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カテゴリ:散策・紀行など
三男の大学院卒業式に出席する為にボストンに行って帰ってから、もう一週間が過ぎてしまいました。 今回の旅行程盛り沢山のネタがあった旅行は初めてです 私の書き方だとまた長くなるかもしれませんが、少しずつ思い出して辿ってみたいと思います。 5月15日(金)、夕方の出発便でボストンへ旅立つ私達はお昼くらいに家を出ました。 折からの新型インフルエンザ騒動や、テロ問題などでアメリカ便の出国には思いがけない程時間がかかる事が有り得るからです。 出発までの数日間、残して行く猫の吟の世話を息子達に頼んで行く為、あれこれ細かく注意事項などを書いてプリントしておきましたけど、このところちょっとグレて不良になっていた吟が、留守番中何かやらかさないか心配でしょうがありませんでした 買い物に出ている時に、ふりかけの袋を破いて中身を食べ散らかしていたりと、以前はしなかった行動が見られるようになっていたからです リビングルームのドアを閉めて入れなくして出て来たものの、15日から泊ってくれる次男が帰るのは夜遅いかもしれず、普段なら夕方5時過ぎには餌をあげるので心配で可哀想で 朝ご飯を普段より少し多目にあげて、一応何回もいなくなる事やお兄ちゃんが来るからねと言い聞かせて出ましたが、吟にそんな事解る訳が無く、鍵を閉める玄関の上の寝室の窓からずっとこちらを見ているのに後ろ髪を引かれる思いでの出発になりました 私の生活にはこれ程吟の存在が大きくなっていて、半年ぶりに三男に会える旅行なのに出発時には吟との数日間の別ればかりが心を占めているようでした。 アメリカの大学の卒業式はこれで4回目になりますが、最初に長男の卒業式に出た頃は2人共ちゃんとした服装でと、夫はスーツにネクタイ、私もそれなりのよそ行きを着て出席したものです。 が、もちろん同じような服装の親も沢山おりましたけど、中にはジーパンにTシャツだったりサンダル履きだったりと、アメリカだもんひどくカジュアルな人も多く、荷物を少なくしたい私達もそれに倣ってだんだんと楽な服装での出席になって来ていました まさかジーパンにスニーカーではありませんがそのせいでとても楽になりました ごろごろとトランク一つを引いて、チェックインで預ける荷物はこれ一つだけ、後は手荷物少々のみ 中身は着替えとお土産の日本のお菓子類くらいです 日暮里からスカイライナーで成田空港へ、久しぶりに見る沿線の景色です。 飛行場は結構空いていてチェックインも楽に済み、荷物を預けて早々に出国審査も済ませました。 搭乗したのはノースウェスト航空で、ミネアポリスでボストン便に乗り換えです。 ミネアポリスまでの約12時間、エコノミークラスの狭い座席に詰め込まれて我慢しなければなりませんが、何とかなるでしょうくらいの気持ちで乗り込んだ私でした ノースウェスト航空には1985年の暮れにアメリカから一時帰国した時に乗った事がありました。 その年の夏にJALが墜落して大惨事になった事件があったばかりで、何となく違う航空会社にして欲しかったというだけの理由でしたが その後遣わなかったのは、その時のフライトがあまりにも酷かったからです 成田-NYC直行便で14時間半かかったのですが、その間トイレは汚れ放題のまま紙一枚補給されず、毛布を何回頼んでも持ってきて貰えなかったりとサービスが最低で嫌になったからでした。 帰りの便では成田で一度搭乗した後全然動かず、1時間も過ぎてから故障だから機を変更すると下ろされ、NYCに到着したら今度はそのまま修理場へ入れる必要があるのでとターミナルからずいぶん離れた場所に下ろされてバス輸送・・・20年以上過ぎているのに今だに忘れられない不愉快な思い出になっているくらいです。 それでもこんなに長い時間が過ぎていたら、きっと改善されているだろうし全部が同じ訳じゃないでしょう(安いには安い)と淡い期待をかけたのでした。 それに実はこれ以外のボストン便が見つからなかったのでしょうがなかったのです。 