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『人間は、何を滑稽だと思うかということによって、何よりもよくその性格を示す。』 『親和力(ゲーテ)』第2部第4章より 僕が文章を書かなくなって、どれくらいたったのだろう? 文章どころか、手帳にだって、予定以外はほとんど記入することはなくなった。 時間は誰にとっても同じように過ぎていく。過ぎた時間は、 忘却の彼方へと消え去り、意味をなさないのかもしれない。 でもふと考える。では一体、僕は何のために生きているのだろうか? 過ぎ行く時を、無為にするのはやめよう。誰のためでもなく、 まずは自分のために、 書くことを始めてみよう。 ☆モブログランキング☆ nauveの日記・・・というよりコラムかな? [全842件]
書こうかどうか迷っていたけど、 勇気を出して書いてみる。 実はこの一月程、極度の目眩に悩まされている。 朝目覚めても、 しばらくは動けず、 家を出ても、 歩くたびにフラフラする。 そんな状態がずっと続いて、 しかもだんだん悪くなっている。 特段睡眠不足というわけでもない。 仕事は無理をしないよう心がけ、 休日もしっかり休養をとっている。 病院から貰った薬を飲むが、 一向に効き目ゆはない。 医者によると、「自律神経、特に交換神経が働き過ぎている」らしい。 一昨日、 さすがに我慢出来なくなり、 上司に話して、 しばらく会社を休むことになった。 ゆっくり休むのはいいにしても、 風邪と違い、 本当に治るのか、 自分でもわからない。 昨日の晩、 少しだけ車を運転したけれど、 その時ですら気分がわるくなった。 元々あまりタフな方ではない割に、 公の場で自分の弱さを吐露するのは好きではないので、 今までこういうことは、 極力書かないでいたんだけど、 ここまで明らかに状態が悪くなった今、 それを伏せてそれ以外のコトを書くのも不自然な気がしてきたので、 書いてみることにした。 こんなことを書いて、 これを読んだ方にどうかして欲しいとか、 そういう期待や願望は 特にない。 ただ、ありのままの自分を表現しておかないことには心が落ち着かない。 それだけのことだ。 むしろ、 これは、 私なりの対決宣言だ。 いろんな人に、 迷惑、心配をかけることになるかもしれないが、 必ずまた元気に復活したい。
グーグルマップの航空写真は、見出すとはまってしまう。 私は通っていた小学校、 転校先の小学校、 一学期だけ通った高校、 2年間通った大学がなくなるという、 死神のような人生を送っており、 今となってはそれらを再訪することもままならないという、 切ない状態であるが、 グーグルマップを見たら、 何となく様子はわかる。 それぞれの学校跡地、 学生時代のアパートを見たあと、 世界に視点を向ける。 朝鮮半島は、 南はそれらしい地名があるのに、 北朝鮮の辺りは、 全く情報がない。 子供の頃、 「正確な天気予報が流れるのは平和の証し」と 教わったけれど、 まさにその通りだと思った。 ![]() さらに西へ廻り、 アメリカのロサンゼルスあたりを見てみると、 所々にプール付きの家が見受けせれる。 ![]() 日本でプール付き… 無いことはなかろうが、 私は今まで見たことがない。 更に西へ行こうとすると、 スマートフォンでは先に進むことはできなかった。 私の感覚では、 アメリカは日本の東にあり、 逆に言えば日本はアメリカの「西」に あるものだと思っていたが、 グーグルマップを作ったアメリカ人の感覚では、 やっぱり日本は「極東」なのだろう。 再び日本に戻り、 不意に東北を見てみた。 ちょうど石巻のあたりをよーく見ると、 上と下で風景がまるで違っていた。 ![]() 特に解説がなくても、 どの辺りまで津波が来ていたのかを 一目で想像することが出来てしまう。 リアル過ぎる衛星写真に、 ただただ愕然となった…
