カテゴリ:ウィルコム
→シャープWS027SHの噂をまとめると →WILLCOMからなぜ今Windows Mobile端末のニュースリリースが? →W-SIMに関するもう一つのデマ →XGP版W-SIMは必要なのだろうか? →WILLCOM CORE対応W-ZERO3のイメージが見えた! 仕事が忙しい状態のため、HYBRID W-ZERO3についての書き込みで、出遅れてしまった。 今さら、新製品情報をおさらいするだけでは、面白くないので、あまり取り上げられていない観点から、いくつか考察してゆきたい。 これまで、W-ZERO3シリーズは、Windows Mobileでも電話ソフトが載っていないClassic Editionを採用し、シャープ独自のPHS対応電話ソフトを搭載してきた。 これは、Windows Mobile Phoneでは、従来、マイクロソフト純正の電話ソフトを置き換えることを禁じていた上に、マイクロソフトが、純正電話ソフトで日本ローカル仕様のPHSをサポートすることを拒んだからである。 しかし、今回、HYBRID W-ZERO3はWindows MobileのProfessional Editionを搭載した「Windows Phone」であるらしい。 「Windows Phone」であるということは、マイクロソフト純正の電話ソフトが載っているということである。 Market Placeをサポートするためにも、「Windows Phone」である必要があるので、外せなかったのだろう。 それでいて、今回PHSの通話をサポートしている。 どうしているのかと思ったら、ニュースサイトの記事を読む限り、どうやら、PHSを通話に使う状態では、WILLCOM UIと呼んでいる電話周りの独自ソフトに置き換えているようなのだ。 ということは、おそらく、今回、マイクロソフトは、従来方針を変えて、純正電話ソフトを置き換えることを、シャープ/ウィルコムに許したということになる。 ただ、もちろん、WILLCOM UIでは、GSMや3Gの国際ローミング通話は出来ない。 となると、内蔵のW-CDMAや、GSMのW-SIMを使って、海外で通話をしたい場合は、マイクロソフト純正の電話ソフトを使うのが妥当だろう。 このため、HYBRID W-ZERO3の設定メニューのどこかに必ず、電話ソフトとして、WILLCOM UIを使うか、Windows Phone標準のものを使うかを選択するメニューが存在しているはずだ。 ひょっとしたら、国際ローミングを有効にするメニューがあって、その選択に連動する形で、電話ソフトを切り替えてしまうような仕組みになっているかもしれない。 電話ソフトの性格から、切り替え後は、リブートするかもしれない。見た目の待ち受け画面も、ランチャーメニューもガラッと入れ替わるはずだ。 いずれ、現物を触って確認してみたい。 それにしても、HYBRID W-ZERO3については、以前書いた予想を、今読み直すと、相当外していてお恥ずかしい。正直、ウィルコムが、こんなにアグレッシブな製品を出してくるとは思わなかったが、これは嬉しい誤算だ。 さて、次回は、クロック周波数の数字だけみて、反射的にガッカリという反応が多いCPU(というより統合LSI)についてでも、考察してみようか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月13日 02時45分29秒
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