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猫多組(ねこたぐみ)

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Jan 13, 2009
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カテゴリ:映画・DVD
前作を観るまでバカにしてたんですよね、007シリーズ。
全然興味がなかったし、観たこともなかった。
ところが、『カジノ・ロワイヤル』が思いのほか良かったので、考えを改めた次第。

『007/慰めの報酬』

前作で、愛する女性を失ったジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)
これは、その一時間後からはじまる、という設定の続編なので、前作を見ていないと、ちょっとわかりづらい。

更に、息つく間もないギリギリアクションの連続と話の展開の早さで、まったく気が抜けない。
上映時間は短めなのに、中味が濃密すぎて、やや疲れたわからん

愛する人を失った悲しみが共鳴するカミーユ(オルガ・キュリレンコ)と、行動は共にするものの、お色気シーンはほとんどないし、ユーモラスな部分もなく、どこまでも硬派一直線グッド

それはそれで様々なアクションシーンを楽しめるし、高級スーツで全力疾走しちゃうボンドならではの格好良さ、ギリギリ「ありえねえ」にならない鋭く的確な動き、大胆に敵地に乗り込む姿、などなどは存分に味わえるのだけど。

前作に比べ、エンタメ作品としての軽快さ、わかりやすさが減り、社会派っぽい側面が強調されていたような気がした。

作品の中でも誰かが口にしたのだけれど、「悪が絶対悪ではなくなった時代」ゆえに、敵の姿が見えにくい。
いや、悪いのはコイツってのは明確にわかるんだけど、その悪事の内容がわかりにくいと言うか、危機感が迫ってこないというか。

ボンドがM(ジュディ・デンチ )の帰還命令を振り切ってまで突き進むのが、個人的怨恨なのか、社会的正義感なのか、カミーユへの同情(共鳴)なのかがよくわからなかった。

もしかすると、その混乱しつつ暴走するボンドこそが、この作品で描かれるべき、迷い悩むボンドの姿なのかも知れない。
が、エンタメ目的の観客としては、「それぢゃ、世界の007が、ミニシアター仕様になっちゃうぢゃん!」て。
 
アクション規模や内容、世界を股にかけての活躍を考えれば、紛れもなく超娯楽アクション大作なので、面白くないわけじゃないけど。
今回の作品は、どうも単純明快ではなく、慌しい展開なのにあれこれ考えさせられちゃって、気軽に楽しむには重すぎる印象。

もちろん、そのシリアスな感じや、悲しみを背負ったボンドの姿が、かえって良いと思う人もいるでしょうが、私にはちょっと辛かった。

でも、ダニエル・ボンドはどうにもカッコイイので、(所作が美しい、動きにキレがあるし、スーツが似合う、声も顔つきも好き、ファンてわけじゃないけど)続投して欲しいなあダブルハート

1月24日、全国ロードショー(先行上映あり)





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Last updated  Jan 22, 2009 01:38:58 PM



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