無職駄目精神病の日記 [全256件]
お盆は、中学校からの友達の柴崎と競馬を見に行って、帰りに、安居酒屋とガールズバーで酒を飲んだ。
その翌日、一年八ヶ月前に縁を切った友達のさいとうと久しぶりに連絡を取り、堺市まで会いに行って交友関係を復活させた。
チャットでは、僕にたくさんの友達ができ、様々な方々とスカイプで話をするようになり、名古屋のひなさんとも定期的に話すようになった。
八月末には、レーシングカート場で知り合った初対面の仲間と明るく話すこともできた。
精神状態も良くなり、もう、いつだって社会復帰できるような状態になった。
三十六歳無職駄目精神病というタイトルでブログを書かせてもらっているが、もはや、精神病でもなんでもないので、このブログを閉鎖させようかとも考えていた。
しかし、精神病は、そんなに甘いものではなかった。
躁うつ病(双極性障害)の、躁の部分がしばらくの間、出ただけの話しで、すぐに、うつ状態が襲って来た。
躁状態でエネルギーを使いすぎると、必ずやってくるうつ状態。
かかりつけの医者は、躁状態の時に、上がりすぎるテンションを抑えればうつ状態にはならないと言っていたけれど、苦難の人生の中で、時として訪れたせっかくの楽しい時間を、楽しくないように過ごすように言われても無理があると思う。
また、折角、たくさんの友達を作ったというのに、今度は逆に、友達のいる苦しみというものに直面することとなる。
友達がいないのは寂しいものだが、友達がいたらいたで、気を使いすぎて疲れてしまうのである。
僕は、本当の自分で友達と接すると、嫌われてしまうかも知れないので、いつも、いい人を演じている。
いい人を演じると、人に嫌われることがない。
だから、無理をしてでも、いい人を演じているのだが、これが、とんでもなく疲れてしまう。
特に、一年八ヶ月の引き篭もり生活を経て、いい人を演じるのだから、その浪費エネルギーは半端ではない。
いい人を演じるのを辞めればいいのだが、三十七年間、続けて来た習慣だけに、なかなか治らない。
メンタルカウンセラーさんに相談したが、この原因は、二歳とか、五歳とかの幼少期に何らかの原因があるそうで、これを治すには、一回一時間六千円のカウンセリングを、相当な回数受ける必要があるそうだ。
そこまで、銭金を注ぎ込む余裕など、ある訳がない。
街を歩いていると、ピチピチの女子高生の制服からはみ出した、ムッチリとした太ももを見て、陰部を擦りつけたら気持ちよさそうだなと考えたり、風俗店に行って、若くて綺麗な女の子に口で奉仕してもらいながら、両手で胸を揉みしだきたいなどと、エロいことを考えたりしているのだが、そんな本性を、人に見せることが恥ずかしい。
僕はこの先も、本当の自分を人に悟られないように隠し、いい人の自分で生きなければならないと思うと、今後の人生はとても苦痛で、つまらないものになると思う。
そして、僕の中にいる躁君とうつ君。
いい加減に、折り合ってくだしあ

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一年近くもの間、音信不通となり、メールを送ってもほとんど返事をくれなかった名古屋のひなさんが、久しぶりに電話をかけて来てくれた。
そして、そのまんま、三時間半話をした。
半引き篭もり状態の僕は、人と話す機会が極めて少なく、何処へ行ってもいつも一人で、そして、ずっと無言である。
そんな僕に、こうして電話をかけて来てくれて、話し相手になってくれるというのは、本当に有難いことだ。
おかげで、楽しい時間を過ごさせて頂いた。
どうも、ありがとう。
元来、毎日のようにスナック通いをして、ホステス相手に何時間も喋り続けていた僕は、本当は物凄く喋り好きで、酒を飲んで、展開に恵まれて、調子に乗ったら、案外、話し上手。
何時間でも、他人を巻き込んで独壇場のような状態で喋り続けることができるのだっ!
