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テーマ:映画館で観た映画(8341)
カテゴリ:映画・DVD
映画友の上海十月さんが、上海でエキストラ参加したというので、帰国時に一緒に観ようと思って前売りを買ったのですが。
封切り一週間で「午前中一回」上映になってしまい、仕方なく一人で。 『THE CODE/暗号』 ははは、こりゃ、一週間で一回になるわな いや失礼、私は嫌いじゃないです。 暗号解読ってわくわくするし、探偵モノも好きだし、制服っぽい服装も好きだし、無駄に豪華なプロローグ「川崎市大パニックと今まで活躍した探偵たちのプチ出演」も。 「探偵事務所5」シリーズって初めて観たのだけど、以前の分が観たくなったもの ただ、劇場公開映画としては中途半端にB級で、人にお薦めするのはためらわれる。 あまりに突っ込みどころが多すぎ・・・いや、コメディなら良いのですが、これ、お笑いじゃないんで、どうにも全体が安っぽくなってしまう。 主人公は、探偵事務所5の若き情報科学研究室部長、探偵507(尾上菊之助) 暗号解読の天才である彼は、「過去に見たことのない暗号を解きたい」と願っていた。 上海支部から依頼された暗号に魅せられた彼は、探偵500=会長(宍戸錠)と探偵523(斎藤洋介)と共に、危険な暗号の謎に迫っていく。 暗号解読自体は地味な仕事なので、その部分ばかりをクローズアップしても物語は展開していかない。 なので、そこに上海マフィアだの、謎の歌姫・美蘭(稲森いずみ)だの、旧日本軍の財宝だのが絡み・・・出たっ中野学校 更に「親子の情愛」やら「誘惑」「裏切り」など王道要素てんこ盛りで、飽きはしないものの、展開が読める読める・・・まあ、娯楽作品としては構いませんが、「ちょっと無理があるのでは?」「あまりにヒネリがなさすぎる」と思えてくると、単純に「面白い!」とばかり言っていられない。 会長=ジョーと、兄のような存在である椎名(松方弘樹)との「決闘」は見せ場の一つだろうけれど、「いくら何でも動きが爺すぎ・・・」と思ったし。(ジジスキーですが、何か違う) 全体的に、役者さんたちが「なりきれていない」気がした。 大根ではないのだけれど、稲森さんも松岡さんも「欲に支配された冷たい人間」には見えなかったし、尾上さんの「頭でっかち」ぶりは悪くなかったけれど、美蘭を守るにはちょっと無理が。すわ、ラブシーンには、笑うシーンじゃないのに、なんだか笑ってしまいましたよ これが演出意図だとしたら、人物像が全体に曖昧すぎて、のめりこめない。 実在の人間は、確かに迷うし、その時々で反応が異なったりと、考え方も行動も一貫していないものだけれど。 こういう作品で、全般的にそれをやられると・・・冷めてしまう でもって、終わり方も「なんだかなあ~」 まあ、他にどんな終わり方をすれば良かったのかと問われれば、妥当なところかもですが。 暗号が解けても、皆があまりハッピーになれないし、後味はスッキリしなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 27, 2009 01:43:56 PM
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