テーマ:ジャンク時計再生記(17)
カテゴリ:時計あれこれ
先日手に入れたジャンク時計の1本CITIZENのCOSMOTRONをメンテしました。
風防はキスだらけ、当然電池も切れて動いてません。 型名は7804 51000854とあるので1975年10月製造とわかる。 開けてみるとムーブメントはCal7806Aとある。 型名は7804だったのでCalも7804だと思ったけど違うのね。 とりあえず傷だらけで見えにくいので風防をがんばって磨くことにします。 最初はキイロビンを使ってみたけどあまり綺麗にならず。 東急ハンズでガラスコンパウンドを買ってきてリューターで磨いたけどまぁ見辛くはならない程度に綺麗になった。 これ以上は風防交換しかないか・・・ ミネラルガラスは手ごわい。 さて磨き終わったパーツをムーブメント以外を洗浄。 超音波洗浄器があればいいのだがそんなものは無く・・・ ネットで見るとポリデントで代用可能みたい。 早速薬局へ行くとタフデントが安く買えた(100錠で\498) 超音波洗浄器いらねーや タフデントでぶくぶく ミントの香りが爽やか(笑) 洗浄を終えて組み込み パーツを乾かした後組み込み。 これで電池交換が出来るが、これで動かなかったら今までの作業が全て無駄に終わる。 オリジナルの電池は水銀電池だったが今のご時世生産が中止。 代わりにSR44Wを入れると・・・ ちゃんと動き出し始めました。 ラッキー これでアンティーク時計1本を格安で手に入れられました。 日本人の腕にはよく合うと思うのですよこのサイズ。 お気に入りの1本になりそう。 さてこのCOSMOTORN機械的にも面白いのです。 調べてみると大層興味を引く時計 テンプ式電子時計(電磁テンプ時計?)というクォーツが出る前の電子時計で電池の力でテンプを駆動しています。 巻かなくても動くという事で当時はクォーツ普及まで作られたようです。 この時計1970年代の製品で30年以上の代物 X8,78xx、GXとシリーズがあるみたい。 手に入れたCal.7804は78xxの後期に出たものらしい 製造年月日は、裏蓋に数字が2つ書いてあり 1つはムーブメントのCAL.No。(裏蓋は7804だが開けてみたら7806Aだった) もう1つの8桁の数字を見ると製造年 例えば50602010と書いてあった場合、最初の1桁の数字が製造年の末尾の数字となります。コスモトロンなどの電磁テンプの時計が作られていたのが1970年代ですから、1975年の製造 次の2桁目と3桁目の数字が製造月 上記の例ですと06なので6月の製造 日付と曜日の早送りは「ターンプッシュ方式」という機構が使用してあり、12時を上にしてリューズを押すと日付が早送りされ、6時を上にすると曜日が早送りされるというちょっと変わった機能なのです。 という訳で大事にしたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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