カテゴリ:教育問題
8月11日付け読売新聞によると、大学受験予備校の明聖アカデミー(本社・東京都文京区)が業績不振のため全国7カ所の教室を閉鎖し、自己破産の手続きを進めていることが11日、わかった。
生徒数は明らかにしていないが、代理人の弁護士によると、授業料の返還も難しい見通しという。 競争激化で利益が減ったことや、借入金返済などで資金繰りが悪化し、10日、破産手続に入ることを決めた。教室は名古屋、岐阜、津、三重・四日市のほか、東京、京都、浜松にある。 民間の信用調査会社によると、同社は1990年設立。資本金3000万円。2005年12月期の売上高は約18億円。 三重県四日市市鵜の森の四日市校では、玄関のドアに張られた「自己破産のお知らせ」を見た生徒の母親(45)が「ほかの予備校に行くといっても、どうしていいのか」と困惑した表情で話した。同県鈴鹿市の高校3年の女子生徒(18)は「受験勉強をする場所がなくなった。高い授業料を払っていたのに」と怒りが収まらない様子だった。とのことだ。 8月11日付け産経新聞では、予備校「明聖アカデミー」(本社・東京都文京区)が業績不振のため、東京や東海地方の教室を閉鎖し、自己破産の手続きに入ることを取締役会で決めたことが11日、分かった。 弁護士によると、負債総額は約13億円。同社は名古屋市などで7教室を開いていたが、授業などは10日で打ち切った。生徒や保護者には、教室閉鎖を知らせる文書を発送する。 東京都文京区の東京お茶の水校が入るビルには「競争激化などによる利益幅減少、借入金返済の負担などが原因で、資金繰りがつかない事態となった。みなさまには衷心よりおわび申し上げます」との張り紙が張られていた。 信用調査会社などによると、同社は平成2年設立。資本金は3000万円で、従業員は約160人。としている。 このところ、大学予備校の自己破産が目立つ。大手だからといって安心できない。NOVAの問題もまだ解決していないし、教育機関を取り巻く環境は厳しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月12日 00時59分20秒
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