『コドモのコドモ(荻生田宏治)』です。原作はコミック(まんが)だそうだ。そうだというのは、この作者さそうあきらは勿論、そのコミックも見たことがない。最近の日本映画はコミックの映画化が結構あるように思う。
さて、この『コドモのコドモ』は、ひょんなことから妊娠してしまった、小学校五年生の女の子とそれを取り巻くクラスメートと大人たちの物語。
本当にあったのかどうかは別にして、こんなことが起こっても不思議ではない世の中になっていると、思ってしまうのは私だけであろうか。
こんなことというのは、妊娠したコドモが子どもたちだけで赤ちゃんを産んでしまうということ。
このようなことになっても、コドモの家族はヒステリックになならず、コドモを暖かく見守る。しかし、ヒステリックになる親たちは何処にでもいるものだが、学校側が、その親たちに振り回されることなく、対応するというのも、実際にはこのようなことは稀だと思うが、見ていて気分が良い。
これは、偏にこの映画に携わっている人たち(スタッフもキャストも)の、理解によるものだろう。
祖母役の草村礼子、祖父役の榎木兵衛、母親の宮崎美子、教頭の塩見省三などなどの優しさに好感が持てる。
だが、この映画はコドモたちの演技が素晴らしい。それだけで十分だ。