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舞台『君と見る千の夢』レポ

2010年5月10日(月)舞台『君と見る千の夢』 @東京グローブ座 

娘ななが東京に住み始めて1ヶ月とちょっと。
東京の電車にも慣れ、グローブ座も決して遠くなく。
『燕のいる駅』以来のこの劇場との再会です。

相葉さんの看板とも再会^^

2010-05-12 15:04:35

なんか懐かしかった(´ω`人)

私は『燕~』のあとも『忘れられない人』『グリーンフィンガーズ』と観てきましたが
ななは燕以来、久しぶりの相葉舞台です。
この日を楽しみにここ何ヶ月か生きてきました。
やっと相葉さんに会える・・!!


今回の舞台レポ、本当に書けなくって・・・><
あまりにも相葉さんへの想いが強すぎて、どこから書いたらいいのか途方に暮れてしまって・・・。
実はいまだに帰って来れてないかもしれません。

なので今回は『まじめな観劇レポ』(Mレポ)と『相葉LOVEレポ』(Hレポ)←このネーミングセンス!!どひゃー!(゜Д゜ ;
のふたつに分けて書こうかなって思います。

きっとまたうだうだ長いかとは思いますが、よろしくお付き合いくださいましm(_ _)m

まずはざっとあらすじを・・・。

【あらすじ】
車の事故で病院に運び込まれた一人の青年。
そのベッドの傍らにもう一人の青年。
それが瀕死の自分の体から幽体離脱をしてしまった春也。
なぜ自分がベッドの上で死にかけているのか
なぜこんなことになってしまったのか全く思い出せず動揺する春也。
一緒に車に乗っていたはずの恋人美智子は・・・?
記憶をたどっていく春也・・・。

家業の履物屋で下駄職人の父と、妹と3人で暮らす春也は
一流のピアニストになる夢から逃げ出してしまった過去を持ち
人生の目標も夢も見えないまま生きていた。
妻を亡くし、酒に溺れるようになった父も春也には冷たい。

そんなとき春也は美智子に出会い、彼女の前向きで一生懸命な生き方と
たくさんの夢を持っていることに強く惹かれる。
美智子も誠実で優しい春也と一緒にいたいと思うようになる。

ある日、家業のこと、ピアノのこと、亡くなった母のことで
父と激しい口論をした春也は
美智子に思いをぶちまけ、自分自身にも怒りをぶつけてしまう。
「本当は・・・本当はピアノをあきらめきれない・・・」

春也のピアノに対する本当の想いを知った美智子は
春也が行きたがっていたコンサートに車で連れて行こうとするが
ピアノのこと音楽のことは忘れてしまいたい春也はそれを拒否をして美智子とも言い争ってしまう。
そのまま車を走らせた美智子はあるきっかけで事故を起こしてしまった・・・・。

全てを思い出した春也・・・。
瀕死の春也のそばで、春也と美智子は対面する。
美智子の命はその時すでになく、春也に想いを伝えにきたのだ。

天真爛漫で輝いて見えた美智子にも、“母に捨てられた”という暗い過去があった。
事故直前、長く会っていなかった母の姿を窓の外に見て
事故を起こしてしまったと告白する美智子・・・。
「私も本当の気持ちを春也に言えなかった・・・
本当はずっとお母さんに会いたかった」

美智子と共に天国に行こうとする春也に美智子は言った。
「私と春也の夢を、私の分まで生きて叶えて」
ふたりで描いた千の夢。
家族・友の想い。
病室では仲たがいをしたままだった父の
自分の名前を呼ぶ悲痛な声が聞えてくる。
「自分はいろんな人に想われている・・・
その人たちの思いに応えていかなければ。
もう一度夢を見て、それを叶えてみよう・・・」
そして美智子の想いを胸に
春也は自分の体に帰る決心をする。

