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ブログを始めた頃
プロフィールに 「コピーロボットが欲しい」と書いていました。 知る人ぞ知る、パーマンに登場する道具です。 鼻を押すだけで、押した本人にそっくりそのままに なってくれるという、身代わりロボットです。 ドラえもんの道具でも、似たようなものもありますが 必要な時に、いつでもどこでも一瞬で 自分の分身を作れるコピーロボットの 便利さは、かなりの魅力を秘めてます。 ドラえもんのひみつ道具に 「人間製造機」なるものもありますが 一度作って(生まれて)しまったら 自分といえども、死ぬまでずっと2人なのは困ります。 それが、もしも3人になってしまったら 一体どうなってしまうのでしょうか・・・ それでは今週は 自分が3人になってしまった Sukoshi-Fushigi(スコシ・フシギ)なSF短編 『俺と俺と俺』を紹介したいと思います。 < ストーリー > 俺は家に帰るところだった。 ドアを開け、自分の家に入ると 目の前に自分がいた。 俺の名前は黒田。 目の前にいる男も黒田だった。 2人で話を続けるが 生活環境は全く同じだった。 つまり、『俺同士で俺たち』だった・・・ 二人は夜中の公園でこっそり会う。 子供の頃の話から、自分の話を進めていくも 全く同じで、なぜ俺が俺たちになったのか 分からずじまいだった・・・ 話し尽くしてから「ひょっとして」と 俺たちは、ある出来事を思い出したのだった。 ■ 本日の1コマ ■ 個人的には、本作のような分身は きっと困り事だらけになりそうで ずっと苦労が付きまとうような気もしますが 黒田の気持ちも変わり、明るく楽しく物語は終わります。 私の推測ですが、F先生も「現実的には大変だろう」と 思いながらも、そこにスポットを当てるのではなく 少しファンタジー的な結末にしたかったのでしょうね。 F先生の子供心と遊び心が入り混じった Sukoshi-Fantasy なのかもしれません お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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