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カテゴリ:広島
(7)命の力はたくましい! 被爆アオギリ 【前回までのおさらい♪】 今年6月27日、 ねこままん、広島にダンナ様「ねこぱぱん」と2泊3日で行ってきました。 二日目の28日は丸一日、普通はあまり観光客に知られていない 「原爆遺跡」を中心に自分の足でまわってきました。 今日は (7)命の力はたくましい! 被爆アオギリ になります。 アオギリ(青桐)とは 大伴旅人(おおとものたびと)が歌に梧桐(あをぎり)として詠んでいるくらい古い植物です。夏の季語にもなってる初夏を感じさせる大きな葉をもっています。 このアオギリ、広島の平和記念公園の片隅で命のたくましさを語ってくれています。 あの忌まわしい日、このアオギリは爆心地より北1.5kmの広島逓信局(現郵政局)中庭にあり、被爆してしまいました。爆心地に向いていた面は幹の奥深くまで熱線で焼かれ、えぐられました。 1973年、郵政局の建替工事の際に現在の位置に移植されました。 写真をよ~くみてくださいね。 2本のアオギリがありますね。 幹の中心に空洞があるでしょ? これはね、アオギリ自身が 原爆で焼かれた傷口を 「治そう!生きよう!」と 頑張ってる姿なんですよ。 人間も同じです。 あのとき熱線で大やけどを された方々の傷口はお肉が 盛り上がってキズを 「治そう!生きよう!」と したんです。 今はこのアオギリもかなりのお年を召していますし、倒れちゃいけないから、写真のように支えをして守られています。 ままんがこの写真を撮影した日は熱中症になりそうなくらい暑い日だったんだけど、このアオギリのそばにいると心なしか涼しかったんですよ♪ あの忌まわしい日もこの樹は自らも傷つきながら、木陰で横たわる人を見守っていてくれました。その中のお一人が今もこの被爆アオギリのそばで語り部として頑張ってくれています。(残念ながら、ままんが行った日にはお会いできませんでした) 60年経った今でも立派に葉を青々と茂らせ、平和の大切さを物語ってくれています。同時に「命ってこんなにたくましいんだよ。だから、命は大切にしなくちゃ!」って話しかけられている気がしました。 このように被爆した樹木はこのアオギリだけでなく、広島中に数多くあります。広島に訪れた際はぜひ探してみてください。 そして触れられるようでしたら、幹に手をあてて目を閉じてみてください。 彼らの平和のメッセージが伝わってくるかもしれません。 彼らも立派な語り部ですから… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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