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先日循環器学会などが、たばこを吸うのは‘ニコチン依存症と関連疾患からなる喫煙病’と、
喫煙行為そのものが‘病気’だと断じたばかりだが、その病気の治療が保険の適用になる。 禁煙治療に保険適用へ、医療費削減狙う 厚労省方針
非喫煙者からみると‘ふざけんな’と感じる人も多いだろう。 それでなくても、日頃から受動喫煙の被害を受けている人間が、 なんで喫煙者の医療費負担増まで面倒みなくちゃいけないんだ、 ‘自分のケツは自分で拭けよ’ そういう話になると、私のような‘前科者’の立場はない。 1日、2~3箱を吸う超のつくヘビースモーカーで周りに有害な副流煙をばら撒き続け、 挙句の果て、2000年に自分は急性心筋梗塞に襲われて、いまや身体障害者だ。 救急車で運ばれて、集中治療を受けた9日間での医療費が約250万、同じ年、 検査を含め都合5回のカテーテル施術を受けるが、それらを合計すると医療費は500万を超える。 それ以降は、通院と投薬が基本なので年間100万といった感じだろうか。 という訳で、健康な人からみれば、私は明らかな‘お荷物’だ。 27年間の喫煙習慣が心筋梗塞を引き起こしたかどうか実証は出来ないが、 早い段階で禁煙していれば防げた可能性は高いと思う。 そう考えると、禁煙治療サポートによって一旦は増える医療費が 将来的にはそれ以上の医療費の減少につながるとする仮定は当っていると思う。 それでも、気が収まらない非喫煙者を満足させるためにも、やはりタバコの大幅な値上げとか、 屋内施設での全面禁煙化とかの規制強化が必要だろう。 そうやって、値上げや規制である種追い込みながら、一方で禁煙をサポートする。 ‘病人’と名実共に認定されたのだから、 ‘愛煙家’とかと言う美名はもはや通用しない。 ‘嗜好品’という言い方も通用しない。 病気を誘発し死に至らしめる‘死向品’だ。 今までは散々加害者扱いされて素直になれなかったかもしれないが、今度は病人扱いだ。 自分が病気だとわかっているのにそれを治そうとしない人はいないはずだ。 喫煙行為が病気だと認めたくないのはわからない訳ではないが、 もはやこうして医療制度の上でも、普通の病気として認定されようとしている。 おまけに、この病気の悪い所は、周囲の人間をも病気にする極めて悪質なものだということだ。 本来なら病人は隔離されなければいけない病気なのだ。 頑な喫煙者の人々も、そろそろ時代の潮流にもっと従順になっていい頃じゃないだろうか。 ‘俺は死んでもやめねぇ’という重病人は、そのうち‘難病’認定されるぞ。 それにしても医学学会が‘喫煙は病気’だと騒いでから、 こんな短期間に厚生労働省が動くとは予想できなかった。 まさか、新しい‘食い扶持’を探した医師会の働きかけの成果とかじゃないだろうな。 何れにせよ、世の中の喫煙者がひとりでも減るきっかけになれば良い。 いつも書くが、私のように死に損なって、やっと禁煙するようじゃリスキー過ぎる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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