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カテゴリ:アラスカへ
話は夏のアラスカに戻って。
フェアバンクスに到着した翌日、アラスカ大学で開かれた、ゴスペルを学んでいる人達とニューヨークで人気の神父さんとピアニストのコラボのコンサートに連れていってもらった。 ゴスペルは映画で見たことがあったり、なんとなく軽快な旋律がいいなと思っていたので、そういう音楽が楽しめるのならと気軽についていった。 でも今まで持っていたゴスペルに対するイメージが変わった。 ゴスペルは、やっぱり宗教音楽なのだ。 歌の間に、というか神父さんの説教の間に歌が入る。 その説教は、面白おかしく、また時にはしんみりさせながら、聖書の一説につなげていく。 こういう説教というのもあるのだ・・・と関心していると、後ろに並んだ人達が歌い始める。 それがまた上手だ。初めてゴスペルを生で聴く私だけでなく、大学で現代音楽を教えているEさんも、今回のコンサートは素晴らしかったとおっしゃっていた。 フェアバンクスにこんなに黒人の方が住んでいるのかと思う程、後ろに並んでいた50人程の人の半数以上は黒人の方で、車いすに乗っている人もいるし、年齢もまた様々だった。 そして私が一番驚いたのは、ステージ下でずっと歌を手話表現していた手話通訳の女性だった。 それがまた表情、表現が豊かで、言葉だけでなく曲の感じも全身で表していた。 アラスカではコンサートの曲を手話表現することは珍しくはないそうだけれど、彼女のような表現をする人はフェアバンクスには他にいないそうだ。 天に響くような歌声を披露した後、涙を流す人達がたくさんいた。 歌い切れたことを、神に、また周りの人達に感謝し、満足の涙を抑えることなく流しているようだった。 これがゴスペルなのか・・・と思った。 日本人でよかった、とも思った。 ストリクトな宗教観を持っていたら、こうしてゴスペルコンサートにいることもなかったと思う。 アラスカ大学博物館内にド~ンと立っているグリズリベアー。 ずいぶんかわいい表情をしているな。。。。 よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月22日 21時57分27秒
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