『僕も引き篭もっていないで、もっと人と話をせなアカン!これからは、もっと色んな人と話をしよう!そして、たくさんの友達を作ろう!』
そう思って、街を歩いてみたのだが、現実問題として、なかなか、話し相手を見つけるのは難しいものだ・・・。
ミナミなんかに行けば、とんでもない数の人間が歩いている。
この、とんでもない数の人の中には、もちろん忙しくて僕の相手をしている暇などない人が大半だが、中には一人くらい、僕と同じように誰かと話をしたい人がいるだろうに。
そんな一人くらいの人を求めて、暇そうにしている人に声を掛けてみようと思うのだが、残念ながら、その勇気がない。
どうしても、僕の思考は、お金を払えば話し相手をしてくれるメイド系の店、ガールズ(ギャルズ)バー、スナック、キャバクラ、風俗店など、健全では無い安易な方へ向いてしまう。
そうすると、それ相応の金額を請求されてしまう。
そういう世界は、お金を持っていない者は仲間にしてもらえないシステムとなっている。
今はインターネットが普及した時代。
2ちゃんねるで検索してみたらば、僕のような境遇の人達がたくさんいることに気が付いた。
そして、ビックリする書き込みを発見!
「今日、誰か、メイドカフェに行きませんか?」
「暇ですよ。僕で良かったら行きましょう」
「じゃぁ、午後三時に○○前でいいですか?」
「解りました!向かいます!」
僕の時代で言うオフ会というのは、チャットやネットゲームなんかで知り合い、バーチャルの世界で仲良くなった人達が、リアルの世界で会ってみようというものだった。
しかし、時代が進化し、今は掲示板で、たったの数行の会話でいきなりオフ会が行われるようになったらしいのである。
また、「120」という隠語があり、これは、「120円の缶コーヒーでも飲みながら話しませんか?」の意。
参加費が、たったの120円というのもある。
それが、どんなものかなと興味を持った僕は、「今日、日本橋のメイドカフェに行きませんか?」という、誰かの書き込みに反応して連絡を取り、見ず知らずでどんな人かも解らない人と会うことにしたのだ。
怖い人が来ないだろうか。
ナイフで刺されないだろうか。
何か、高額なモノを売りつけられたりしないだろうか。
そんな不安が頭をよぎる。
しかし、実際、その相手と会ってみると、若くて大人しそうな、二十歳くらいのオタク風のお兄さんであった。
とりあえず、挨拶をしてみると、挨拶もそこそこに、オタク風兄さんは、ピコピコと携帯をいじっている。
しばらくの後、「いきましょうか」と、とあるメイドカフェに案内され、世間話なんかをしていると、次から次へと参加者と称したオタク風の兄さんがやって来て、都合オタク男ばかり六人にもなった。その中には、イケメンオタク男も二人くらいいた。
元々、日本橋が好きな人達が集まるグループがあるようで、その中のたまたまその日に暇だった人達らが、たまたま集うようなオフ会であった。
若いオタク男五人集に囲まれて、なんとも、微妙な気分。
会話の内容はコアなオタ話しでちょっと付いて行けなかったし、僕だけ年齢が一回り上ということで、変に気を使われていたような気がして、どうも上手く馴染めなかった。
だが、いつも一人でいる僕が、何かしらのグループに、一時的であれ参加できたことは良かった。
滞在三時間で、使ったお金は、メイドカフェのコーヒーと紅茶代の950円とリーズナブルだったし、これはこれで、楽しかった。
また、実際に人と話さなければ得られない情報がたくさん入手できた。
キャバクラで三時間三万のお金を落とすことを考えたら、こういう方が健康的だとも思った。
後日、一人で日本橋やらミナミ界隈を歩いてみたらば、やはり、僕はインターネットという手段を使わないと人と出会うことができないという現実を思い知らされる。
街には、とんでもない数の人達がいるというのに、僕に話し相手がいないというのは、まるで、都会で遭難しているような気分である。
人と話したい願望が湧き出ていて、誰かしら声を掛けてみたいのだけど、どうも、そういう経験がなく、新たにナンパ師になってみる覇気もない。
