[動物愛護] ブログ村キーワード
昨年末
「中之島公園の猫たち」のことが
朝日新聞に掲載されました
(合わせて、12月28日の日記もお読みください)
記事を読んでくださった全国の皆さんから
お祝いや激励のメールが殺到し
大変驚いたのと同時に
ひしひし嬉しさがこみ上げてきました
本当にありがとうございます
あの記事でも紹介していただいたように
私たちの大切な仲間は
すでに50匹以上が幸せなお家猫さんになりました
そのほとんどが大人猫たちです
二年間の活動で
大人猫がそれだけ譲渡されることは
奇跡に近い…
卒業生の数を聞いた人たちには
そう言われることも多いです
私や仲間たちのことは
確かに、ある小さな地域に起こった出来事…
同じ大阪に暮らしていても
知らない人さえ多かった
そんな出来事でした
何も知らなければ
誰も、深くは考えたりしないこと
もちろん、その陰にあることにも
まったく気づかないようなこと
しかし…
ある一部の人たちにとって
それは決して
些細な出来事ではありませんでした
完全に行き場を失う多くの命が
今、そこにあること…
自分が手を伸ばせば
その手をつかみ返してくるほどの距離に
必死に生きる私や仲間たちがいること…
そのことを知る人たちにとっては
とても大きな出来事だったのです
工事期間と閉鎖を知らせる看板が
初めて公園に立てられた日から
秘書たちは、ずっと感じていました
自分たちと同じように
この看板を見て
大きなショックを受けた人たちがいることを…
どうすればいいのかと
悩んでいた人も多いでしょう
自分一人じゃ無理だと
諦めようとした人もいたでしょう
すべての人たちは
その時点で
何らかの手段を持っていたわけではありません
ただ…
とても小さなことかもしれないけれど
ほとんどの人たちは
いろんな方法で、何かを伝えようとしました
それが、どんなふうに
私や仲間たちの未来に繋がるのか
わからないけれど…
少しでも、何かが変わるように
祈りを込めて
友人や知り合いに話した人もいました
ネットの掲示板に書き込みをした人もいました
目立つ場所に、手作りの看板を立てた人や
抗議の手紙を貼り付けた人もいました
閉鎖された公園には
毎日、橋の上から
多くのドライフードや缶詰が落とされました
せめて、可愛がっていた子だけでもと
警備員さんに止められながら、フェンスを乗り越え
お家に連れて帰った人もおられました
確かに、そのひとつひとつは
小さなことだったのかもしれません
けれど…
重ねられていった小さなことから
生まれたものは大きかったのです
話を聞いた人たちは
多くの人たちに伝えました
掲示板を読んだ人たちから
新たに情報が発信されていきました
看板や抗議の手紙を見た人が
新聞やテレビに投書しました
橋の上から落とされるご飯は、増え続け
フェンス越しに覗き込む人たちが増えました
体が不自由だった子や病気の子を
お家に引き取ってくださった人もいます
そして、その結果…
いろんなところで
私や仲間たちのことを知った人たちからの
大きなうねりが関係各署に集まりました
これが私や仲間たち
「中之島公園の猫たち」の始まり
原点ともいえる部分なのです…
あの頃から
私や仲間たちの目標は変わりません
自分だけの本当の居場所を見つけ
幸せな猫生を全うすること…
それだけを考えて
今までの二年間を過ごしてきました
秘書たちはじめ
そばにいて支えてくれる人たちも
このブログを通じて
いつも応援してくれる人たちも…
そして…
私や仲間たちの無事を祈り
大きなうねりを生みだしてくれた人たちも…
きっと、そのすべての人たちが
望んでいることも同じはず…
だから、頑張っていようと思いました
多くの卒業生たちが
今、幸せに過ごしていることは
奇跡ではなく…
多くの人たちの優しい願いがもたらした
結果なのだと思います
皆さんからいただくメールの中には
いろんな相談事が書かれていることもあります
読ませていただいて
とても悲しくなることや
厳しい現実に憤りを感じることもあります
そして、その都度
その狭間に生きる、小さな命の存在を想像しては
苦しくなることも多いです
きっと、その状況を目の当たりにされている
メールの差出人さんたちは
私が感じた何十倍もの、悲しみや苦しみ
強い憤りを感じておられるでしょう
ただ…
そんな時、どうか思い出してください
「中之島公園の猫たち」の始まりは
小さな流れが繋がって
大きなうねりになったのだということを…
きっと同じように
懸命に生きる命を見つめ
心から救いたいと願う人たちはいます
その手が幾重にも合わさり
少しずつ、少しずつ繋がっていけば…
きっと、何かを掴むことができるはずです
未来への扉を開け放つことは
奇跡なんかじゃないと信じています
「中之島公園の猫たち」nekomat@nifmail.jp
いろんな場所で生きている小さな命がいます。
そして、その命を救いたいと思う人たちがいます。
厳しいことや悲しいことは多いです
でも、まわりを見渡せば
必ず同じことを思う人たちはいるはずです
ひとりでは動かなかったものでも
手を繋いでいけば動くかもしれません
みんなで一緒に、出来ることを頑張りましょう
今日の写真は、懐かしい卒業生たちの写真です
マウスポインタをあててみてくださいね
みんなが幸せになる姿を見たいから…
私や秘書たちは、何があっても頑張れます
ランキング参加中!ポチッ、ポチッ、幸せな未来がやってきますように。