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カテゴリ:徒然日記
たまたま昼間、この放映を見つけたので、仕事に追われているのについつい見てしまいました。
2時間ドラマ好きの老母は、日曜のお昼御飯のあとにはテレ東でかかる2時間ドラマの再放送を見るのが定番。その前にお宝番組の再放送もかかってて、大抵はそこから見ています。お宝番組は1時間のせいか人気だからか、めったに差し替えにならないけれど、続く2時間ドラマに関しては時勢によってスポーツ番組になってたりバラエティだったりといろいろ。だから「今日はあるかな?」と番組リストを確認する習慣になってます。 それを一緒に見ていて、NHK総合にこの番組を発見。 襲名とか映画出演とかがあると、バラエティのゲストになったりトークに出たりして露出が増えるのは普通のことだけど、NHKアーカイブスってちょっと貴重じゃないの?って思ったもんだから(フジあたりが特集するのとわけが違う気がするのは私だけ・爆)、ドラマを見る老母とは別の部屋で、なんだか妙に集中して見ちゃいました。 ああ、懐かしい。 そして、記憶の通り! 若い頃の勘三郎…この番組に登場した30歳の勘九郎は、切れ長の薄い一重まぶたが色っぽくて、どちらかと言えば七之助の方が似てる。勘太郎だって似てないわけじゃないけれど、ビジュアルは、パーツから見ても雰囲気からいっても七之助の方が近い。勘太郎は、どっちかと言えば芝翫の要素が強い気がするし。 だけどねー、声は勘太郎がねー、そっくりだから、全体から受ける印象には、アタマで理解している以上に声の影響って大きいんだなって、改めて驚きました。 鏡獅子は誰が踊ってもドキドキするけど…やっぱり今は勘三郎が一番。でも病気して、どうなんだろうってとても心配。だから、番組の中で「新しい歌舞伎座で踊りたい」と言ってたのは嬉しかったな。同時に「あと1回か、2回か」と、体力の限界が近づいてるってコメントには、判ってはいてもやっぱりショック。病気してなくても、きついんだよね、あれは。あと、道成寺は。 まー、日曜の変な時間だった割にはキチンと観られてラッキーでした。良かった良かった。 ただ…勘三郎の…30歳の勘九郎の…ファッションセンスに絶句。 最初はね、なんとなく「あらー、昭和の空気」って思ってたんですけどね、よく考えてみたらちょっと違う。私の「昭和の空気」ってのは、どちらかと言うと三丁目の夕日をイメージしてるもん。東京オリンピックの頃。 でも、勘九郎30歳って、1986年ですよ。アーカイブスされた番組だって1986年放映のもの。 1986年ってのは、日航機が御巣鷹山に墜落した年。バブル前夜の好景気で、りかこはMCシスターで、阿部ちゃんはメンズノンノで、モデルしてた頃でしょ。私は大学の4年で、テレビドラマは金妻で、ワンレン・ボディコンのおねーちゃんがマハラジャとかキング&クィーンとかのお立ち台に立ってた時代。東京ディズニーランドがオープンしたあたり。 その時代として考えると、とんでもない私服センス(爆) ジーンズでも、そうでないカジュアルでも、それから「今日が初日です」っていう日に歌舞伎座へ向かう朝の白いジャケット姿でも、世の中とかなりずれてる感じがしました。ずれてるっていうか、独特過ぎるコーディネイトっていうか、どこで買ったんですか?ってアイテムっていうか。 私は多摩地区のお地味な理系大学に通っていたので、身の回りにも「それはどこに売ってるの?」ってモノを身に付けているヒトは珍しくなかったけれども、テレビ画面の中の勘九郎30歳は、どちらかというとゲゲゲの時の杉浦太陽君に近いんだもん、オドロキは小さくないぞっと。 まー ねー 今だって、客席側で見かけたりする時の格好は、なんだか凄い感じだもんな。 いやー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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