「じゃ・・・また・・・」
二人は別れ
「タダイマ」
春也は現世に、家族の元に帰って行く・・・。

・・・と、こんな感じでしょうか。

春也という青年が、生と死の間の世界に偶然存在して
そこで、生きていたときには気付かなかったいろんなものに気付き
大事なことを見つけて生き返るお話です。

ラブストーリーなんですが、ファンタジーでもあり
ホームドラマでもあり、友情もあり。

夢を持つこと、想い想われることがどんなに幸せなことなのかを
伝えてくれた舞台だったと思います。

【座った場所】
そんで・・・私たちが観ていた場所・座った場所なんですが、
これが今回の観劇の大きなポイントなので、あえて書かせていただきます。

いつもとは違うステージングでした。
臨場感を出すため・・と、客席に大きく張り出しているステージ。
その張り出した部分の右側ブロックの一列目。
RAの1番2番という席でした。
つまりステージを挟んでRとLが対面している、イスが真横を向いてステージに面しているって感じでしょうか・・。
舞台が1メートル先にあります。
もちろん私たちの前に客席はありません。
角なので、なな(1番に座ってた)の横は通路です。

開場して席を確認した時に、あまりのことにひざが震え、後ずさってしまいました。
「本当に私たちごときがここに座ってもいいのか・・?щ(゜□゜щ)」
思わず帰ろうかと思いました(笑)
約7年、嵐の、相葉さんのファンやってきて初めてなんですよ。一番前なんて。
しかもコンサートじゃなくって、相葉舞台で!!!
神様って本当にいるのかも!って思いました。
ななは「私の東京進出歓迎会♪相葉さん、まさかこんなに歓迎してくれるなんて・・・」って
またまたわけわからん発言をしてましたが・・・^^;

ただ、舞台というと全体を見ていないと何がなんだかわからないってことになったりしますが
この席はその点ではちょっと不向きだったかな?
目の前にいる役者さんがあまりにも近すぎて、向こう側にいる役者さんの演技がわかりにくかったり・・っていうことは多少ありました。

でもそんなゼイタクなんて言いません!!
いーんです!今回は相葉さんだけ見れれば!!
って言う気持ちで、瞬きも最小限に、目が乾きまくるほど(実際充血してた^^;)
見つめてきました。
臨場感を出すために・・・という、舞台演出を十分すぎるくらい堪能させていただきました。

そんなミラクル席から見た舞台、感想を書いてみます^^

【Mレポ】

『君と見る千の夢』・・・
タイトルだけ見てもどんなお話なのかイメージが浮かびにくく
原作もないので、春也という青年が事故に遭って幽体離脱をする・・・という予備知識だけを持って観に行きました。
相葉さんに合わせたオリジナルストーリーというのがとっても楽しみで♪

今までの舞台は近未来だったり、外国のお話だったりしましたが
今回は日本のどこかにありそうな寂れた商店街の
今にもつぶれてしまいそうな履物屋さんが舞台です。
登場人物も普通の日本人(笑)で、早くからお芝居の世界に入り込めました。

セットも病室、店から続いてる茶の間、近所の公園、車の中・・・と
自分の周りにあるものばかりでとっても親近感^^
すごくシンプルでわかりやすかった。
役者さんに感情移入・・・っていうより、知り合いに見えてきてしまう・・・
そんな距離感でした。
メイクも薄くて、ほとんど素顔だったしね^^
衣装もマイガールのときのような普段彼が着てそうな普通の服で。
襟ぐりの大きいカットソーやチノパン(ジーンズはあんまり履いてなかったような・・)
スニーカーに店のぞうり、前掛け。
美智子も質素な清潔感あふれた衣装だったし、
役者さんそれぞれの普段着姿っぽい感じでした。
あと、本物の下駄がお店に並んでたのですが
その木の香りが漂ってきたり、春也の・・っていうより
相葉さんの・・なんですけど、汗のにおいが漂ってきたり
そんなのも『臨場感』でした^^

茶の間での春也、公園で美智子と抱き合う春也、
友達と和太鼓の練習をしたり、冗談を言い合う春也、父と言い争う春也・・・
相葉さんの素の部分と、春也になりきっている部分が交差していました。

ラブストーリーというのも心惹かれましたが、恋人たちの甘い甘いラブではなく
人と人・・・家族や友達、恋人・・・そして夢や人生に対するラブ。
いろんな『ラブ』のラブストーリーだなって感じました。
事故に遭って生死の間の世界に存在し、瀕死の自分の姿や家族の動揺を客観的に見て
今まで自分が歩んできた人生を嫌でも振り返らざるを得ないという状況って
考えてみればとっても重い。
そんな状況の中で、美智子という恋人の存在は春也にとって
とても大きくて、光り輝いていて。

