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【空中ブランコ】奥田英朗 伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者は癒やされる名医か!?直木賞受賞、絶好調の大人気シリーズ第2弾。 先日読んだ「イン・ザ・プール」に続く伊良部シリーズ第2弾。 この「空中ブランコ」は直木賞受賞作です あの「ぐふふ」に拒否反応が出ないうちに、早々に読んでしまおう。。。と手にとったのですが。 前作よりも格段に面白くなっているじゃないですか!(笑) …というよりも、伊良部先生に対する耐性ができただけなのかもしれませんが 相変わらず伊良部のもとを訪れるのは、"この症状、ありそうかも"と思えるような患者ばかり。 突然跳べなくなってしまった、ベテランの空中ブランコ乗り。 尖った物を見ると、恐怖心でいてもたってもいられなくなるヤクザ。 義父のカツラを見ると、突然それをむしりとりたい衝動に駆られる男。 特に表題作「空中ブランコ」を読んでいると、nanacoもこの患者の気持ちがすごく分かりました 昨日まで弾けていたハズの、ピアノのあのパートがどうしても弾けない。 これが弾きこなせないと、試験に落ちてしまう。。。で、考えれば考えるほど悪循環に。 あの時もし伊良部がいたら、nanacoも思わず駆け込んでいただろうなぁ~(笑) 人目を全く気にせずに、好き勝手に生きている伊良部に頼もしさを感じる気がします 読んでいて、ププッとふきだしてしまうようなお話ばかりでした。 「義父のヅラ」では、治療の一環と称して、看板にペンキでいたずらをします…。 "金王神社"→"金玉神社","王子税務署前"→"玉子税務署前","大井一丁目"→"天丼一丁目"。 子供かっ?!とツッコミたくなるけど、これはこれで症状が軽くなってるのよねぇ。 アハハと笑って読める作品なので、ちょっとオススメしちゃいます 本ブログ登録中~♪
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