カテゴリ:ウィルコム
安心だフォンの従来機種AP-K202Sというのは、小学生に使わせる目的で、よく出来ている製品だと思う。 画面は小さくモノクロだし、何の派手さもないが、電話できる三箇所のワンタッチボタンがあるし、バッテリーの持ちがよく持ち歩くだけなら1週間充電不要だし、電磁波の漏洩も少ない。 防犯ブザーやそれに連動した親への通報機能もあり、ライトメール、Eメールも使えた。 また、トヨタ系列店で販売されていた「ぴぴっとフォン」は、機能はAP-K202Sと同等で、さらにさらにテンキーにフリップ式カバーが付いていて、メールを使うとき以外に使わないテンキーを隠して、3箇所の通話先のボタンだけが表に出るため押し間違いがなく、ボタンもバックライトつきで暗闇でも見やすくて、デザインもいい。 我が家では、以前、塾通いする子どもにこの「ぴぴっとフォン」を持たせていた。 完成度が高いため、これに親が機能制限のカスタマイズできる機能を加え、画面をカラー化すれば、今でも十分価値のある端末だと思うぐらいだ。 なので、安心だフォンの新端末「nicoハート」が発売されたとき、「なんでnicoベースなの?」と思った。 3箇所の専用ダイヤルボタンはないから、アドレス帳を開いて電話するのだろうが、高々3箇所しか通話できないのに、それは使い勝手がよくないだろう。 また、さすがに、Eメールは付いていて、親が利用期限できる方がいいし、防犯ブザーや緊急通報の機能もなくなったのも残念だ。 我が家は、親もウィルコムだったので、塾から帰るときはライトメールで連絡していたが、親が携帯電話だったら「nicoハート」では困るから選ばないだろうな。 今のウィルコムの体力では、一から子供向け端末を作り直すことが無理で、少ない開発費でnicoを子供向けにマイナーチェンジしたというのが実情なのだろうが、HONEY BEE 3と比べると手抜き感があって、少々残念だ。 子供向け端末の完成度という意味では、ガッカリな「nicoハート」だが、一点だけ注目している点がある。それは、W-SIMジャケットであるということの意義だ。 今回、「nicoハート」を塾通いする子ども中心に売り込む戦略を取るようだが、これはなかなかいい手ではあると思う。 ただ、進学と共に解約されたのでは、ビジネスは広がらない。 こうした子供向け専用端末の難しさは、基本料金が安く実入りが悪い割りに、受験が終わり進学すると、あっさり解約されてしまうことなのだ。 我が家でも、子どもが中学校に進学したら、学校が携帯電話禁止だったので、直ちに「ぴぴっとフォン」は解約した。 学校で携帯電話禁止でなくても、中学生にもなれば、安心だフォンでは困ることも多く、大手携帯電話に乗り換えてしまうケースが大多数だろう。 そこで、W-SIMである。 W-SIM端末である「nicoハート」は、W-SIMの設定変更で通常契約に変更でき、ジャケットも別途購入するれば、アドレス帳も引き継いで普通の携帯電話に早変わりだ。 これをビジネスに生かさない手はないだろうし、おそらく、ウィルコムは考えているに違いない。 すなわち、「nicoハート」を使っていた小学生が進学するタイミングで、つぎのようなキャンペーンを打つのだ。 ・手数料なしでW-SIMを通常契約に変更 ・中学生向けのW-SIMジャケット(HONEY BEEクラスの機能)を特別価格で提供 ・ジャケットのみの購入に対するW-Valuse SELECTのようなプランを作り、上記端末を実質0円で使えるようにする ここをうまく橋渡しすれば、現在HONEY BEEを使っているユーザーの拡大に結びつけら得るだろう。 さて、この私の戦略の予想、当たっているだろうか? 【送料無料】nicoハート(新規契約)ウィルコムPHSWバリューセレクト【分割払い】 【送料無料】nicoハート(機種変更)ウィルコムPHSWバリューセレクト【分割払い】 【送料無料】WILLCOM LU/WS023T(新規契約)ウィルコムPHS(年間契約)安心だフォンコース 【送料無料】WX330K(新規契約)安心だフォンコースウィルコムPHS お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月19日 01時01分00秒
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