数千円程度のお金を払えば、若くて綺麗なお姉さんが相手をしてくれる店があるのだし、一万円も出せば、性欲を満たしてくれる店もある。
僕は都会で遭難しつつ、そして、誰かに助けを求めるべく、つかの間メイドさんが相手をしてくれる三千円のメイドリフレ(マッサージ店)に入ろうか、それとも、五百円のチャージ料と別途ドリンク代が必要だが、しばらくの間ギャルが話し相手になってくれるギャルズバーに入ろうかなどと考えた。
しかし、それをやってしまったら、引き篭もり期以前の僕に逆戻りしてしまうでないか。
サラ金から金を借り、酒と女に溺れて苦しんだ、あの日と同じ失敗を再び繰り返してしまうではないか。
モテないダサ男の恋心を上手く利用し、金を貪る小悪魔の餌食になってしまうではないか。
寂しがり屋の羊の毛を、一本残らず刈り取って丸裸にしてしまう羊飼いの家畜となってしまうではないか。
そう思って、数々の誘惑を断ち切った。
帰り際、日本橋のドールショップに立ち寄り、一体、12600円の女の子の人形を眺めていた。
最近の人形は精巧にできていて、街にいる若くてかわいらしい女の子と同等かそれ以上にかわいい。
思わず、奮発して買ってやろうかと言わんばかりの勢いで人形を眺めていた。
このあたりの僕は、完全なるキモオタである。
そうして、人形と対話していると、僕に話し相手がいない(少ない)理由が、解るような気がしてきた。
僕は、人と接した時、相手が自分の事をどう思っているのかが、過剰に気になるのである。
そして、ありのままの自分をさらけ出すことができず、無意識の内に相手に相手に気に入られる自分であろうと変に努力してしまい、不必要に疲労するのである。
それが、僕が人間関係を上手く築けない根本的な原因であり、根底では、僕の方から人間関係を築こうとしていないのである。
人付き合いは、僕にとって酷く疲れるのである。
人形は、僕のことを何とも思っていない。
いつも素敵な笑顔で、僕を見つめてくれる。
そして、人形は絶対に僕を裏切らないし、僕のことを嫌いにならない。
仮に、いきなりパンツを脱がしても、人形は絶対に僕を嫌わない。音信不通にもならない。
人形付き合いは、僕にとって楽なのである。
このまま、友達が少ないまま、ひっそりと老人になって、誰にも相手されなくなって、孤独死でもしたらどうしよう・・・。
そうなる前に、性格改善に努めなきゃならんなと心に決めた、今日この頃でございました。

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今日は、久しぶりに天王寺動物園に行って来た。
数年前は、散歩の一環として、たまーに動物園を歩いていたこともあるのだけど、最近はごぶさたであった。
しかし、天王寺動物園は、今月の26日迄、無料だという情報を仕入れたので、久しぶりに行くことにした。
天王寺動物園に入り、オランウータンやら白熊やらトラやらを見たけれど、さすがに、この暑さじゃ、人間様だけでなく、動物様もグッタリしてた。
暑さに強い一部の動物は元気に動いていたけれど、大概の動物は、日陰でお休みになられていた。
相変わらず、天王寺動物園のスター、コアラ様は冷暖房完備で三食昼寝付き。さらに、警備員が付きっきりで護衛していた。
近隣では、ホームレスがダンボールで生活しているというのに、えらい格差である。
やっぱり、動物は、かわいく生まれないと損やね。
ホームレスは、かわいくないからなぁ。
最近の天王寺動物園は頑張っているようで、飼育員さんが、アオウミガメに餌を与えるところを見せてくれるという。
アオウミガメは飼育員さんに、小魚やら、野菜やらを与えてもらっていた。
僕は、以前、クサカメを飼っていたことがある。
アオウミガメもクサカメも、同じカメ。
サイズは全く違えども、同じようなアクションで餌を食べていた。
ちょっと、懐かしかった。
しばし、アオウミガメの食事を眺めていたら、後ろで見ていたおばちゃんが一言。
「そんなに餌やってたら、もう、自然に帰れなくなるやん!」
そうやよな。
自然界では、自分の餌は自分で獲らないとアカン。
