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テーマ:最近観た映画。(38812)
カテゴリ:『ドラえもん映画』
ドラえもん映画祭(神保町シアター)で
第2週 13日(土)に観た作品を 振り返りたいと思います。4作品鑑賞しました。 ■第9作 のび太のパラレル西遊記 1988年 好きな舞台を選んで、物語の登場人物になって遊べる 「ヒーローマシン」というドラえもんの道具は ファミコンからの発想だとうかがえますね。 画像もBGMもファミコンぽいです(笑) 時代を取り入れてます。 いつもドジなのび太ですが、「ヒーローマシン」のコンピュータは のび太を孫悟空に選びます。ちょっとスゴイですね。 今回は、のび太がヒーローです。 あとは、推測つくかもしれませんが しずかちゃん=三蔵法師、ジャイアン=猪八戒、スネ夫=沙悟浄 こうしたお約束?の設定になります。 西遊記のゲーム世界から、牛魔王が実世界(地球)に現れてしまい 世界が魔界になってしまうのが不気味です。 その後、いつも優秀で真面目な出来杉君が 鬼(妖怪)になっているのは、貴重?なシーンですね。 世界中の人間が、鬼になってしまいます。ちょっと怖いかも。 リンレイという謎の少年が、最後まで気になります。 ラストのジャイアンのセリフも熱いなあ~ ■第10作 のび太の日本誕生 1989年 手前から、のび太が生み出したドラゴン、ペガサス、グリフィン 映画が始まると「映画10周年」という文字が出ます。 (DVDやVHSでは、編集されて、出ないと思います) ドラ映画の節目であることを伝えてますね。 今まで「原作/脚本 藤子不二雄」だったものが 今回から「製作総指揮 藤子・F・不二雄」と変わりました。 そういえば、前作のパラレル西遊記では「藤子不二雄F」と 出ていました。当初は、「F」が最後についていたんですよね。 DVDやビデオでは編集されていますが、今回の映画祭では 当時のフィルムを使用しているので、こうした細かい部分まで 楽しませていただきました。 タイトルも「日本」とつき、ドラ映画の新境地がうかがえますね。 のび太たちは、自分たちだけの居場所(土地)を求めるも 日本は狭く、自由な土地はない。でも 大昔なら、土地は自由なはず。自分たちのものにできる!! そこで、ドラえもんたちが向かうのは、7万年前の日本だった!! しかし、そこには謎の精霊王ギガゾンビがいた!! そして、ドラえもんは、ドラゾンビと名乗って対抗する!! 動物を生み出すタマゴから、のび太が遊び心で ドラゴン、ペガサス、グリフィンを生み出したのは天才的です。 密かに、のび太の隠れた才能が光ります。 たまには、のび太のこういうシーンもないとね~ ■第11作 のび太とアニマル惑星(プラネット) 1990年 動物たちだけが暮らし 自然豊かでキレイで 争いもなく平和という 夢のような惑星が宇宙にはあった… そこの動物たちは、人間のように二足歩行で歩き 手には発達した指を持ち、文明も栄え進化していた!! のび太の家につながる、不思議なピンクの「もや」は 動物たちの星につながっており、長いこと解明されず 中盤まで、謎は深まります… 迷子の子猫ちゃんに、犬のおまわりさん。 手紙を読まずに食べてしまったヤギさん、などなど(笑) 精神年齢が低ければ低いほど、楽しめる場面ですね。 もちろん子供だけでなく 大人も深く考えさせる作品です。 平和の象徴の惑星・アニマル惑星(プラネット)に対比して 自然破壊の惑星・地球は問題だらけではないのか。 そんな、F先生のメッセージが潜んでいます。 決して、メルヘンだけのお話ではありません。 のび太が、1人で敵地に乗り込むシーンが出てきます。 運良く敵を倒し、相手の服を来て紛れ込みます。 ところが、目を覚ました敵が「スパイがいる」といい、騒ぎが起きる。 全員を整列させて、ひとり1人マスクを取っていきます。 そこには、のび太一人で、ドラえもんはいません。 のび太の番が近づいてきます。ここが一番ドキドキしましたね~ ■第12作 のび太のドラビアンナイト 1991年 ドラえもんの道具で、絵本に入り込んだ のび太、スネ夫、ジャイアン、しずかちゃん… しかし、しずかちゃんだけが絵本から戻ってこないうちに のびママに、絵本は燃やされてしまう… 絵本の世界なので どこでもドアでも、助けに行くことができないという大ピンチに!! アラビアンナイトの絵本に潜り込んだ、しずかちゃんの 接点を見つけるべく、ドラえもんたちはアラビアへ向かう。 しかし、ドラえもんのポケットが悪者に盗まれてしまうという ピンチ、ピンチの連続に。 それに怒ったジャイアンとスネ夫に、のび太が制する。 「ぼくたちの目的は、しずかちゃんを助けることだろ!!」 おぉ、のび太はいいことをいった!! 砂漠で炎天下の中、のび太は熱中症で倒れる。そして文句をいわずに のび太を背負うジャイアン。その姿に涙を流すスネ夫。 これが友情ですね。感動だなあ~~~ やがて、ドラえもんたちは、絵本の英雄シンドバッドに会います。 しかし、大人で歳を取っていたシンドバッドが、駄々っ子みたいな 醜く情けない姿を見せます。それにガッカリしたのび太が 「世界中の子供たちが、あなた(シンドバッド)に憧れているんですよ」 と、いかに本のシンドバッドがカッコよかったか語ります。 そして、自分を反省するシンドバッド… こういうシーン、いいですね。大人たちや父親も、身につまされる思いでしょう。 のび太くん、なんだか、いいセリフ多いなあ~ P.S.見た人全員が、笑って驚くシーンが、前半に一瞬あります。 これから、DVDでご覧になる方は、お楽しみに! ここも、劇場は沸きましたね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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