彼女と見た千の夢・・・。
ひとつひとつ、どんな小さな夢でもいいから美智子の思いと一緒に叶えて行こう・・・
そう決意したから春也は、過酷であろう現世に戻れたんだと思います。
そこにはもちろん美智子だけではなく
家族や、友達の想いもあって・・・。
いろんな人たちの“想い”が春也を生き返らせる・・・。
そんなラブストーリーでした。

ここからは役者さんの感想を・・・。

【相葉さん=池辺春也】
もう舞台も4回目。
お芝居自体は燕~の頃とそんなに変わらないような気がしますが、
間の取り方とか、他の役者さんとのキャッチボールとかは上手になってるのかも^^
春也という青年は、本当にいろんな意味で等身大の相葉さんに近かったんじゃないかな?
やっぱりね、根っこが暗い役がよく似合う。
本人の根っこも絶対暗い!!
その暗さが大好きな私みたいなファンにとって、相葉さんの舞台はもう宝の山みたいなものです。
どんな宝の山だったかは、後述の相葉Hレポにて語ってみたいと思います(笑)

春也くんは大きな挫折をした青年で、そのこと・・・ピアノに対してはかなり屈折した思いを持っています。
ピアニストという設定は最初は相葉さんに合わないんじゃないかって思っていましたが、
お話が進むにつれ、時々かかるピアノの音楽で相葉さんがピアノを弾いてる姿が頭に浮かんできました。
これは相葉さんの演技の力なのか、演出の力なのかわかりませんが
ピアノを弾く相葉さんの姿はとても素敵でした(私の頭の中だけでね)
そんな彼の姿を美智子も見たかったんだろうな・・・って想像しちゃいました。
そうやって見ている人に思わせた相葉さんのお芝居も捨てたもんじゃないかなって思います^^

【上原美佐さん=小野美智子】
上原さんは舞台初めてだそうですが、美智子・・・みっちゃんの明るいキラキラ感にぴったりの女優さんでした。

最初、春也に「変な子だなぁ・・・」って思われる美智子ですが
その存在がどんどん春也の心の中に入っていくのがとてもよくわかりました。
介護福祉施設で働いていて、将来は政治家になりたい!という大きな夢まで持っていて。
でも母に捨てられたという過去の傷は本当は癒えてなくって・・・。

そして美智子の手帳に張られた何十枚、何百枚の付箋・・・。
メモ魔の美智子は春也との夢もメモに残していきます。
温泉・ソファ・カレー・野菜市・チワワ・北海道・・・・シカゴ。
最後に美智子は死んでしまうのですが、そのメモが春也を現世に戻すんです。

相葉さんと二人のシーンも多かったですが、二人は背の高さとかもちょうどよくて。
衣装も全然派手じゃなく、地味なのになんかキラキラしてるんですよ~
イヤミのない、ある意味オーソドックスな美人さんって感じでした。
誠実でひたむきな『美智子』という女性にハマっていたと思います^^

【田山涼成さん=春也の父】
春也のお父さんは職人さんです。
もちろん頑固一徹です。
その頑固さの表現や、お芝居の安定感はやっぱり抜群でした。

春也との言い争いのシーンは本当の親子喧嘩みたいだった。
相葉さんも田山さんにしっかりついていってました。
きっとすごく頑張ったとこじゃないのかな?

口では物静かでも体の横で握った拳が震えていて
感情が高ぶっているのをさりげなく表現したり、
春也のことを思って号泣するシーンも迫力があって感動的でした。
その号泣シーンは本当に目の前で見たので、
田山さんの吐く息まで感じることができました。
ベテランさんって舞台でこういう演技ができるんだなぁ・・・って感激でした。

若手の舞台でもこういうベテランさんがいらっしゃると骨組みがしっかりしてる感じがして
見てる方も安心できます^^

【春也の妹・親友】
春也の妹の花(保可南さん)は家族のことを一番思っていて、父と兄の仲をなんとか修復させようって努力しています。
美智子のことも自然に受け入れ、母のエプロンを渡したりして慕っています。

春也の親友ふたり、竜太郎(越村友一さん)と大輔(大沼遼平さん)も春也一家のことが大好きで
春也が事故に遭ったときも動揺しながらも春也を助ける手助けをします。

この3人は重い話になりがちなこの舞台の癒し担当って感じでした。
3人がもっと重苦しいキャラだったら、全然違うお芝居になったんじゃないかな?