少し前、NHKのドラマになったお話の原作本。 【送料無料】思いわずらうことなく愉しく生きよ 性格の全く異なる3姉妹の生き様。 姉妹の中で唯一結婚していて、 一番穏やかで、幸せそうに見える長女は、 旦那のDVに人知れず悩んでいる。 姉妹の中で一番勉強ができて、 稼ぎの良い仕事を持ち、男にも不自由しない次女は、 「結婚」と云う状態にピンと来ず、 いつも最後は男に振られてしまう。 姉妹の中で一番優しい三女は、 恋愛関係と肉体関係の関係がよくわからず、 家族をいつも心配させる。 そして 父親の浮気によって離婚してしまった 両親… 当然のことながら、 万事上手くいくはずもなく、 「渡る世間…」のようにストーリーは展開していく。 思いを巡らせてみれば、 私も3人兄妹で育った。 3人仲良く大学まで行かせてもらったが、 それでどうにかなるほど、 今の世の中は甘くなく、 3人3様それなりの悩みを抱え、 「なんとか」生きているというのが 正直なところ。 でも、そんな人生だからこそ、 この作品の一家の父親が書いた と云われる「家訓」が 意味を帯びてくるのかもしれない。 その家訓が 「思いわずらうことなく愉しく生きよ」 翻って我が姉妹。 ![]() 笑えてくるくらい性格が違う。 さっきの夕食でも、 長女は「ふりかけ」を欲しがり、 次女は嫌がってた。 性格は違うし、 いいことばかりというわけにはいかない。 でも、 一緒にいると安心できるのが兄弟。 どうか、 思いわずらうことなく愉しく生きてほしい。 そう思った。 【送料無料】思いわずらうことなく愉しく生きよ
今日は大変残念なことがあった。 こちら(楽天ブログ)で大変お世話になっていた、 私の数少ない「ブログ友達」の 南国サカナさんが、お亡くなりになられていたことを知った。 しかも、それが1年以上も前の出来事だと… 今更ながら、茫然としている。 彼女とは、私が10年ほど前、楽天ブログに デビューして3か月ほど経って以来になる。 どういうきっかけがあったのかは覚えていないが、 彼女の文章の面白さはタダモノじゃなくて、 凄い方だなぁと思ってお気に入り登録を させていただいていた記憶がある。 鬱のこととか、生活があまり楽ではなさそうなこととか、 環境的にはそんなに恵まれていたとは思えないのだが、 悲壮感は全くなく、全てを受け入れたうえで、 人生を楽しんでおられるという感じがして、 凄い方だと思っていた。 ある時、「こおろぎくん」というキャラを彼女が お気に召されていたようで、 どういうわけか、読者プレゼントをするという企画があり、 図々しくも申し込みをしたら、 本当に送って下さったということがあった。 何の儲けにもならないことをするなんて 不思議な人だなぁと思っていたけど、 心の大きな方だったのだなぁと思った。 また、一時期、個人的にメールのやり取りを していた時期もあったが、 その時は、ブログの文体とは違い、 とても冷静で客観的なタッチで、 彼女の奥深さを感じたりもした。 何時の頃からか、ブログから ミクシィ、ツイッター、フェイスブックと、 主流が移ってきたのに伴い、 私も楽天ブログから遠ざかってきたが、 まさかそんなことになっていたとは… 愛猫が旅立ち、彼女は大丈夫なのだろうかと 心配してたが… 彼女のブログはすでに閉鎖されている。 でも、このブログに記された彼女のコメントは 残っているし、ミクシィにはコミュニティまで 設立され、多くのコメントが寄せられている。 彼女のお友達さんの メッセージを拝見し、 彼女の人生は決してさびしいものではなかったし、 多くの人々に愛された幸せなものだったに 違いないと思った。 あの文章は二度と新しく紡ぎだされることはないのだと思うと、 寂しい思いでいっぱいだが、 彼女のご冥福を祈るばかりだ。
私の出身大学は青山学院大学。 渋谷というその土地柄から、 桑田佳祐氏をはじめとする芸能界や、 滝川クリステル氏のようなアナウンサーなど、 比較的華やかな業界で活躍する卒業生は多い。 その一方で、政治家となると、殆ど心当たりがない。 思い浮かぶのは、近所の市長さんと、 前の行政刷新担当大臣さんくらい。 でも、 ちょっと前、 もう一人いたよね。 あの人、一体何してるんだろう? それが中田宏氏だ。 中田氏は、凄い人だった。 20代で、国会議員に出馬すると、 いきなりトップ当選。 順当に3期目を務めていた2000年には 議員辞職をして横浜市長に立候補。 4期目を狙っていた現職を破り市長になったのが 今の私と同じ37歳。 それから怒涛の勢いで横浜市の財政を立て直し、 そのまま行けば、今頃は… のはずだったけれど、 あれ? 確かあの人途中で辞めてたよね。 なんやらかんやら訳わかんないこと言ってたけど、 そういや最近聞かないな。 