誰も、餌を用意してくれへんからなぁ。
多分、自然に帰したら、すぐに死んでしまうでな。
アオウミガメさんは、人間の都合で、強制的に引き篭もりになりましたとさ。
もしかすると、僕も親が餌を用意してくれるので、社会に帰れなくなったのかも知れない。
動物園の動物と同様に、自然に帰れなくなったのかも知れない。
僕は、うなぎでいうところの養殖モノで、社会で活躍されている方々は、天然モノなのかも知れない。
動物園のライオンと、野生のライオンでは、迫力が全く違うらしい。
いや、僕もね、若い頃は真面目に社会人として働いていた。
一人暮らしをしようと思えば、いくらでも機会はあったハズだ。
ところが、家賃、駐車場、ガス、電気、水道、光熱費、食費、NHK受信料など、必要な経費を考えたらもう・・・。
結局、この年齢になるまで自立する機会を失い続け、ずっと、親に飼育されたままになってしまっていた。
これからは、毎日、少しずつ、自然界に帰る努力をしていこうと思う。
鳥の館では、檻の中に、たくさんの鳥たちがいた。
それは、天国にでもいるかのような、素晴らしい光景だった。
でもな。
鳥は大空を飛び回るのが本来の姿であって、檻の中に収監しておくものではないよな。
確かに、檻の中では、エサはもらえるし、外敵に襲われる心配もない。
でも、それが鳥にとって、幸せなのだろうかな。
きっと、鳥は、大空を羽ばたきたいハズだ。
僕も大空を羽ばたこう!

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平日の真昼間の午後三時頃、地元の大手ショッピングセンターに買い物へ出掛けたら、同じく、買い物に来ていた知り合いのおっちゃんを発見。その人は、中小企業の社長さんである。
過去に、その社長さんには親切にしてもらったし、お世話になったし、仕事の面倒も見てもらった。とても、良い人である。
一声かけても良かったのだが、引き篭もり期以前に知り合った人とは、あまり付き合いをしたくないので、そ知らぬ顔をして通り過ぎた。
なんというか、あまり、煩わしい人間関係に関わりたくないのである。
現代の人間関係は、上辺だけだと良く言われるが、人間関係みたいなもんは上辺だけでちょうど良い。
人間と深く関わると、その深さの分だけ、傷つけたり、傷付いたりすることが多いように思う。
その翌日の今日。
平日の真昼間の午後三時頃。近所の百円ショップに買い物へ出掛けたところ、店の前の交差点で、また、そのおっちゃんと出会ってしまった。
まずいなぁと思ってそっぽを向き、おっちゃんに顔を見られないように、遠くの方を眺めていたのだが・・・おっちゃんに、気付かれてしまった。
社長「おぉ!万太郎君。元気にしてんのか?」
俺 「あぁ。どうも。まぁ・・・元気ですよ」
社長「ちゃんと、仕事してるんか?」
俺 「いや・・・まぁ・・・」
社長「しっかり、仕事せなアカンで」
俺 「はい、そうですね・・・(アンタがな!)」
社長「なんか、仕事、紹介しよか?」
俺 「いや・・・いま、調子があれなんで、また、たのんます(アンタの紹介の会社、給料安いねん)」
社長「そうか。ほな、また、いつでも連絡おくれな」
俺 「解りました。いつも、有難うございます(多分、連絡せんと思うけど)」
俺 「そういえば、昨日、ショッピングセンターにいたはりましたなぁ」
社長「そうやで。見かけたんやったら、声掛けてくれたら良かったのに。そしたら、コーヒーでも飲むのに」
俺 「いやぁ・・・あれかなと思って」
社長「昨日は、車のパンフレットもらいに行ってたんや」
俺 「そうでっか(それよりも、ちゃんと仕事せえよ!)」
社長「今日もこれからビール買いに行くとこや」
俺 「ほうほう、スーパーでっか?(だから、仕事せぇって)」
社長「そうや、あそこのスーパー、今日、特売やからなぁ」
俺 「そら、はよ行った方がよろしいで。売り切れまっせ(はよ行って、はよ帰って仕事せぇ)」
社長「そやな。ほな、いつでも電話してな」
俺 「解りました。また、電話します(やっぱり、電話せんと思うけど・・・)」
平日の真昼間から、街をウロウロしているこの社長。