とくに竜と大ちゃんの、客席から出てきて無駄話をしながらステージにあがらず
反対側の客席のドアから出て行くなんて演出は、とっても心和みました^^
無駄話・・・『外国人に日本語を教える時の日本人の変な発音はなんなんだ!!』
というお話でした(笑)
この無駄話、毎回変えてたりしたらスゴイな~^^

3人とも舞台俳優さんなのかな?
舞台的なお芝居と動きがとっても馴染んでいたように思いました。

【病院の人々】
春也の担当医師に相島一之さん。
看護師長さんに藤田朋子さん。
看護師に春也の友達大輔役の大沼遼平さん。

緊迫した場面から病室でちょっと和んだ会話をする場面など
いろんな場面でいろんな演技をしなければならない病院のシーン。
頑固な父を説得する医師や、
動揺する若い看護師を叱咤激励し
「あなた父親でしょ!!!」と父を一喝する看護師。
相島さんや藤田さんはさすがでした。
見ていてとっても気持ちがよかったです。

このお芝居をひまわりに例えると
田山さんと相島さんが根っこで、藤田さんは最初の大きな双葉。
そしてしっかりした葉が茂って大きなひまわり=相葉さんを咲かせてくれる・・・。
相葉さんはそのひまわりに十分値するような演技をしていたと思います。
きっとね(^-゜)

【見終わって・・・】
やっぱり泣いちゃいました。・゜('Д`泣)゜・。
「人は死ぬときに愛する人のことを想うの」という言葉を美智子が春也に遺すのですが
ワタクシ、そのセリフでそれまでじわ~っと溜まっていた涙が一気に溢れてきてしまいましたTT

愛する人のことを思いつつ死んでいくのは悲しいのかもしれないけど
もしかしたら幸せなことでもあるんではないかな・・・?
恋人、家族やペットや、周りの人たち・・。
もし天涯孤独の身になったとしても、誰かを想いながら人生を全うする・・・。
その時、その人は決してひとりぼっちじゃない気がします。

夢を持つのは素晴らしいことですが、全ての人の夢が叶うかというとそうではなくて。
もしかしたら叶わない夢の方が多いのかもしれない・・・。
でも夢を叶えようと努力をし、その結果挫折をしてもその夢がいい思い出になるような生き方。
『想い出の箱』をいっぱいにして、いつでも取り出して笑顔で夢や思い出を振り返られる人生。
人生の最後がやってきたときに、そんな風に自分のことを大切に思いたいし、
自分に関わってきた数え切れないくらいの人たちのことも大切に思いたい。
最後に後悔しない人生を送るには、人生のいろんなことに真正面から向き合って、
逃げたりしないってことだと思いました。
夢から人生から逃げていた春也に、美智子が教えてくれたのはそういうことだったんじゃないかなって私は感じました。

舞台のクライマックスを見ながら
横にいる娘や、息子や愛犬、私の周りの人たち、
そして、私が生きて来た人生やこれからの人生が頭を駆け巡り
涙が止まらなくって。
大切なものが私にはたくさんあって、それを自分から捨てるようなことや
逃げ出してしまうことだけはしたくないって強く思いました。

「どんな小さな夢でもいいから自分の夢を書き出して、
それをひとつひとつ叶えていくっていう本があるみたいよ」
娘が教えてくれました。
春也と美智子がたくさんの付箋に書いて、いつか叶えようとしていた千の夢。
私も書いて叶えていこうかな。
人生の最後を笑って迎えられるように。


