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カテゴリ:顎関節症 &咬合不安定
噛み合わせって グーと食いしばって 検査しているから 多くの方は,自分は まあまあの噛み合わせだと,悪くないと思っているのですよ. ええええ!!!!!
噛み合わせを検査するには,くいしばりを減らして,筋肉と関節をよりニュートラルにしてから くいしばりを減らすため,リラックスするための 力の抜き方の認知行動療法と.腹式呼吸です. 腹式呼吸は,くいしばりを 十分の一にするという 報告があります.手をおなかに当て,おなかが動くことを確認しながらの腹式呼吸を勧めます. その次にスプリント(より接触点が多い 安定感のある薄いタイプ), そして,噛み合わせの検査(EMGバイオフィ-ドバック極小タッピング)を勧めます. 大脳の知覚野は,歯は絶えず,上下が密着するように 噛みしめたい,安定したい,食いしばりたいと,安定する方向を覚え込んでいます. 歯と歯の接触が良くないと,アゴの関節をずらし,首を倒し,アゴを前に出したりし,姿勢を変えても,歯と歯をしっかりと接触させようとします.時に 頑固な クセを持ちます. 噛み合わせを補整するスプリント(より接触点が多い 安定感のある薄いタイプ),ペーパー・スプリントを入れたり,アゴの体操・操体法,ストレッチなどで,筋肉や関節をよりニュートラルにすると 一次的に 楽に感じますが,アゴや首の症状が軽減すると,スーと上下を合わせた噛む位置は 不安定な感じになります. 筋肉と関節がニュートラルな位置関係と歯と歯の位置が 一致しない方が 咬合不安定症候群,顎関節症になりやすい傾向があります.それを改善させるにはスプリント(より接触点が多い タッピングがより安定感のある薄いタイプ)そしてダイレクト・スプリントと考えています. 長年 馴染んだ 片縁すり減った不安定な靴から,新しい靴に履き替えるときに似ています. 患者さんが 筋肉が よりニュートラルに 馴染んでいないと, 馴染まない,高い,不快だといわれます.時に負のスパイラルに入り込むのです. 足を怪我した方が,義足を初めて入れるよりは 良いかも知りませんが. 筋肉や関節のニュートラルな位置と 噛み合わせる位置が一致していないと,ズレるように感じ,不安定になり違和感があります.ずらして噛むようにせざるを得ません.また顎は ずれて 関節の変形と筋肉のこわばりが起こります.患者さんには,この点を ご理解いただきますようお願いします.アゴの体操・操体や筋肉のリラックスの仕方,馴染ませ方と噛み合わせの関係をご理解していただけないと ご不満な点が表に出てボタンの掛け違いになります. より関節や筋肉をニュートラルにするためには,くいしばりを減らすため,リラックスするための腹式呼吸,くいしばらない自己暗示(認知行動療法),アゴの体操・操体,スプリント(より接触点が多い 安定感のある薄いタイプ),時に薬剤などで 症状が軽減後に,噛み合わせの検査(極小のタッピングのEMGバイオフィ-ドバック)を勧めます.高い部位削るか,または低い部位に足すか.わたしは,低い部位に,接触の甘い部位に,今まで 歯があまり接触していない歯の部位に,直接プラスチックを貼り付けるダイレクト・スプリントを勧めます.半日ぐらい,異物感があります.大脳の知覚野は,異物感があると,すりつぶすように命じてきます.今まで違うからです.踏ん張って 力が入ったことが あまり無かったからです.(怪我した足のため,松葉杖や義足で急に踏ん張るようなものですか) 筋肉や関節をよりニュートラルにする方法で,馴染ませるために体操・操体もスプリントも 咬合力もそして時間も必要ですね. kamiawase@gmail.com お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月27日 15時49分59秒
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