カテゴリ:ラジオ B'z
bayfm 20th Anniversary COUNTDOWN B'z SPECIAL
2009年9月30日(水) bayfm B'z×伊藤政則 (せいそく) さん 伊藤 ジミー・ペイジがね。 稲葉 うん。 伊藤 インタビューしたときに、えーと、初来日公演の時に、3時間30分、演奏されて、こんな長いコンサート、日本人観たことないから、相当倒れたやつがいたっていう、ね。 したら、「え? おれって、そんな長くやってたの?」 って言って。 で、「時間とか、あんまり気にしないんですか?」 って。 「いや、あんまり気にしない」。 あうんの呼吸で、始めちゃったらどんどん展開してって。 で、「じゃあ、終わるときどうしたんですか」 と。 これまたあうんの呼吸で、目と目が合って、そろそろ終わりかっていう。 だから、1曲が8分くらいになったときもあったりとか、5分で終わるときもあったんで。 だからツェッペリンって、毎回演奏が違うっていう。 松本 うん。 稲葉 違うのが、よくあの…、あの、あうんの呼吸なんでしょうね、ほんとに(笑) どうやって合わしてんのかなっていうときは、結構ありますよね。 伊藤 だから、なんなんだろう。 そういうバンドって、今、いないじゃないすか。 松本 いないですねえ。 稲葉 うん。 伊藤 あまり聞いたことないよね~。 松本 うん。 伊藤 なんだろう。 きちっとやっぱり、楽曲を、決められた形で演奏する、じゃない? 松本 うん。 伊藤 そういうバンドがほとんどなわけだから。 松本 うん。 伊藤 そういう、60年代的なジャムの要素で曲を発展させて、おれたちのエネルギーがどこに向かってって、どんなものを作り上げていくんだろうっていうね、そういうことの実験性に喜び感じるバンドって、ほんといない…。 松本 うん。 伊藤 B'zってどうなんですか? もちろんその、いろいろパターンはあると思うんだけど、やっぱりライブの楽曲って、きちんと決められてリハーサルどおりで行くでしょ? ビシッ、ビシッ、ビシッて。 松本 基本的にはそうですね。 伊藤 そうでしょ? 松本 うん。 伊藤 だってやっぱり、あれだけの手の込んだステージやると、そこでたとえば、伸ばしたりすると、照明とかあ(笑)、パイロ(※) とかあ。 松本 うん。 伊藤 周りのスタッフ、大変だよねえ。 松本 うん。 伊藤 そういう意味では、アイアン・メイデンっぽい、かもしんない。 松本 どっちかっていうとそうでしょうね。 ツェッペリンの方ではないね。 稲葉 うん。 伊藤 ああ。 ツェッペリンとか、まあ、エアロスミス。 稲葉 うん。 松本 うん。 伊藤 じゃあ、ないね。 松本 うん。 ただまあ、あの~、す…、うん(笑) 世代的にはぁ、ジャムとかできる~。 伊藤 そういうことだよね。 松本 世代なんだ…、のでえ。 ええ。 伊藤 そこなんだよね。 でね、日本人のね、ミュージシャンが、たとえば外国の人と、バッタリまあ、リハーサルルームかなんかで会って、なんかジャムろうかっつって、たとえばこうコードをね、誰かがバーンと弾いたら、ついてきゃいいだけだよねえ。 松本 うん。 伊藤 ところが、多くの日本のミュージシャンって型から入るから、たとえばじゃあ、AC/DCのリフかなんか、ジャーン、ジャジャジャー。 その曲、なんだったっけなっていう、曲から思いだそうとするから、ついていけなくなんだよね。 松本 うん。 伊藤 この辺がだから、ジャムをやって来た世代と、形から入ってるミュージシャンの根本的な違いで。 松本 うん。 伊藤 外国のミュージシャンって、やっぱり、ジャムから入るじゃない。 松本 うん。 伊藤 今のミュージシャン、どうか分かんないけど。 うーん。 若いころけっこう、ジャムやってたんですか? 松本 僕、やっぱり、あの、最初この世界に入ったときに、でやっぱり~、セッションミュージシャン~、の人たちなんていうのは、やっぱり、そういうのすごい。 たとえば、曲をレコーディングする前とか、やっぱり、必ず始まる、んですよね、やっぱりね。 伊藤 ああ。 松本 だから、そういう人たち~の間でもまれてきたからぁ、普通、でしたね、それは。 伊藤 なるほどね~。 松本 うーん。 うん。 伊藤 そうか。 でもやっぱり、今、ジャムのできないバンドって増えてるらしいよ。 松本 うーん。 分かる、なんとなく。 伊藤 うーん。 「ジャムってなに?」 って言われた暁には大変だもん。 松本 うん。 これたぶん、アメリカとかヨーロッパのバンドでも、そういうのけっこう多いんじゃないかな、最近。 伊藤 最近のバンドはね。 松本 たぶん。 と思うけど。 伊藤 決められたとおり、を、なぞってプレイするバンドっての? 松本 うん。 伊藤 そういうことが多いと思うんだけど。 夏休み。 ホリデーが終わっていよいよねえ、ニューアルバム、プロモーションも始まってるわけですけども、たとえば自分の趣味だとかそういうものが、たとえば歌詞や曲の中に反映されるってこと、ないですか ? たとえばね、稲葉さん、サーフィンとか、まあ、バイク乗ったりしますけども。 稲葉 ええ。 伊藤 海とたわむれたり、そういうのって歌詞に出てきたりすること、あるでしょ? たとえば、今回の頭のこれなんかのさ。 稲葉 ええ。 伊藤 3行くらいの歌詞、聴いてみて、なんかその辺の、稲葉さんのそういう趣味と歌詞が、若干リンクしてるのかなと。 「TINY DROPS」。 稲葉 サーフィン、もそうです。 バイクのときもそうですけども、やっぱ、その中で人にも出会うし、そこでは、普段なかなか、こう~、交わさない会話があったりもするので、そこにやっぱ、影響は、強く受けますね、僕。 伊藤 お~。 稲葉 うん。 伊藤 サーフィンって、そんなに長くないっておっしゃってましたけど。 稲葉 大したことないです。 伊藤 また。 それはまあ、謙そんだろうけどね。 稲葉 でも、趣味っていうほどでもないんですよ、ただ…。 だって日本で、ほとんどやらないですから。 伊藤 はい。 稲葉 でも、その中でこう、まとめてどっかの時間取れたときに、海外に行ったときに、やってる中でやっぱ、仲間みたいな。 その、海で会う人、も、いる。 いれば、バイク~の仲間もいるし。 そういうところで、話すと、けっこうその~、普段ツアーやって、レコーディングやってるとき、とは、違う種類の会話とかは、があって、そこの中からやっぱり影響、受けたものがまた今度、自分の仕事に返ってくるという、(息を吸い込んで) パターンはよくありますけど。 伊藤 まあ、いま言った 「TINY DROPS」 の頭のトコなんか、モロそういう感じですか? 稲葉 その曲もう、全くそのとおりです。 伊藤 モロだよねえ、これねえ。 稲葉 はい、ええ。 伊藤 だから、趣味が、ずいぶん歌詞に出ることもあるんだなと。 まあ、僕が気が付かないとこは、いっぱいほかにもあるんだろうけど。 ※ パイロ (パイロテクニクス) 火薬を使用した音と煙による演出 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.29 03:20:52
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