以上でMレポは終わりです^^

相葉さんの舞台は、たとえ悲しい結末だったとしても
いつも小さな希望を残してくれる。
見てる人はとても救われる。
それが彼の役者としての力なのかなって思います。

会場を後にする時、そっとステージの端っこに手を置いてみました。
なんだか温かかった・・・。

相葉さんと見た千の夢・・・・。
ステキな舞台をありがとう。
相葉さん^^



さて。ここからはHレポ。
舞台をとても真摯に真面目に見られた方や、そのまま舞台の思い出に浸りたい方
舞台に行けなかったけど、Mレポだけで舞台の世界に浸りたい方は
読まない方がいいかもしれません・・・^^;
相葉さんのみ!360度全角度から相葉さんを見た、相葉マニアレポです。
そこんとこご了承くださいまし・・・m(_ _)m
クレーム等は受け付けておりません^^;

【Hレポ】
今、巷では3Dなるものが流行っていますね^^
映像を3Dで立体的に見る・・。
でもライブや舞台って、まんま3Dの世界!!
っていうか“本物”!!
めがねかけなくっても、機械を使わなくても360度そのまんまが見れるって
本当に素晴らしい!!
相葉さんの質感や大きさ、肉のつき方や身長はこのくらい・・・っていうのがリアルにわかりました。

その一列目という、神様ありがとう席(名付けてみた)で見た相葉さんは・・・・
ブサイクでした!!(相葉ファンのみなさん、すみません。私も相葉ファンなんですよ?)
見終わった後のななとの一致した意見の筆頭がそれでした(笑)
お芝居って泣いたり怒ったりが多いし、カッコつけないから
グラビアに載ってるようなイケてる彼では決してなかった。

でもね、それでも恋に落ちてしまうよ。
等身大の相葉さんがそこにいるんですよ。
ほんの1メートル先に彼がいる。

1メートル先を自分の家の間取りで想像しました←
舞台の端っこに彼が行っても私の家の大きさ以上には遠くに行かないくらいの距離だったので
つい自分ちで想像・・・。
自分がテーブルのイスにに座ってるとすると・・・相葉さんはテーブルの前のソファあたりか?!
台所だとリビングのドアあたりか?!
寝室だと・・・・・

うきゃーっ(〃▽〃)!!

ほらね。壊れてるっしょ?^^;
しかも舞台見てる最中にそんなこと考えてましたからね(オイ)
相葉ファンのみなさんも自分の家で想像してみてください。
1メートル先には何が?テレビ?ソファ?観葉植物?
そこに相葉さんがいるって想像するとテンションあがりませんか?(笑)

そんな近さで彼がお芝居をしてるわけですよ。
コンサートのカッコつけて歌ってる相葉さんじゃなくてね。

下駄を作ってる手元、中腰になった時の腰から見えるパンツ、寝転がった時のふわふわの髪の毛
靴紐を結んでる手、公園の遊具に座る長い足、お父さんと言い争ってる時の震える肩・・・。
肩甲骨、足首、腕、腰、うなじ、鎖骨、胸板、横顔、汗、涙、なんか理科の解剖図みたいになってきたけど(笑)
そして下駄の香りとともに相葉さんの汗のにおいも届きました。
汗臭いんじゃなくて、でも香水の香りでもなく、“男の人のにおい”でした。
顔から汗がポタポタ。
いや、涙なのか汗なのか鼻水なのかわからないくらいの熱演でしたから、
熱気さえ伝わった気がしました。
その全てが全部相葉雅紀そのもの!それぐらいリアルな相葉さんだった。
芸能人の、嵐の相葉さんっていう目では見てられなくって
春也という役柄ではもちろん見れなくって(舞台見てる人としてはダメダメやな)
中高生のとき、憧れの初恋の彼を見てぽ~っとなってたときの私になってた。
相葉さんがこっちに向かって歩いてくる時に
「それ以上近くに来ないで!!来られると死ぬ!!」って思ったよ(笑)
こっちに来んな!!なんて、今まで思ったことなかったのに。
学校の廊下で好きな彼とすれ違いそうになってる時のあの感情!
「わわわわ。こっちに来る。来る!来るよ~!どうしよっ?!ヽ(゜Д゜ ;ヽ) (ノ; ゜Д゜)ノ」
目が合いそうだよ!!でも目が離せない!離すのもったいない!!って感じ。
絶対彼の視界に私が入ってる。彼の網膜には私が映ってるんですよ。もうどうしていいのかわかんない。
コンサートなら「相葉さーん!」って叫んで、手をぶんぶん振ればいいし
目が合っても恥ずかしくないんだけど、舞台ではどうしたらいいのか・・・。
きっと目がキョドってたと思う・・・。

