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長押 綴

長押 綴

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2014.07.23
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カテゴリ:🌾7種
※むしろ書いている人のドロドロがどうやったら収拾つくのか分からない


花が好きな人は、読まないで下さい。ほぼヘイト文なので下げます。

































末黒野花。

私、この子が登場した時この子大好きでした。
さっぱりしてるし、はっきり物を言うし、怯まないし、サバイバルに慣れているし。

新巻さんに対しても警戒して追いやったりしないあのシーン大好きですし、
仲間の為に突っ走るのも危ないなと思いつつもかっこいいと思いましたし、
相談しないことがプラスにもマイナスにもなることだって
自立心の高い子に思えて好感度がダダ上がりし、全く彼女を嫌いになるだろうとは思っていませんでした。

初期は大好きでしたし、花とナツの対照性も面白く見ていました。
竜宮編でもよく日記を発見してくれた、ありがとうという気持ちでいっぱいでした。彼女のような存在が沢山居れば、死にゆく何かを沢山救えるのではないかと、希望を感じました。

けれど安居達との出会い編から

彼女の役割が「被害者(兼何が何だか分からないけれど取り敢えず謎の罪悪感を抱く少女)」&「無知は罪かという疑問」になってから
ちょっとずつ、彼女にまつわる何かに対してもやもやした違和感のようなものを感じはじめました。

それから少しずつ、「花」を嫌いというか、
「花+ヒロイン補正」がなんか嫌になっていてしまいました。


メインヒロインだったらもう少し主人公補正をかけて観られたのかも。
サブヒロインだと思っていたからこそ、田村先生の「タイプ」の主人公がメインヒロインではないとは珍しい、という気持ちで、更紗や巴のサバイバルを第三者目線で見ているような新鮮な感覚になっていなければ田村先生花タイプ好きだもんなあ(半目)という気持ちにならなかったのかも。

取り敢えず苦手な感情を何が形作っているのか分析してすっきりしたいので、
感想&分析してみます。他作品も結構引き合いに出していますので、ネタバレご注意。

●「花タイプ」
花を様々なキャラクターのプロトタイプポジションと捉えるわけではありませんが便宜上、花に似ているように感じるキャラクターを「花タイプ」と呼称することにします。あくまで私見なので、少々無理やりな部分もあるかと思います。

私見による花タイプ:
・役割髪型→茶髪ふわふわ(時にぼさぼさ)ロング(時にそれを断髪)
・ヒロイン目(歴代ヒロインとアップでは区別つけにくい)
・ストリートファイトに出てきても違和感無い

・不正は許さない少々暑苦しい正義漢(はるこ)
・少々無神経で、静か・真面目タイプに反感を抱かれることも(瀬々)
・恋する乙女だが好きな人とは隣で走りたいor護りたいの(更紗・巴他多数)

逆に言えばはるこ≒花タイプ notサバイバルvol 振られvol、安居とちょっと似てる気がする
瀬々≒花タイプ アイドルへの憧れvol 田舎少女vol 元気過ぎvol まつりちゃんと少し近い気がする
更紗≒花タイプ 復讐に燃えるvol 男装vol 家族大事vol 安居・子供組と近いものを感じる
・・・

あるタイプの主人公を描くのが得意なのは、あるタイプのキャラクターを別作品に登場させることで色々な状況に放り込んだり、異なる面から描写したりすることにも繋がると思います。

田村先生の作品ではないですが、スキップビートという少女漫画でも、
似たようなポジションの役柄ばかりやらされる女優の「私のイメージがそれで定着してしまうのでは」という不安に、
「似たようなポジションの「演じ分け」のほうが、ヒーロー・悪役とか分かりやすい「演じ分け」よりも余程難しい」
と女優の先輩が言うのですが

それを思い返します。

多分はるこ・更紗・瀬々・花達を一緒にしたら、サバイバルする時は気が合っていても日常生活ではかみ合わないような気がします(違うからこそはるこが瀬々の世話焼いたり…とかもあるかも、と考えると楽しいですが)

なのでこの文は「花タイプ」への文、とはならないと思います。
「花」への文、に近い文になるだろうと思います。


 他の「花タイプ」達は、周囲の大方(嫌われとは違う)、あるいは作者から
子供心に「そこまで責めるか」という責められ方をしていることが多いように思います。


だからこそ、花を見た時に彼女の欠点というものは。田村先生がウィークポイントとして描写する所は、なんだろう
と無意識に期待していたかもしれません。


けれど、なんというか

嵐「花を嫌うのは後ろめたいことのある人だよ」

とか、

花を責める人間が、頻繁に責められている
≒花への責めがいじめっ子の暴言のような扱い

とかを見ると

田村先生は花を「異常でない人間は嫌うことがありえない相手」として描写しているのかな?と思えてしまいました。



さて、その花に作中で怒りや憤りを感じている安居ですが。彼を少し引き合いに出します。
個人的な解釈では、
彼は「真面目ゆえに歪んだ型にはめ込まれてしまった」タイプのように思えます。
(最近安居と一緒に行動している涼は「ある程度不真面目だったからこそ型を歪められた」タイプかと)

