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【ミヤマ物語 第一部】あさのあつこ 深い山(ミヤマ)には、いろんなモノタチがうごめいている。ウンヌ/雲濡―同じ響きをもった二つの世界をめぐる少年、ハギと透流の物語。 積読本消化計画28冊目。残り10冊。 これもシリーズ物か、、、と思いつつ装丁に惹かれて買ってしまいました。 まだ序章という感じだけれど、すごく面白かったです~ 舞台となるのは、二つの世界。 一つは、今nanaco達が暮らしているような現実的な世界。 他の子供達からイジメに遭い、疎外感を感じている少年・透流(とおる)。 彼はライフアドバイザーの母と優秀な姉を持ち、自分の存在意義に疑問を感じている。 もう一つは、「ウンヌ」と呼ばれる異世界。 この世界では、インドのカースト制度のように、生まれながらにして身分と差別が存在するの。 その底辺にいる少年ハギ。上の階級の人々と会話することすら許されず、常に腹を空かせている。 透流は、訳あって山奥に存在する「雲濡」という村に逗留することになるんだけど その村は、コンビニも喫茶店もないような、田舎の村。 透流は、真夜中、光さえ吸い込まれるほどの真っ暗な奥座敷に足を踏み入れると… 別の世界でそれぞれに必死に生きてきた二人の少年が、出会うまでの物語です あさのさんって、少年が好きだよね、、、(笑)「NO6」も「バッテリー」もそうだし。 この二人の少年は、住む世界は違っても自分達の現状に疑問を感じているのよね。 一人は「何故自分は生きているのか?」もう一人は「何故こんな酷い仕打ちを受けるのか?」と おそらくハギは透流よりも年下だと思うんだけど、、、 生きるか死ぬかの生活を強いられているハギにすると、透流の悩みなんてちっぽけなんだろうな。 少なくとも透流は、飢えることがない。言論の自由だって当たり前のこと。 この先、この少年達の関係はどうなっていくのか? そして「ウンヌ」と「雲濡」。別の世界でありながら同じ読み方をする村の真相とは…?? 続きがすご~く気になりますが、第二部が出るのはいつになることやら。。。 あさのさん…こんなシリーズ物ばっかり書いて大丈夫なのかしら(笑) せめて「NO6」は無事完結させて欲しいですよぅ。 本ブログ登録しています♪
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