横浜市長なんて、 九州にいれば、そんなものだ。 そんな彼が昨年本を出していた。 その本が 【送料無料】政治家の殺し方 なるほど。 どうやら彼は殺されていたらしい。 勿論、本当に彼が死亡したというわけではないが、 ある時期に起きたいくつかのスキャンダルによって、 彼の政治生命は絶たれたも同然となった。 「合コンで破廉恥なことをする」 「海外視察をドタキャンする」 「妻とは別居し、愛人だったクラブのホステスから 婚約破棄の慰謝料を請求された」 全て事実無根でありながら、 有名週刊誌に7週にわたり 「スクープ」を連載され、 「財政立て直しの救世主」が いつの間にやら 「史上最悪の破廉恥市長」に。 彼の無実は裁判ですべて立証されたが、 一度付いたダーティーなイメージは 簡単に消えるものではない。 一体何が彼の政治家人生を狂わせたのか。 端的に言えば、 彼の改革スピードがあまりにも早く、 まさに「聖域なき構造改革」であったため、 少なからず既得権益を奪われる者もおり、 そうした人々が彼を陥れるために マスコミと結託して でっち上げたということのようだが、 そのこと自体に対する憤りは 相当あっただろうにもかかわらず、 彼はそのことにあまり重きを置いていない。 周りはともかく、 彼の中ではそういった出来事も、 「政治家」という職業においては 想定の範囲であったようだ。 公人としての責任の重さを考えると、 地方自治体の首長というのは 必ずしも割の良い職業ではない。 にもかかわらず、 政治家となったのは、 今の世の中を良くするには、 政治を変えることが避けて通れないからだ。 いつのころからか、 「空気を読む」ということが 人間社会を上手に生きていくうえで大切な ポイントのようになってきたが、 少なくとも中田氏の政治手法は、 そういうことの対局をいっていたようだ。 でも、そうだったからこそ 横浜市の財政は改善されたようだし、 今のような厳しい局面では、 「周りからどれだけ嫌われようが、 正しいことを信念を持ってやり遂げる」 ということが大切なんだと思った。 「後輩」も先輩に負けないように 何かをやり遂げないといけないね。
うちの嫁は、小学校のPTAの役員みたいなことをしている。 PTAというのは大変なところの様で、 しょっちゅう会議やらなんやらで、 集まっては資料を作っている。 一体何の必要があってなのかはわからないけれど、 「大変だ大変だ」とか言いながら、 嫌がらずに毎回参加しているのだから、 なんだかんだ言っても好きなのだろう。 PTAをするようになって、 嫁はワードを独学で学んだ。 傍目に見ていても、 かなり色んなレイアウトに対応できるように なっているようなので、 さすがだなぁと思うのだが、 一つだけ残念なのは、 「何でもワードで作ろうとしてしまう」ということ。 たまたま覚えたソフトで全てをこなそうとする。 この手のパターンは、 嫁に限らず、結構見かける。 たまたまエクセルを覚えた人が、 案内文書もエクセルで作ろうとしたり、 ワードを覚えた人が、 表だらけの書類をすべてワードで作ろうとしたり。 我が嫁も、PTAの名簿をワードで作ろうとしていたから、 そりゃあんまりだろうということで、 代わりに私がエクセルで作ってやることにした。 やってみて驚いた。 入力自体は簡単な内容なのだが、 今の子供の名前って、 本当に読み方がわからない子が多すぎて、 入力がとても大変だった。 親の名前と子供の名前を打ち込むのだけど、 親は「美紀」とか、「聡美」とか、 読んだままどんどん打ち込めるのだけど、 子どもの名前は、 「蒔音」とか、「江佳」とか、「晧世」とか。 読み方のわからない子があまりにも多いものだから、 思いの外入力に時間がかかる。 名前というのは親から子供への 最初の贈り物だとは言うけれど、 いくらきれいだからと言って、 普通に読めない名前にするのは、 どうかと思う。 まあ、だからといって、 「はな」「ひな」と、 二人ともひらがなにしてしまった我が家もどうかとは思うが…
