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カテゴリ:ボードゲームの話
本日のイベント
(もはや年二回の年中行事と化している。) 一言で説明すれば「ボードゲームのコミケ」であり、電源を使わないゲームがプロアマ問わず(アマが多い...そういえば今回はバンダイがいなかったな?)出品されている。開場時は長蛇の列で、まるでディズニーランドのアトラクションのようだったという。(僕はのんびり昼過ぎに入場。) 主催側の話ではおそらく入場者数は今回も記録更新だそうだ。回を重ねる毎に確実に賑わいを増している。会場も拡大傾向で、今回はとうとう東京都立産業貿易センター台東館の4~6階を全部占めてしまった。 そんな、何だかどんどん盛り上がっていく感じのゲームマーケットに反比例するように、僕は打ちのめされるのだ。(苦笑) だってねぇ..これでもゲームクリエイターのはしくれだ。見るより遊ぶより、創りたい。他人のゲームを見るたびに、自分のゲームを出せていないもどかしさが募る。長期間のブランクから復帰するスポーツ選手って、たぶんこんな感じかもしれない?(笑) いや、あるいは20年振りくらいにメガホンを取る映画監督みたいな感じなのか? 先日1つ創ったには創った(→これ)のだが、商業ペースに乗せるものを創らないと復帰したことにはならないし。... まあそんなことはともかくとして、今回もいろいろ良い刺激を受けてきた。出品されているゲームの数々は何だか去年より全体にレベルアップしているように思えるし、この世界でいろいろな形で頑張っている人達とお話できるのも楽しい。 ヤポンブランド関連の皆さんのところを回り、テンデイズゲームズブースでタナカマさんから新しいゲームの話を聞き、Table Games in the Worldのおのさんやドミニオン世界選手権タイトルホルダー・ルネさんと立ち話。それから会場内を何周もしながらいくつかのゲームブースで解説を聞いた。 今回ちょっと気になったのは「COMPANY」。ざっと解説を受けただけだし、ベースに「ドミニオン」がある感じだけど(注:分析できほど、僕は「ドミニオン」を知らない)、企業経営の複雑になりがちな現実要素をうまく整理してそぎ落としている印象を受けた。デザイナーさんも元気が良くて、フレッシュで良いですな。(^^) もう一つは「卓上野球機構」。数値満載のカードとちょっとしたボードで遊ぶプロ野球ゲーム。こちらは出品そのものは2年目くらいらしいが、ゲームそのものは10年くらい遊び続けているそうだ。僕はあいにく野球にほとんど興味が無いが、小学校の頃に父が作った野球ゲームで遊んだことがある。ある意味では、僕のボードゲームライフの原点の一部なので、ちょっと懐かしい気持ちがした。 今、ボードゲームの世界は凄い時代に入ってきていると思う。僕らが創っていた頃はすぐ後からファミコンの足音が聞こえてきて「なんだよ、今頃"双六の親戚"なんか創ってるのか? これからはコンピューターの時代だぜ!」と言われがちだった。国外市場も無かったと思う。(当時ライバルとして意識していたのは、かろうじて米国のMBかハスブロ、ケナー・パーカーくらいだ。) それにあくまでメーカーが全てで、デザイナーが前に出ることは許されなかった。今はコンピューターゲームもアナログ(?)ゲームも遊ぶ側に差別意識が無くなってきていて、表現手法の違う"作品"として同じ土俵に立てるようになりつつある。ドイツを中心にヨーロッパで市場が確立されているのも心強い。 明日からは少し仕事が空くんじゃないか(=経営者としては不安いっぱい)と思うので、このチャンスに僕も本腰入れて創ろうと思う。軽めのパーティゲームから入ることにして、少し敷居を下げてもいいかな。とにかく、何でもいいから早く形にしたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/05/14 01:14:38 AM
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