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→関連記事:リクルート「タウンマーケット」 リクルートのチラシ宅配サービス「タウンマーケット」がサービス終了: 今だけ委員長の独りごと 2008年3月にリクルートがサービスを開始した無料チラシ宅配サービス「タウンマーケット」が、今年1月にサービスを終了していたらしい。 このブログでも、取り上げたことがあるが、サービス登録者に対し、毎週金曜日に、無料でテレビ番組表と、折込チラシを送ってくれるという、新聞社に喧嘩を売るようなサービスで、新聞業界の脅威になる存在として頑張って欲しかったのだが・・・ 聞いた話によると、広告主に対する料金が新聞折込に比べて倍ぐらいするため、なかなか地域の小さなお店が参加してくれなかったらしい。 がっかりしていたら、別の新しい動きがあった。 博報堂DYメディアパートナーズ、新聞無購読世帯へチラシを配達する「とどくる」を開始 | AdverTimes(アドタイ) 博報堂DYメディアパートナーズ 博報堂DYメディアパートナーズが、「タウンマーケット」と大変似たサービス「とどくる」を10月から開始するらしい。 年会費無料で、毎週土曜日朝に広告チラシが届くのは似ているが、届けるのが新聞販売店で、本来新聞に折り込まれる広告チラシを、単独でチラシだけ宅配してくれるというから、利用者から見ても「タウンマーケット」より魅力的だ。 ただ、博報堂がいったい何で儲けるのか、また、新聞販売店にはどういうメリットがあるのかがよく分からない。 新聞販売店は、折込チラシの部数が、新聞購読者にプラスして増えることから、折込手数料が増える、というメリットがあるように見えるが、もし、このサービスで、新聞を解約する人がどんどん増えたら、逆効果だろう。 一方、博報堂は、「とどくる」の会員を集めて、ビジネスをするのだろうが、誰からお金をもらうのだろうか? おそらく、「とどくる」会員名簿を渡す、新聞販売店から手数料をもらうのかもしれないが、どう考えても大した手数料は取れないだろう。原資が、広告チラシの折込手数料だからだ。とても、高給取りの博報堂で成立するビジネスに見えない。 また、「とどくる」が提携する新聞販売店が、実際どこなのか?という問題点もある。 地域の小さなお店からすると、すべての新聞に折込チラシを入れるのは非効率なので、購読者の多い新聞に絞ってチラシを入れているケースが多い。 具体的には、読売新聞と朝日新聞で、この二つを押えれば、新聞購読者の80%はカバーできるからだ。 これらの新聞に比べると、毎日新聞や、日経新聞、東京新聞などの折込チラシが極端に少ないことは、これらの新聞を取ったことがある人には、周知のことだと思う。 さて、「とどくる」が提携する新聞販売店が、読売や朝日の系列の販売店なら、何も問題ない。しかし、毎日や日経の販売店だったら、「とどくる」は全く魅力のないサービスになってしまうだろう。 ということで、情報があまりにも少ない現時点では、果たして、ビジネスとして成立し、発展するかどうかさえ、よく分からない。 しかし、とりあえずは、実際に始まるのは確かなので、始まるサービスに注目したい。 当初は埼玉県、千葉県、東京都の一部でサービス提供するらしいが、早く自分のエリアでも始まればいいのにな。これが成立するなら、本気で新聞が解約できるからだ。 【送料無料】博報堂スタイル 博報堂 (コウコク)【年間購読】広告 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月18日 01時12分49秒
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