佐藤直紀/ カーネーション -オリジナル・サウンドトラック NHK朝の連続テレビ小説になっている ドラマだけど、 優れた作品は音楽も素晴らしい ということを実感させられる。 ドラマを見ながら、 久々にサントラを聞きたくなる曲だと思ったら、 「龍馬伝」を担当した人だった。 クレモンティーヌ/ 続アニメンティーヌ/SICP-3178 クレモンティーヌは相当な親日家なのだろうか? Get Wild や、宇宙戦艦ヤマトとか、 アニメ好きでなくても懐かしくなるアニメの主題歌を 見事にシャンソンにしている。 しょっぱなのアラレちゃんからして 涙もの。 アラレちゃんだったらもう一度 見てみたいなぁと思うけど、 近所のビデオ屋では見つからないのが残念だ。
久々に、パソコンを買った。 この前買ったのは、結婚して2年目くらいだったから、 多分、7年くらい経っている。 ペンティアム4という当時としてはかなりイケていた筈の CPUを搭載していた筈の愛機も、時の経過とともに動きが鈍り、 何をやっているんだかわからなくなってきた。 アイフォンを買ってからは、 立ち上げる機会すら減る始末。 確かに、スマートフォンは便利で。 特に写真をアップするときの便利さは、 パソコンとは比べようがない。 でも、長い文章はなかなか書けないし、 こういうブログからは自然と遠ざからざるを得ない。 とはいえ、そもそもインターネットを生業とする 人間が、パソコンから遠ざかるのは いかがなものかという 思いも沸々と湧いてきていたのも事実。 思えばOSも、WindowsXPから、 ビスタを経て、Windows7へと移行している。 いい加減「換え時」だろう。 というわけで、購入を決意。 そんなわけで調べてみたら、 スペックの向上は目覚ましいものがある。 CPUは別次元だし、 メモリーは4Gが標準。 ハードディスクに至っては、 750G・・・ ノートでこのスペックになるのであれば、 わざわざデスクトップにする必要はなかろう。 今は和室にパソコンデスクを置いて使っていたけど、 ノートだったら、 暖房のききの良いリビングでより寛いで使えそう。 ていうか、そろそろ「2012春モデル」が 入荷し出し、 ぼやぼやしていたら、 また「最新モデル」を高い値段で買う羽目になるかも。 というわけで買ったのはコレ。 我ながら平凡な機種を買ったものだと思うけれど、 「今の時点」でどれだけハイスペックなものであっても、 時間がたてば、すぐに色あせてしまうことを考えると、 ここは無理せずそこそこのでいいのかなと。 ストレスのないパソコンて幸せだなぁ。 これで今年はガンガン頑張れそうだ。
ここから離れ、ミクシィ、フェイスブックをメインに 発信するようになって久しい。 漠然とした思いを文章化して、形に残すという意味で、 ここの意義は依然揺るぎないものはあるものの、 パソコンを使わず、i-pone4sから 画像もどんどんアップできるSNSの利点は 馬鹿にならず、 学生時代の友人など、 北九州に住むリアルではほぼ会えない人間と 繋がれるというのも有難く、 どんどんここから離れてしまっている。 フェイスブックを通じて旧交を温めることになった 方々は数知れないが、 矢部大氏もそんな中のお一人だ。 彼は中学時代の友人で、 当時、私の人生を変える出来事をプロデュースして頂いた 人生の恩人であったのだが、 私が高校時代、福岡に引っ越してしまったこともあり、 音信不通となっていた。 20年という歳月は、凄いなぁと思う。 私は福岡でひっそりと暮らす普通の親父になっただけだが、 彼は複数の企業を無借金経営する経営者にして 経営コンサルタントとなっていた!! 今は全国を飛び回る毎日のようで、 結局本当の意味での「再会」を果たすには至っていないのだが、 そんな彼が今年 「本を出した」 というので、書店経験者として、 気になっていたのだが、 私の勤務先にある本屋にも置いてあったので、 買って読んでみた。 【送料無料選択可!】4000名の経営トップが採用した戦わずして売り続ける最強営業の法則 (単行本・ムック) / 矢部大/著 子供のころは知る由もなかったが、 彼はそもそも経営コンサルタントの父をの息子であったようで、 ある時期から、「家業」を継ぐべく人生を歩んでいたようだ。 しかし、家業とはいえ、 「経営コンサルタント」である。 相手は基本的に「経営者=社長さん」だ。 そんな方々に対して、単純に 「親父の跡を継いだ二代目」が まともな話など出来るわけはない。 そう感じた彼は、 自ら企業を起業した。 