会社は大丈夫なのかと心配になった。

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東京への旅行も今日で終わり。
今回の旅行は、二泊三日と決めてスケジュールを組んでいた。
予定を変更して、もう一日東京に居て、秋葉原と川崎競馬に行こうとも思ったのだけど、予算の都合と、今日は大阪へ帰る途中に、浜松オートレースを見て行こうと決めていた。
東京と大阪は、どちらも都会だけど、全然、東京の方がスケールが大きい。桁が違うとは、このことだ。やはり、首都と地方都市を比較したらアカンわいな。
また、近い内に、東京へ遊びに来ようと決めて、朝一番の電車に乗って東京を後にした。
東京を午前6時過ぎに出て、浜松に到着したのが午前11時。
ここで、この旅、最大のトラブル発生。
一昨日、昨日と、長時間、電車に乗ったのと、軽量化したとはいえ、リュックを背負っていたので、首が激しく痛み出したのである。
背もたれの無い座席に、長時間、座っていたせいもあるだろう。
何かにもたれないと、首が痛くて痛くてたまらないのである。
青春18切符で電車に乗って十時間ほど座っていれば、自動的に東京に行けるなどと簡単に計算していたが、首が痛むことなんて、全くの計算外だった。
『思う』と『やる』では全く違うのだ。
とりあえず、浜松駅の近くにある百貨店で、携帯用の枕を買った。
残念ながら、リュックはもう、重くて連れて行けなくなったので、郵送で自宅へ送った。
無料バスに乗って浜松オートレース場に着いた。
しかし、もう、僕には気力がなかった。
新幹線で浜松―大阪間は、格安チケットショップで7650円程度。
このまんま、首の痛みを我慢したら、明日には整骨院に行かなくてはならないかも知れない。
ここは、青春18切符を諦めて、大人しく新幹線で帰った方が良さそうだ。
少々、無謀な旅だった・・・。
浜松オートでは、キャンペーンガールの『おりちゃん』が大忙し。
現地で、おりちゃんとの握手会があると聞いて、ようやくテンションが上がる。
CSの216チャンネルでした見たことのないおりちゃんを近くでみたら、そらもう、超かわいい。
やっぱり、テレビと生では質感がちゃうわぁ。
場内で、厚木シロコロホルモンなる物が売られていた。B級グルメの大会か何かで優勝したらしい。
テレビで見たことのある厚木シロコロホルモンが鉄板の上に積まれていたので、僕は、すぐに食べられると思って注文した。
ちなみに、住之江競艇場でホルモン単品を注文すると、僅か五秒で出てくる。
ホルモン丼で二十秒くらい。
その感覚で注文したのだが・・・。
店員の兄ちゃんが、ホルモンを別の鉄板に移し変えて、さらに、ホルモンを焼き始めているのか、暖め直しているのか、よく解らないが、とにかく簡単な作業を始めた。
三分くらい待って、そろそろ出来上がりかと思ったら、今度は、若い女性店員がキャベツを切り始めた。
しばらくの後、兄ちゃんが、そのキャベツを炒め始めた。
結局、ホルモンを注文してから出されるまで、五分以上もかかった。
こんなの、大阪でやったら、すぐに怒鳴られるよ・・・。
いやでも、浜松の人は、僕が横断歩道を渡ろうとしたら車は止まってくれたし、バスを降りようとしたら進路を譲ってくれた。
大阪では根強い、「我、先に!」という考え方がない。
これはこれで、住みやすい場所かも知れない。
おりちゃんとシロコロホルモンのお陰で、少し元気が出た。
浜松駅に戻り、新幹線の切符を買おうしたが、やっぱり・・・。
なんとか、名古屋まで青春18切符で頑張ってみようと思った。
名古屋から近鉄特急に乗れば、大阪まで四千円程度だったか。
それに、到着はより自宅に近い難波駅である。
満身創痍の状態で、新幹線に未練を残しつつ、普通電車に乗り込むと、浜松以西の電車は全て、背もたれのあるシートだった。
名古屋に到着したら、首はなんとかなりそうだったので、そのまま我慢した。
本当に辛い旅となったが、浜松で買った携帯用枕を使って、午後九時過ぎに、予定通り、青春18切符のみで、なんとか大阪に辿り就いた。
