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【向日葵の咲かない夏】道尾秀介 夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。 これは、何とも好みが分かれそうな作品ですねぇ… 読みながら、なんとなく乙一さん(黒の方の)と同じ匂いを感じました。 夏休みを迎える終業式の日。小学生のミチルは、S君の首吊りの現場を目撃する。 しかし、警察から事情聴取を受けた彼はある衝撃の事実を伝えられる。 「S君の死体は、どこにもなかった」と。 そして一週間後、死んだS君は蜘蛛となってミチルの前に現れる。 「僕は殺された」というS君の主張を信じ、犯人とS君の遺体を見つけようとするが…。 登場人物誰もが、少しずつ狂っているのよね…。全員が異常な性癖があるというか。 ほんの少しずつの歯車のズレが、やがて大きな狂気を生むことになります。 何を言ってもネタバレになりそうなので、多くを語ることはできませんが、 人間のエゴや欲望が剥き出しになっているような、ザワリとした不快感があるのよねぇ グロさはそれほどないんですが、心理的に気分が悪くなる作品かもしれません。笑 妹のミカが三歳児のわりに妙に大人びた口調だなぁ…とは思っていたけど、 まさかそういうどんでん返しがあるとはね…。こういうミステリもアリなんでしょうか。 乙一さんの「GOTH」に収められている「犬」を思い出しました。 それにしても…岩村先生。 あのまま放っておいて良いんですかね?? 子供達が危険だよぅ…
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