畑違いなので、 その会社に対してのコメントは難しいが、 「無借金経営」というから、 成功しているのだろう。 この本は、そんな彼のエッセンスを ギュッと詰め込んだ会心の作となっていた。 序盤は、「営業」というものに対して、 かなり根本的な説明が行われている。 改めて述べるまでもなく、 今は「ものが売れない時代」だ。 今までの成功体験が当てにならない。 新しい商品は他社にすぐ真似され、 限りない価格競争にさらされる。 でも、それを言い訳にしていたら、 会社は存続できない。 言い訳はいくらでもあるけれど、 「結果」を求められ続ける中で、 いかにしてそれを出すか。 その命題を徹底的に研究して、 限りなく実践していることのエッセンスが この本にはある。 通底しているのは、 基本の大切さ。 成果を上げている人のスタイルと自分のやり方の違いを研究して、 真似てみる お客様の立場で考える。 そのお客様の心で、「何を言われたら喜ぶか?」を用意しておく。 お客様が喜ぶことを3つだけ準備して会う。 決して一度限りの交渉であきらめない。 時間を大切にする。 そういうことを一つ一つ具体的に考え、実践することで、 結果的にお客様に感動を与えることができ、 価格競争を伴わない営業を実践することができるという。 こういう世界の特徴なのか、 「最強」だの、「究極」だの、 過激な表現が目立つけれど、 古今東西の賢人の言葉も随所に紹介され、 著者が「本気」で書いているのだな。 というのは十分伝わってくるので、 素直に読み進めることができた。 言うまでもないことだが、 大切なのは「実行」だ。 昨日よりも 少しでも良い今日、明日を目指して、 頑張っていきたいと思う。
先日、 職場の同僚が亡くなった。 享年41歳。 死因は「骨盤内腫瘍」・・・ 彼女は体質なのか、私が今までに知りあった中でも、 相当な肥満体形だった。 であるにもかかわらず、 仕事はスピーディーで、 性格もピシっとしていて。 個人的には尊敬していた。 大変な美食家で、 開放的な性格でもあった彼女は、 職場の貴重な戦力としてのみならず、 人気者でもあった。 夏の終わりくらいからやたらと 体調不良を口にしていたけれど、 「あまり無理しない方が良いよ」 って程度のノリでみんな捉えていた。 だから、病院に行って、即入院という知らせが 届いても、 「あーあ。もうそんなに若くないんだから。 たまには入院して、しっかり休んで、 元気になればいいね」 という感じの捉え方だった。 その後「衰弱が激しくて検査も受けられない」 という話を聞いたときには、 さすがに心配したけれど、 所詮は「時間の問題」で回復出来るものと 誰もが心配していなかった。 だから、ある日突然届いた訃報に、 職場の誰もが茫然となった。 人はいつか死ぬ。 それはわかっていることだけれど、 まさか彼女がこんなに早く、 その宿命を実践することになるとは、 当の本人ですら、 思っていなかったに違いない。 詳しい話はわからないが、 入院の時点で、体力の消耗があまりに激しく、 まともな検査も治療も出来る状態にすらならないまま、 最期の時を迎えてしまったようだ。 我々ももちろんだが、本人やご家族の無念は 計り知れないものがあるだろう。 それにしても、 入院して一カ月そこらだ。 ほんのちょっと前まで、 普通に軽口を言い合っていた仲間が、 今は骨となっており、 あの声を二度と聞くことができないという実感が どうしても湧かない・・・ 旦那様が取りに来られるというので、 職場の女性が 彼女の机の整理をした。 ピンク色に統一された文具類や、 端正な筆跡の書類… あまりにも「普通」な品々が、 今では「遺品」となってしまっている現実… 圧巻だったのが、 袋いっぱいとなったお菓子類。 少しずつ食べたりみんなと分けたりするはずだった それらは、彼女にとってまさに 「一生かかっても食べきれない」ものとなってしまった。 それらを買った時点で、 誰がそんなことになると予想しただろうかと思うと、 改めて悲しみが込み上げてきた。 たかが1年そこいらの付き合いしかない 私ですらこの様だ。 彼女と長年関わってきた人の悲しみの大きさは いかばかりかと思う。 入院してあっという間に逝ってしまった彼女。 最期に食べれた「美味しいもの」は何だったの? 彼女が天国で、美味しい物を好きなだけ 食べていられることを願いたい。 |一覧| |