行く前はいろいろと心配をしていましたが、実際行ってみれば、雪が降ることも無く、むしろ夏よりも体が楽な旅でした。いつものトルコ旅（夏）は、途中で疲れて昼寝爆睡５時間とか、30分ごとにお茶飲んで休んだりとか、けっこう休憩時間が長いのですが、今回の旅では、かなり精力的にスケジュールをこなせたと思います。

今回イスタンブールでは、トプカプ宮殿、アヤソフィア、地下宮殿、ブルーモスク、イエニ・ジャミイ、スレイマニエ・ジャミイ、リュステムパシャ・ジャミイ、軍事博物館、ピエール・ロティの丘（エイユップ）をそれぞれまわりました。これで、観光のメジャーどころで残すところは、ドルマバフチェ宮殿くらいでしょうか。

オフシーズンの旅のみどころは、ずばり主要観光地です！
だって、オンシーズンは人の波なんですよ～。聞く話によると、トプカプのハレムなんて、込んでいる時には早く行かないと、チケット自体が買えなくなるとか。ジャミイ（モスク）なんて、見るだけでなくその空間の佇まいも楽しめるところなのに、あっちにもこっちにも各国語の団体さんが旗振って人集めてたら、雰囲気台無しじゃないですか～。

もう一つオフシーズンのオススメ、それはイスタンブールの宿代が下がること。今回の最初の宿に選んだのは、トラムのギュルハネという駅の近くのSude Konakというホテル。ここはサイトを見ても宿代がASKになっており、メールで問い合わせると教えてもらえます。前回旅（夏）に大人２人で問い合わせた時は50ユーロで、今回また問い合わせたところ38ユーロとの回答でしたので、すぐにまた予約を入れました。ここはプチホテルの扱いですが、設備もそれなりにきれいで、何よりもちゃんとしたバスタブがあるのが日本人にはありがたく、リピート使用しています。（ただし、洗面所やロッカーが小さくて使いにくい。）　場所はトプカプやアヤソフィアのすぐ近くである上に、裏道をちょっと歩いていけばエジプシャン・バザールに出られるので、おみやげ買いにも便利です。
（上記価格はユーロ現金払いの場合です。また、ホテルの人はお世辞にも親切というほどではないけれど、価格・場所・風呂を考えれば十分検討に値する宿だと思います。）

今回イスタンブールではもう１軒別の宿にも泊まりました。新市街の タクシムから少し入ったところのVardar Palace Hotel、ここもプチホテルの扱いです。宿泊日の前に予約に出向き、65ユーロ（120YTL程度）を100YTLまで値切り、予約を入れて来ました。お部屋も広くてきれいで、我が家のトルコ旅の中では最高級ランクの宿でした。（ガイド的には中級クラスの宿です。）


さて、イスタンブールではいろいろと「冬の特典」があったのですが、地方都市ではそれほどでもありませんでした。イスタンブールほど宿が過剰供給されていない地方では、冬でも宿代がそれほど下がらないケースも多く、またバスタブ付きのお部屋が少ないこともあって、宿選びは思う通りに行きませんでした。別にシャワーでも生きていけるんですが、寒くて疲れた時は、お風呂で長くなりたいですよね～。それから、あまりメジャーではない観光地では、観光スポットの電気が消えていたり、改装中だったりしたケースもありました。


…という訳で、オフシーズンのオススメはズバリ、イスタンブールでメジャーな観光スポットを総ナメする！、ことです。例え天気が悪くても、博物館やお買い物くらいならできると思うし～。客引きも冬はお休みなのか？、ほとんど出会いませんでした。落ちついて街中を歩けますよ。