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カテゴリ:散策・紀行など
身延山と下部温泉1からの続き・・・・・、 バスは終点の身延山の門前町へ着きました 参道の両脇にはお土産店などが沢山並んでいます。 それぞれの店先に大きな蓮の花が植えられた水盤が置かれているのが何ともお寺の門前という雰囲気 仏具店や、熱心な信者さん達用の宿坊なども沢山あるようでしたが、この時期は閑散としていました。 門前町の一番最後、三門のすぐ目の前にあった駐在所です。 何やら和風の民家のようで、景観を壊してない警官の詰め所ってとこかな その駐在所から更に三門に近い場所にあったお手洗い なかなか風情ある建物でした。 お手洗いの入り口は、こんな形で男女の入り口をそれぞれ表していました。 身延山久遠寺の三門、威風堂々とそびえたっていました。 三門「空」「無相」「無願」の三解脱をあらわす三門には、79世日慈上人の筆による「身延山」の扁額がかかる(身延山公式HPより、以下説明文は々引用です) 大きな三門の下は涼しい風が吹き抜けていました。 門から見える参道の両側にある大きな杉の木は仏法僧(ぶっぽうそう=天然記念物の鳥)の生息地となっているそうです。 参道の先には圧巻としか言いようのない菩提梯という287段、104mの急な階段が現れます こ~んなに長くて急で高いのっ 上り口にはちゃんと「年配の方、心臓の弱い方、体調の勝れぬ方は、右手の女坂か男坂をご利用ください」と注意書きがありました。 おいおい、おっさん良いんかいっ 無謀にも夫は「果敢」にに昇って行ったのでした 私は膝に無理させられないので女坂を行く事にしました でも昇り始めは良かったのですが、次第に「なんでこれが女坂なの」と言う程の急勾配になりました ぜいぜいはぁはぁ、暑いし汗は流れるし・・・ 一方菩提梯の方も、見上げた時の凄さを更に絶するような急な階段、しかも一段ずつが結構高さがあったそうで、こんな感じ 高所恐怖症の人じゃなくても、見下ろすだけで足が震えそうです 二人ともコースは違いましたけど、それぞれ無事に境内へ昇る事ができました。 汗びっしょり、暑くて暑くて流れる汗が止まらない程でしたけど 女坂を昇って着いた方は、仏殿や御真骨拝殿などのある辺りでした。 一方、菩提梯を昇ると大きな本堂の真正面に出ます。 大きく美しい本堂は、総坪数970坪、間口32m、奥行き51mもあり、9mに及ぶ須弥壇上の本尊一塔両尊四士を始め、ほぼ等身大の仏像15体が安置されているそうです。 天井には勇壮な龍の墨絵が描かれています。 1985年に、日蓮聖人700遠忌の主要記念事業として再建されたそうです。 高い柱の下は涼しい風が吹き抜けて気持ちが良いので、靴脱ぎの階段に腰を下ろして一休みしました。 熱中症に気をつける以前に、水分補給・・・喉はからからでした 午前の太陽は白く明るい光を広い境内に振り撒いていて、セミや鳥の声が響くだけで人影もまばらでした。 春には大勢が訪れて愛でるしだれ桜も濃い緑の葉が茂るだけです 本堂はとても広い空間になっていて、畳の縁を踏まないように気をつけながら進み、仏様の前で震災で亡くなった方々の冥福を祈り、日本を守ってくださいと祈り・・・何故か涙がこみ上げて来たのは、荘厳で神聖な空気に触れたからなのでしょうか。 750年以上もの長い時を経て、人々の祈りや願いが込められた聖地としての清浄な空気が満ちているように感じました。 鐘楼と五重塔。 菩提梯を昇った所と本堂の間にあります。 五重塔は元和5年(1619)に初めて建立されましたが、文政12年(1829)9月焼失しました。万延元年(1853)に再び建立されましたが、明治8年(1875)またも火災で焼けてしまいました。 その後長く悲願となっていた五重塔再建がこのたび漸く成り、2009年に落慶法要が行われたそうです。 夏の青い空と白い雲に凛として立つ五重塔。 並ぶ杉の木と共にまっすぐ天に向かっている姿は素晴らしい美しさでした 本堂の隣にある、日蓮聖人が祀られている「祖師堂」 境内の中で一段と鮮やかな朱塗りの建物になっています。 日蓮聖人の「今生より未来際までも心は身延山に棲むべく候」との言葉から、祖師の神霊の棲む御堂として棲神閣とも呼ばれているそうです。 私は神社仏閣を歩くのが好きですが、とりたてて信心深い人間だと言う訳ではありません。 一つの宗教を熱心に信じる者でもありません。 でも、人々が祈り願い信仰する姿とその宗教には心からの敬意を表したいとは思っています。 お寺や神社へ行けば自然と手を合わせ頭を垂れ祈る、そんなところを自分で「日本人だもの」と気分良く感じたりしています 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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