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東京なな猫通信

東京なな猫通信

ボロボロで彷徨っていたパンチくん

■2008-03-25■


このところ動物関係の話題ですが
今日は、かわいいパンチくんを
なな猫通信を見てくださっている皆さんにご紹介します。

         元気いっぱいのパンチくん

今じゃこんなに可愛く、元気になりましたが
保護された当時はこんな状態。

         彷徨っていたボロボロのパンチくん

ボロボロで、尻尾も振れないくらい毛玉だらけだったそうです。
この姿で、ウロウロしていたところ、
どなたかが警察に迷子として届け出て下さっていました。
そして、Red-String(レッドストリング)のメンバーの耳に入り、
このままでは処分施設に送られるということで保護されました。

         前歯1本キュート♪

パンチくん、辛い思いをいっぱいしたんだね。
でも、やさしい人たちに助けてもらえて本当によかったね。
いったいどのくらい、街を彷徨っていたんだろう。
その生活を思うと、胸が痛みます。

         男の子だけど赤が似合うでしょ

一時預かりさんのもとで、こんなに愛してもらっています。
でも、預かりさんのところも容易ではなく
ほんとのパパ・ママになってくださる、あたたかいお膝を求めています。
どうぞ皆さん、パンチくんをよろしくお願いします!

    ■以下、パンチくんの募集データです■

【仮名】 パンチ

【性別/年齢】男の子/推定7歳(まだまだ若くて元気)

【毛色/特徴】4キロ弱、テリア系ミックス?

【募集に至った経緯】
一枚目の写真の、一瞬犬?これは何?と思うほど悲惨な状態で
どうやったらこんな状態になるんだろう…というような姿で
彷徨っていた所を警察に保護されていました。
警察での保護期限が過ぎ、処分施設に送られる所をレスキューしました。

体中にフェルトのように貼り付いていた毛玉を取り、綺麗になって
現在はとても可愛いお顔の、元気一杯の子です。
少し寂しがりな所があり、できるだけお留守番の少ないお家がいいようです。

【健康チェック結果】
1 ワクチン済
2 去勢手術済
3 血液検査の済 (特に問題無しです)

去年去勢手術をした時に歯石を取ったのですが、
ほとんどの歯を抜くこととなり、現在は数本残っているだけの状態です。
1本ちょっと前に出ていますが、これも チャームポイントですね。

普通のドッグフードを食べる事はもちろん可能ですので
食事に関しては、ほとんど手はかかりません。
ウンPもオシッコもトイレシーツの上で出来ます。

【条件】
・大阪より車で移動可能な距離にお住まいのご家族の方
・お留守のなるべく少ない方

【連絡方法】
   下記より、詳細・譲渡条件をご覧ください。
      Red-String(レッドストリング)

★飼い主さんと共に、一時預かりさんも募集★
  現在多頭飼いの預かりさん宅にいます。



  ++  ++  ++  ++  ++  ++  ++  ++  ++

しかし、パンチくんはなぜ街を放浪していたのでしょうか。
恐らく飼い主に捨てられたんですね。
《警察等関係諸機関には今だに届け出・問い合わせなし》

いわゆる「ポチ」って感じの野良犬ではなく
明らかに、テリアとかマルチーズとかが混ざっている雑種です。
人の家で産まれ、しばらくは飼われていたのか、
推定7歳ということで、歯石も凄かったようです。

「犬の十戒」という言葉が流行り、映画化までされている昨今、
あいかわらず捨て犬は後を絶たず
昨日も書きましたように、飼い主の手でセンター送りになる犬も多い。
センター送りは、飼い主が手を汚さず
係の方たちに嫌な思いをさせて、犬猫を殺してもらう所行のことです。

パンチくんは、捨てられただけよかったのか。
とにかく保護はされましたから、命は助かりました。
でも、捨てられたこころの傷は、犬といえど残るのです。

わたしの関わる、「里親さがしコミュニティ」という場では
車の行き交う大きな道路上に、犬小屋ごと捨てられていた犬や
キャリーに入れたまま電車内に捨てられたダックスもいました。
猫よりももっと、飼い主だけを親と信じて
終生ひとりの人を慕い続ける犬。
その小さなこころを踏みにじる、「捨て犬」という悪。

どうか、犬を飼っておられる皆さん、
生活上どんな苦しいことになっても、犬を捨てないでください。

センターに連れていかれて、狭いガス室に閉じこめられても、
またある日突然、お散歩かと思って
ルンルン飼い主と歩いていたら路上に放置され
あれ?ママ《パパ》がいない!とパニックになって
「ママー!ママどこー!!」とあちこち彷徨い、犬の知恵でさがし歩き、
お腹を空かせ、寒い露地の隅でひとりぼっちで眠り
それでも飼い主がきっと迎えに来てくれると
その最期の瞬間まで疑わない、眼のひかりを奪わないでください。

★追記★
パンチくんは素晴らしい里親さんのもとに貰われていきました。



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