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元祖・ネギの舞台裏

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Jul 28, 2008
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カテゴリ:小説の書き方
補講最後のテーマは『・キャラクターを確立させるか、人間にするか』です。これはDM小説に限らず、小説全体においても難しい命題だと思います。既に、小説に関わる多くのクリエイターが大量の意見を出したところに、私のような素人が意見を出すのは恐縮ですが、今出せる私なりの結論を書いてみましょう。

◆DM小説はキャラクター小説だ◆
既に私の結論は『DM小説はキャラクター小説である』という事で落ち着いています。さらに、おもしろいDM小説の共通点の一つはキャラ萌えである事なのですから。人間である以上にキャラクターであった方がおもしろいと思います。

◆キャラクターという言葉が軽視されるが◆
「キャラクターを書く」とか「キャラ萌え」などのキャラクターという言葉を軽視する方は多いのではないかと思います。ただ、キャラクターを軽視する方は小説の本当の楽しみ方を知っていないと言えるでしょう。
実際の人物をモデルにして小説で書く時は、その人物の特徴を抜き出して簡略化しキャラクター化する事が必要です。小説で活躍させる以上、どうしてもキャラクター化せざるを得ないのです。
極論で言うならば、近代文学における登場人物も一種のキャラクターだと言えるでしょう。多くの方が知っているような文学作品も小説の中で活躍しているのはキャラクターなのです。

◆キャラクターと使うデッキが結びつくとは限らない◆
DM小説において「こういうキャラクターだから、こういうデッキを使わなければならない」というルールは存在しません。そういった先入観を利用して予想外のプレイヤーに予想外のデッキを使わせる事はありますが(例えば『DM企業戦士 時任俊之助』で悪魔に光文明のデッキを使わせるなど)。
現時点で書かれているDM小説は、キャラクターとデッキタイプ(もしくはメインの文明)が結び付けられる事が多いですが、オールマイティーに色々なデッキを使うプレイヤーが存在してもいいのです。
例えば、『デュエルジャック』の火野マナトは、旬のカードを使ってそれらを魅力的に見せなければならないという制約が作品自体にかかっているせいもあるかもしれませんが、火文明をメインに使うという設定がありながらも実に多くのタイプのデッキを作中で使用していました。このように『主役で熱血漢=火文明』という公式は何の意味も持たないのです。

◆火文明のデュエリストと戦隊の赤いヒーロー◆
火文明のデュエリストと戦隊のレッドは結び付けやすい部分があると思います。どちらも一直線で熱血漢になるケースが多いですが、その中でもバリエーションというものが見えてきます。特に戦隊ものは長い歴史を持っているので熱血漢のヒーローの中にバリエーションを組み込むという点では参考になるでしょう。じっくり観察してみると、『熱血漢』という単語でくくられていながらもそれぞれの違いが見えてきておもしろいものですよ。

◆キャラクターである事は簡略化ではあるけれど、単純という事ではない◆
キャラクターを作るという事が、あまりにも単純なものを作ると考えられるのは嫌いです。
私は、連載を予定しているDM小説では、その長さに応じてキャラクターもしっかりと組み立てていきます。基本となる性格的な部分から始まって状況に応じたキャラクターごとの対応など。
キャラクターを作る事は、そのキャラクターの深みを出して行く事であり、簡略化ではあっても単純化であってはならないと考えています。キャラクターは一面性だけを持っているのではなく、多面性を持っているものですよ。

◆最後に◆
「新たに生まれた火文明使いが第Xの切札勝舞になるかもしれない」と言われても、厳しい目で見れば現状で「熱血漢で正義感に溢れていて一直線に突き進む火文明のデュエリスト」という切札勝舞的な要素を詰め込んだ主人公が切札勝舞のレベルに到達した事はありません。彼には彼にしかないキャラクターとしての完成された魅力があり、ただその真似をしただけでは第Xの切札勝舞になる事は到底不可能です。
キャラクターを作る、という事に関してはまだ研究中の部分があるため、私に言える事はこの記事に書いてある事が全てです。キャラクターを作り上げるという事は(今さら言う事でもない事ですが)小説においてとてつもなく重要な事なのです。そのキャラクターに魅力がある限り、読み手だった人達はいつまでも彼らを想い続けるのですから。
私もDM小説においてキャラクターの重要性は常に意識していまして、プラズマさんが戦国武闘会において赤城勇騎を意識してカロリーメイトを持っていったというエピソードを見た時に自分の考えは間違えていなかったと核心しました。カロリーメイトという赤城勇騎を構成する一つの要素がなければ、こういう事はなかったでしょうから。
補講も含め、DM小説について語る記事はこれで終わりになるはずです。次回でまとめを兼ねた最後の挨拶をしてこの短期集中連載は終了です。





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最終更新日  Jul 29, 2008 02:09:41 AM



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