15日の夕方、その曰く付きのノースウェスト機に搭乗した私はすぐに気がつきました「やっぱり全く変わってないぢゃん」、と 更に驚いた事が沢山ありました・・・驚いたを越えて笑ってしまうような事が沢山 最近の飛行機はエコノミーでも大体前の座席の背中の部分、丁度テーブルになる部分の上に小さいモニターがついていて、それぞれが好みの映画やゲームを楽しめるようになっています。 長い旅ですから私はこれで何とか乗り切ろうかと期待していたのですが・・・乗った飛行機にはそんな気の利いた物は付いていませんでした 遥か遠くに人々の頭の影からちょっとだけ見えるスクリーン。 そしてそこで上映されたのは「昔懐かしいフィルムの特別上映をお楽しみください」との親切な言葉通り変色したような古いカラーで上映される70年代の見たいとも思えない映画でした。 こういうのを次から次へとかけるだけ ヘッドフォンをして見てる人は殆どいませんでしたよ もちろんヘッドフォンを通して聞こえる映画の音声も、違うプログラムで聞ける音楽も凄い品質の音でした あんな映画なら100金で売ってるって 私が知らなかっただけなのかもしれませんが、今機内でのアルコール飲料は全て有料なんですね 香港便はただでしたから、これにも驚きました。 飲んで寝ちゃえば10時間くらいはすぐ経っちゃうだろうなんて考えていたんですから 食事も驚く程素晴しいネタの材料でした ビーフかチキンか、ビーフにしたのですが小さい小さいビーフ片が5つ程ケチャップソースの中に転がっていましたよ 次の食事で焼きそばを注文したら、平べったい入れ物の底に見事に薄く敷き詰められた焼きそばが出てきましたぞ こんな食事、若い人は絶対に4食くらい食べないと足りない量でしょう。 高いお金払って長い時間乗るのに、お金はサービスには全然反映されていないのですね トイレはやっぱり掃除されていませんでした。 乗務員のアメリカ人女性達は絶対に60代のグランマ達だと思います 強引な口調であっけらかんとやりとりする様は、それは悪い様子ではありませんが、決して細かいサービスや心遣いをするような人達ではありません。 大声でおしゃべりを楽しむのは良いのですが、仕事に段落を付けてからおしゃべりを楽しんで欲しいです。 乗務員教育はやはりアジアの航空会社の方がずっとすぐれているのではないでしょうか。 運賃高いし、エリートぶってる風はありますが、JALやANAの乗務員(最近はCAと呼ぶらしいのですが何だか気取っていてこの呼び方嫌い)にはまず笑顔がありますしこまごまとした気遣いがあると思います 香港往復の短時間フライトでも、何度もトイレのチェックをして備品を足したりちょっとした掃除をしたりしていたのを見た事があります。 キャセイやマレーシアやタイ航空なども、乗客から物を頼まれるのに身軽に動いてくれていたように感じます・・・・ノースウェストやユナイテッドなどのアメリカ便のおばちゃん/ばあちゃん乗務員と比べて 長時間座った形で飛行機に乗ると言う事は、ある意味もう拷問に近いものです だからこそ、少しでも快適さを求めたくなる部分がサービス競争に現れるべきでしょう。 安いのが選ぶ大きな理由でもある私達には非常に辛い考えどころになってしまいます。 長男がこの夏よりMBAを取得する為、やはりアメリカの大学院に留学するのですが、2年後の卒業式にもし出席するのなら高くてもちゃんとしたサービスが受けられる航空会社の飛行機に乗れない限り行かないだろうと思います。 もう若くて体力がある訳ではありませんし、時差の事もありとても疲れますから、短い日数での往復にはリスクが高くなるのです。 そしてこのフライトは非常に良く揺れました 普通揺れが予想されるとすぐに着席ランプがつきシートベルト着用の指示が機長から出るのですが、行きの便の機長は殆ど無言状態で驚かされました 立っていられない程の揺れでガクンと落ちるような感覚さえ大きなのが数度ありましたけど、何も注意が無いなんて初めてです。 客室乗務員のみならず操縦する人達すらマナーを心得ていない会社なんだなぁと、むしろ深く感動してしまったくらいです こんなフライトでしたけど、それでも何とか無事にミネアポリスに到着しました。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月27日 13時01分25秒
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