彼の花に対してしたことを取り敢えず少しあげつらってみましょう。

・「ずるい」連呼→それしか出てこないのは、本当にそうとしか思っていなかったからか、そうとしか表現できなかったからか
・「これぐらい(あいつらに育てられてたなら)出来るだろ」と花にハードワークさせる(※比較対象:混合組)→怒り半分、それぐらい出来ないのは「酷い」という気持ち半分・もしもハードワークをこなせたなら観念して花を責めない方向にシフトチェンジしていた可能性もある気がしなくもない
・性的暴行未遂←……??
・その後うっかり洞窟で遭遇、見殺し(体が固まっていたのはトラウマのせいか、憎しみのせいか)



暴行未遂へ至る安居の感情描写が少な目なのと、安居周囲に二名ほど性的トラウマを持つ人が居ること&それを安居が知っている描写、+私が本編での「ある章での主人公」から「ある章での主人公」への怒りによる暴行を今まで読んだことがなかったからか、私にはちょっとついていけない暴行未遂。

まずこれを取り敢えず、「夏Aの異常性」として捉える事にします。
あゆさんが「遺伝子優秀そうだから」と言ったり
涼さんが「付き合うってどういうこと」とか言ったりしていることの一環であると仮定します。

あゆや小瑠璃は襲われることが嫌なことだと認識しています。
暴力で抑えつけられ、しかもそれをしている当の相手が笑う。

安居も、少なくともきっかけは性的快楽を得る為でも、別に花と恋人同士になりたかったわけでもないけれど
未遂に終わっていなければ少なくとも「安居から見た悪」にとっての「悪」になったという感覚(≒悪にとっての悪は正義?)になっていたかもしれない、という点で(泣き)笑っていたという可能性も微妙にあるかも、と思えてしまいます。

けれど花は「安居にとっての悪」ではあったけれど、「大多数にとっての正義」だった。

「自分の正義を攻撃する者」≒「自分の悪」。

ということで、花を大事にする人に気を使わず、大事にされる花を赦すこともできず
安居は復讐≒「安居にとっての正義」を実行しようとした結果、追い出された、というように見えます。



……ふむ。

安居にとっての「正義」は「裁かれる」ことで否定。

そして、夏のAにとっての「何かを大事にする」という「正義」は先生達が否定。

夏Bの人生観という「正義」は、否定も肯定も出来ると言う表現。

BASARAでは、主要人物の「正義」は否定も、肯定もされていたように思えます。


では、花の「正義」は、「否定」されないのか?

・めーちゃんが安居の「失敗」で学んで「今度こそは」と思って挑んだ
・「この子には「花」とつけようと思う」「……先輩」

そんな、長子で失敗したから次子ではという親のように育てられた彼女の「正義」は。

……なかなか、否定が難しいんですよね。

夏Aを引き合いに出す事や感情論以外では、彼女の正義は否定しづらい。
それら以外では彼女は、正義を柔軟に変化させられるようですから。
ちさちゃんの、抵抗しないように見える所・相手が「嫌なおっさん」でも面倒を見る所を
最初嫌がっていたけれど、理由を聞いて納得した花は、そこで「進化」しました。

その後様々な相手に会う度に、カービィのように彼女は正義を変化進化させていると思うのです。


ならば、彼女は
時間が経って「貴士の娘」という十字架とその意味をある程度実感したかもしれない今では、

「安居の正義」を、
夏Bと接してトラウマを話すことで整理をして・落ち着き・マイルドさを多少なりとも得られたであろう
彼の正義を、


少しは訊くことができるだろうか?と気になります。


花は、夏A村編までは「ほぼ万能薬」役だったからこそ、他の花タイプにある影や被否定が少ないからこそ
全員に対してパッと見でよく分かる効果を与える・副作用もとても少ない「スーパーマン」的
存在としてラストまで居るのかなと思っていたけれど

一部に対してはそうではなかった……副作用が目立つことになってしまった。


そういった、花に対する「ヒーロー期待」が間違っていたことが、
私の花ヘイトの主な原因だったのかもしれません。



花は、ヒーローショー好きな子供に好かれる性格だと思います。
そして、ヒーローショーで受ける裏には、今まで沢山のプロデューサーたちによる失敗があるけれど、それは「なかったこと」にされていることが多いわけです。

「なかったこと」にせず、「ヒーローの敵」として登場させたら、正義のぶつかり合いになるから、難しい。
また、どちらも「貴士と要にも育てられた」から、哀しい。


それを両方納得させるには、花だけの力では力不足なんでしょう。

まとめると、「可愛さ余って憎さ百倍」ならぬ、「期待余って失望百倍」。
要さんが「成功作」と捉える花の欠点は、影は「期待され過ぎること」なのかもしれません。

花自身は「ヒーローとしての自分」というよりは「自分が行きたい道が偶然ヒーロー道であった」ことを全身で喜んでいるように思えます。
安居の「リーダー(ヒーロー?)でありたい」けれど「自分の正義は糾弾されるものだった」こととは逆ですね。

要さんは安居のようにはすまい…すまい……と考えながら花を育てていたのかな、とも思ってしまいます。
要さんの失言を花が聞いたら
花の正義としては責めるのか、それとも頷くのか、固まるのか気になるところです。



7種読み始めたのがそもそも中学生で、花が嫌いになったのが高校生、そして今大学生なので
もう少ししたらまた彼女への考えが変わるかもしれませんが、
取り敢えず今まとめられる範囲でまとめました。

長文乱文失礼いたしました。





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最終更新日  2015.04.07 22:23:31
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