには変わりないと思うけど、こちらも読んでみることにします~ 本ブログ登録しています☆
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