【映画に関する雑学】 |
●マトリックスちょっといい話
「マトリックス」シリーズで主役を演じたキアヌ・リーブスは、アクションシーンを一緒に作り上げた12名のスタントマンそれぞれに米国製大型オートバイ、ハーレー・ダビッドソンを贈ったそうです。また、映画の収益によって自身が得た利益の一部を特殊効果や衣装デザインなどそれぞれのチームに分配したという逸話もあります。 |
●最初のアカデミー賞
今年、77回を迎えるアカデミー賞ですが、第一回は、1929年5月16日に行われました。200名ほどが参加するこじんまりとした授賞式だったそうです。
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●アカデミー賞の対象作品の基準は?
アカデミー賞の対象作品の基準は何でしょうか?それは授賞式の前年の1月から12月の間にロサンゼルスにて1週間以上公開された全作品が対象となります。しかし、公開後9か月以内にテレビ放送されたドキュメンタリー作品は候補から除外されるという規定があります。
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●アカデミー賞は誰が選ぶ?
アカデミー賞は誰でも投票できるわけではありません。映画芸術科学アカデミーの会員の投票によって決まります。会員はアメリカの映画製作関係者や監督、俳優など約6000人から構成されています。映画のプロが選ぶ最も名誉ある賞として、毎年授賞式が行われています。実は、日本人の渡辺謙も去年会員に選ばれています。日本人の会員はもう一人いるそうですが、その名前は非公開です。
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●オスカー像って純金?
今年77回を迎えるアカデミー賞ですが、受賞者に贈られるオスカー像は純金製ではありません。実は、粘土に金メッキを施したものが贈られるそうです。したがって、金銭的な価値はほとんどないそうです。しかし、映画人にとって計り知れない価値があることは間違いありません。
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●裸のアカデミー賞事件
アカデミー賞と言えば、受賞後の生放送のスピーチが注目を集めますが、その生放送中に、とんでもない事件が起こったことがあります。第46回の1973年、スピーチする司会者の後ろを、こともあろうに全裸の男が右から左に横切ってしまったのです。もちろん生放送のため、そのまま放映されました。現在は、生放送とは言っても、意図的に5秒遅れで放映されるため放送事故に対して備えているそうです。
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●アカデミー賞のオスカー像の由来
アカデミー賞の時に手渡されるブロンズ像はオスカー像とも呼ばれています。これには由来があります。アカデミー賞は、アメリカ映画芸術科学アカデミーが主催しています。このアカデミーの図書館で働くある女性が、像を見たときに、「オスカーおじさんにそっくり」と言ったため、それ以来、オスカー像と呼ばれるようになったそうです。意外にも、映画産業とは何の関係もない人の名前が広く使われています。
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●魔女の宅急便の秘密
この「宅急便」という言葉は、ヤマト運輸の商標なのです。制作サイド側がヤマト運輸に相談したところ、ヤマト運輸側の計らいにより協賛という形で問題なく使用できるようになったそうです。
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●その男、凶暴につき
ヨーロッパで絶大な人気を誇る北野監督の初監督作品「その男、凶暴につき」は、最初は深作欣ニ監督が監督をする予定でした。しかし、多忙なビートたけしの拘束時間をとれないために、深作監督は監督を降りたのです。そこで、深作監督のシナリオを元にビートたけし自らが監督と主演を兼ね、深作監督とは別の演出をしたのです。この映画がなければ、今の北野監督はなかったかもしれません。
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●エージェント
トム クルーズ主演の映画「ザ エージェント」という映画があります。アメリカンフットボール選手の代理人としてトム クルーズが活躍するという話です。この代理人という職業は日本では馴染みがないですが、アメリカのプロスポーツの世界では一般的です。主に、年俸、契約金、CM契約などの交渉を選手の代理として行います。報酬は、年俸(または契約金など)の約5-20%が払われるそうです。日本でも、最近は有名な選手が代理人を通す場合がありますが、専門職の代理人ではなく弁護士が代理人として働くようです。
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●ハリウッド映画の制作費の秘密
最近のハリウッド映画は、制作費が100億を超える事も珍しくありません。この制作費はメジャースタジオが用意しているわけではなく、銀行が融資しているケースがほとんどです。できあがった映画を、さらに莫大な予算で宣伝し、世界中で放映するための配給権、関連グッズの販売権、TVへの放映権、DVDなどの販売権、などを売却する事で予算以上の利益を上げるのです。 |