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【プークが丘の妖精パック】キプリング ダンとユーナの兄妹は、丘の上で遊んでいるうちに偶然、妖精のパックを呼び起こしてしまう。パックは魔法で子供たちの前に歴史上の人物を呼び出し、真の物語を語らせる。伝説の剣、騎士たちの冒険、ローマの百人隊長……。兄妹は知らず知らず古き歴史の深遠に触れるのだった。 1907年にノーベル文学賞を受賞したキプリングの作品。 この本、荻原規子さんが絶賛していたので、ずっと気になっていました~ ダンとユーナの兄妹は、3頭の牝牛相手にシェイクスピアの「夏の夜の夢」を演じていた。 最初から最後まで3回演じ、一息休もうとゆで卵とビスケットを取り出したところ、 突然妖精パック (ただし、本人は妖精と呼ばれたくない。笑) が2人の前に姿を現す。 兄妹と友達になったパックは、魔法を使い次々と歴史上の人物を連れてくる。 過去、この国に一体何があったのか?? この土地にはどんな秘密が隠されているのか?? 彼らは、ダンとユーナに自分の体験談を語り聞かせるが…。 イギリスでは、児童向けの歴史書として現在でも愛読されているようです。 それもそのはず!! 中身は意外にもしっかりとした歴史が綴られているのですから でも、妖精パックの存在によって堅苦しい雰囲気がなくなり、ファンタジーとして楽しめるの。 今までほんの表面だけしか知らなかった、ローマ人の歴史やその変遷。 登場人物達が、物語形式に自分達の体験談を語ってくれるので、すごく読みやすいです 1日の終わりに、ダンとユーナはオークとトネリコとサンザシの魔法をかけられ、 その日にパックと出会ったことや、やりとりを全て忘れてしまうのも面白いですねぇ。 いかにも、ケルトらしい幻想的な雰囲気で、、、 それにしても、この「光文社古典新訳文庫」って本当にサクサク読めちゃう!! 他の作品も色々読んでみたいなぁ。
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