はぁ、やれやれ。
さっそく、地元の駅のホームで、僕の進路に割り込むようにして一人のオッサンが突っ込んで来た。
オッサンの持っていたカバンに、僕の足がぶつかる。
謝りもせず、オッサンは去っていく。
良くも悪くも、これが大阪なんやな。

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秋葉原に行けて、戸田競艇場にも行けて、僕の長年の念願が叶った。
さて、時は午後三時。
ここで、一悩みしなければいけないのが、お台場の等身大ガンダムを見に行くかどうか。
ゆりかもめは、青春18切符が使えないため、別途、往復620円を支払う必要がある。
川崎ナイター競馬も予定していたが、そちらの方なら一円もかからない。
620円が惜しいので、本当に、どうしようか悩んだが、等身大ガンダムは期間限定ということもあり、折角だから見て行こうという結論に達した。
競馬は、後回し。
新橋のコインロッカーに荷物を預け、ゆりかもめに乗るべく切符を買おうとしたら、さらに180円追加の800円で、一日乗り放題記念入場券なるものが販売されていた。
そちらは、ガンダムの写真が入っている。
今回の旅行の思い出にしようと、800円の方を買った。
ゆりかもめのホームに到達すると、たまたま、電車(モノレール?)が到着したところだった。
乗り込むと、なんと、一番前の席(本来ならば、運転手さんが乗るべき位置)が客席になっていて、しかも空いていた。
そこに座ると、前方の視界がパノラマで開けているのである。
そして、電車が走り出すと、なんという素敵な景色。
海と街の奇跡的な融合。
それらが、電車の動きに合わせて動き、様々な姿に変化しながら、僕の目を楽しませてくれるのである。
僕の37年の人生で、それは、それは、一番、素晴らしい光景であった。
人間、37年も生きていれば、風光明媚な場所、ロマンチックな夜景、神を思わせるような大自然、色んな物を見てきた。
しかし、ゆりかもめは、壮大な景色が動くのである。
こんなに凄い乗り物は、恐らく、大阪はおろか、近畿圏にはないであろう。
電車はお台場に到着したが、僕は車窓からの景色をしばらく見ていたかったので、終点の豊洲駅までずっと乗っていた。
一日乗車券を買っていて、本当に良かった。
豊洲駅を出ると、タイミングのいいことに、吉野家があった。
二日連続で牛丼を食べた。
もう、何も言うことはない。
帰りにお台場駅で降りた。
そして、等身大ガンダムを近くで見た。
これがまた、凄い。
単純にガンダムが等身大になったというだけではなく、ガンダムと東京や横浜の街の背景が見事に調和して、とんでもなく幻想的な風景を作り出している。
ガンダムの足元から、ガンダムの顔を見上げたら、今度は、ガンダムと空が調和して、まるで、地面からガンダムがそびえ立っているようだった。
いやはや、恐るべき東京。
よくもまぁ、ガンダムを等身大で作ろうなんて、思い付いて行動に起こしたものだ。
まぁ、僕の人生も色々あって、あまりにも辛い時は死のうかと思ったけれど、生きていて本当に良かった。
まさか、子供の頃に流行ったガンダムを、大人になって等身大で見られるとは思わんかったわい。
よく、悩んでいる人を慰めるために、『生きていたら、いつか、いいことあるよ』という台詞を用いるが、僕にとっては、まさに、ガンダムを見たときが、その『いつか』の時やった。
もう、こんなに素晴らしいものを見たら、川崎競馬は、どうでも良くなった。
また、次回にしようと決めた。
今日も雨が少しだけ降って、夕方頃に止んだ。
お台場駅に戻ると、ゴミ箱前に数本のビニール傘。
どれもこれも、全く新しい。
一度使っただけの、新古品である。
全然、まだまだ、使えるビニール傘なのである。
えー!!!
やっぱり、東京の人って、ビニール傘は使い捨てるの???
勿体無い・・・。
大阪じゃ、「そんな奴おらんやろぉ。」
今夜も昨日と同じ、安いカプセルホテルに泊まった。

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