そして美智子とのラブシーン(´ω`人)
過去に受けた傷を美智子に告白して号泣する春也。
ためらいながら美智子がそっと春也を後ろから抱きしめる・・・。
春也はちょっとびっくりするけど、美智子の腕をぎゅっと抱きしめる。
春也の感情が高まってくる。
そしていきなりふたりは立ち上がって抱きしめあう。
理性がとんだ瞬間。
美智子の腕が指が春也の背中を抱きしめる。
そしてお互いのの瞳を覗き込むように見つめあう・・・。
ふたりの唇がそっと近づく・・目を閉じるふたり・・。
触れようとした瞬間、すっと美智子の体を離してしまう春也・・。
「こんなことする資格、俺にはない・・・」
背中がそう言ってるようでした。

ふたりの体が離れる瞬間まで息もできないくらいだったよ~
キスしたいのにできない・・・というもどかしさやふがいなさが春也・・・相葉さんにピッタリすぎて。
きっと潤だったらしちゃうな・・とか(笑)したあとに「ごめん」って謝るな・・とか(笑)
でも相葉さんはできないんだよね。
いや本物の相葉さんならしちゃうだろっていうか、そんなこと考えずに本能で突っ走りそうだけど
春也はきっとできなかったんだろうな~
『相葉的演出』だとキスはこれからもないのかもしれない・・・。
でも相葉さんのラブシーンには舞台に限らずいつも彼の繊細なところが出ていて、
私は結構好きです(´ω`人)

そう・・繊細と言えば、彼は本当に所作がキレイです。
下駄を棚から一足持って、また元に戻すところがあるんだけど
戻す時にそっと両手で下駄を揃えるんですよ。
なにげない仕草なんだけど、相葉さんの優しさが出てたような気がして。
そんなふとした仕草や、座敷に上がる時の靴の脱ぎ方や、前掛けの紐をほどく指先。
ご飯をいただくときの箸の持ち方や、人を見つめる時のまなざしや・・・
そんなところに胸キュンしてしまうとです。
なんかね、見てるとちょっと涙ぐんでしまう。
天真爛漫で大ざっぱな人に見えるかもしれないけど、
よ~く見ると意外に繊細でお行儀はとってもいい人だと私は感じてます。
根が暗いって私がよく言うのもそんなところから来てるんじゃないかな。
育ちがいい・・・というよりも、ちゃんと育てられてきた人って感じがする。
おじいちゃん、おばあちゃん子だったっていう相葉さん。
きっとそのお陰なのかもですね^^

相葉さんが舞台に立ってる間中、ずっと相葉さんを追っていました。
ホントに穴が開きそうなくらい・・・^^;
双眼鏡がいらないのって素晴らしかったです。
双眼鏡持ってってたら目立っただろうな。
「それでどこを見るの??!!毛穴か?!」って感じで(笑)

以上でHレポ終了です。
私が見てきた相葉さんを全部書いてみました。
すいません、変態ちっくで・・・。
HレポのHはヘンタイのHなんですよ、実は^^;

いまだにリアル相葉の世界から帰って来れてないです。
お芝居見に行ったのか、相葉さんを見に行ったのかわかんなくなってる・・・。
恋してるみたいになってます。
相葉さんのことけなせないもん。
はてしなく褒めて、いいところばっかり探してるもん。
かなり重症らしい・・・。
自分で自分がイタイ・・・。
欲求不満なのかもしれないな(笑)
ななにも「おかあさん、そんなに相葉さんのことが好きやったとね~」って
しみじみ言われるくらいです。
そんなに好き・・・なんですね。多分^^;
あんまり近づきすぎると「来ないで!」って思うくらい好きなんですよね。

やっぱイタイわ・・・・私・・・・_| ̄|○

でも永遠の片想いも悪くないですよ゜+。(・∀・)゜+。
これからも片想い頑張りますっ!!

長々と書いてきました。
もう心残りはないくらいです。

ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございましたm(_ _)m

おしまい。
byまみ


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